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私は公爵家の次女、ジュリエット。
お兄様が2人とお姉様が1人いる。
両親も兄姉も優しくて温かい人達ばかり。
そんな私には婚約者もいなければ恋人、好きな人もいない。
ただ1人…
ずっと忘れられない彼を除いて。
昔からパーティーは苦手だった。
ライトで明るく照らされた会場、着飾った参加者たち…
見てるだけで億劫だった。
そんな私の昔からの特技は、お父様にバレないように会場から抜け出すこと。
これは、今でも忘れられない…
彼と出会った日の話。
当時、私は6歳だった。
いつものようにパーティー会場を抜け出して私は庭に出ていた。
ジュリエット
ジュリエット
??
ジュリエット
振り向けば、同じ歳ぐらいの知らない男の子。
ジュリエット
??
ジュリエット
ロミオ
ジュリエット
ジュリエット
ロミオ
ジュリエット
ロミオ
ジュリエット
ジュリエット
ジュリエット
ロミオ
私達は長い間、2人で空を見ながら話していた。
ロミオの話は面白くて、もっと聞いていたいと思った。
ジュリエットの父
ジュリエットの父
ジュリエット
ジュリエット
ジュリエットの父
ジュリエット
ジュリエットの父
ロミオ
ジュリエット
ジュリエットの父
そう言うと私は手を引かれ、会場の方へ。
ジュリエット
ロミオ
ジュリエットの父
ジュリエット
ジュリエットの父
ジュリエット
ジュリエットの父
ジュリエット
ジュリエットの父
ジュリエットの父
ジュリエット
私の返事は聞かないまま、お父様は会場へ戻って行った。
気づけば私は階段に座って泣いていた。
ロミオ
ジュリエット
ロミオ
ジュリエット
ジュリエット
ロミオ
ロミオ
ロミオ
ジュリエット
ジュリエット
ロミオ
ジュリエット
ロミオ
あれから私達は1週間に1回ほどのペースで、私の庭で会った。
お父様にバレることも無く、私達は12歳になっていた。
ジュリエット
いつものように、バレないように、
庭の端で2人、座って話していた。
ロミオ
ジュリエット
ジュリエット
ロミオ
この国での純白のドレスというのは、ウェディングドレスの事で、令嬢達の憧れだった。
ジュリエット
ジュリエット
ロミオ
ジュリエット
ジュリエット
ロミオ
ジュリエットの父
ジュリエット
この時間、いつもはお仕事でいないはずのお父様がそこにいた。
ジュリエット
ジュリエットの父
ジュリエット
ジュリエット
ジュリエットの父
そういったお父様は、私の腕を無理やり引っ張って私を部屋に戻した。
ジュリエット
ロミオ
ジュリエットの父
お父様は冷めた声で彼に言い放った。
ジュリエット
私はロミオを好きになっていた。
だから辛くて…自室で1人、ただ泣いていた。
すると、バルコニーの窓の方から
コンコンコンッ
そんな音がした。
ジュリエット
恐る恐るバルコニーに出ると
ジュリエット
ロミオがいた。
ロミオ
ジュリエット
ロミオ
1度収まったはずの涙が溢れ出した。
私は泣きながら言った。
ジュリエット
ジュリエット
ジュリエット
ジュリエット
ロミオ
しばらく、私達の間に沈黙が流れた。
ロミオ
ロミオ
ロミオ
ジュリエット
ジュリエット
そう言って絡めた小指。
この日を最後にロミオは私の前から姿を消した。
侍女
ジュリエット
ジュリエット
私の侍女は、私がロミオの事が好きという事を知っていて、心の支えになってくれた。
侍女
私も少し前までは心のどこかで期待していた。
彼が…ロミオが迎えに来てくれると。
ジュリエット
でも彼を信じる気持ちは少し色褪せてしまった。
侍女
ジュリエット
そう、明日は私の17歳の誕生日。
そして、明日の誕生日パーティーで、私の婚約者が決定される。
ジュリエット
心の中でそう言って、私は1人で街へ出かけた。
ジュリエット
私は昔から街に出るのが好きだった。
この国で唯一、身分を気にせず過ごせる場所だから。
もちろん、変装をしていなかったら気づかれてしまうけど。
ジュリエット
ジュリエット
忘れられるのかな。
なんてことを考えていたせいで、通行人とぶつかってしまった。
ドンっ
ジュリエット
「いえ!僕もぼーっとしてましたから…」
ジュリエット
私はその声に聞き覚えがあった。
恐る恐る顔を上げてみると
ジュリエット
ロミオ
私がずっと待ち続けていた、大好きな人がいた。
ロミオを見た途端、これまで溜まっていた言葉や思いが全て涙と共に溢れた。
ジュリエット
ジュリエット
ジュリエット
ジュリエット
ジュリエット
ロミオ
ロミオ
ジュリエット
ロミオ
そう言ってロミオはまた私の前から消えた。
ロミオの言葉の意味がわからぬまま
私の17歳の誕生日パーティーとなった。
令嬢
ジュリエット
令嬢
ジュリエット
その時、会場の扉がゆっくり開いた。
そこには
ロミオ
ジュリエット
招待した覚えのないロミオがいた。
ジュリエット
呆然としている私に構わず、ロミオは膝をつき小さな箱を向けてきた。
ロミオ
ロミオ
ロミオ
ロミオ
ロミオ
箱の中ではリングが輝いていた。
ジュリエット
ロミオ
ジュリエット
ジュリエット
ロミオ
その言葉と同時にロミオは私を優しく包み込んだ。
4年前のとある夜会
ロミオ
ジュリエットの父
ロミオ
ロミオ
ロミオ
ロミオ
ジュリエットの父
ジュリエットの父
ロミオ
ロミオ
ジュリエットの父
ジュリエットの父
ジュリエットの父
ロミオ
出会った頃は幼くて何も出来なかった。
それでも私は諦めなかった。
その結果、またあなたと巡り会えた。
これは、とある国の王子様とお姫様のラブストーリー。