いつもの注意 ▼
注意事項は1話参照
※名前・名称やファンマ等をそのまま表記せず、 伏字でお願い致します。(桃、🩷等)
🩷
繋いだ手を再び強く握る桃瀬。
🩷
繋いでいない方の手も握りしめながら、 「ほんとはおれだって紫原とペアでバドしたかったの...」
俺は我に返り気づく。
また、無理して我慢してるじゃん...
みことからも聞いてたはずじゃねーか
適当に言ってるだけだから、 忘れてるからって言ったのは俺なのに、
俺の予想通り、なつは桃瀬に興味を持ち始め、 ここ数日よく絡みに行くのを目にしていた。
...今ならすちの気持ちも理解できる。
繋いでいる手を引き寄せ、 丸椅子に座っている俺の膝に対面して桃瀬を座らせる。
俺の膝に桃瀬を座らせ、彼の肩に顔を埋める。
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桃瀬の握りしめている左手を俺の右手で包む。
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🩷
俺と顔を合わせ、笑顔でそう言う。
またソレ
作り笑いか本当の笑顔かぐらい見分けつくっつーの
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🩷
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俺から手を離して、自分の顔を触る桃瀬。
桃瀬がこういう時、顔のどこかに触れる時は動揺。
それも知ってる。
再び桃瀬の両手を取り、
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🩷
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桃瀬は小学校の頃の話をしてくれた。
お節介、鬱陶しい、さっきも聞いた言葉だった。
違和感があったのはそれか...
🩷
だから紫原は怖くないよと俺の目を見て話してくれた。
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🩷
桃瀬は強いな
そうやって過去を受け入れて、今に繋げようとしている。
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🩷
言わないと伝わらないって。
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俺の膝の上で照れくさそうに前髪を触りながら微笑む桃瀬。
愛おしさが爆発するかのように、思い切り抱き締め思う。
この温もりをずっと感じていたいと。
オレンジに光る海をバックに、海岸沿いを2人で並んで歩く帰り道。
桃瀬の家まで少し遠回りの帰り道。
初めの頃は 遠くなるからと言って、なかなか家まで送らせてくれないから 体力つけるためにウォーキングしてるんだとか、 今日はいっぱい食べたからとか、 適当な理由を並べては無理やり後を着いて行ったようなものだった。
でも今は 理由を考える必要も無くなってきたようだ。
🩷
相撲部の飯盛くん、下の名前何だったっけなと 額に人差し指を当て考える素振りを見せる。
相撲部の飯盛くん誰だよ
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🩷
堤防の上を歩く桃瀬を俺はアスファルトから見上げる。
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自分達の身長よりも高い堤防。
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桃瀬の方に右手を差し伸べると、 眉を八の字にし、前髪を触りながら、 一瞬目を逸らしたかと思えば、 視線は俺の差し出した手に移り、
桃瀬の手が俺の手に触れたのを、 しっかりと握った瞬間だった。
海風なのも相まって、一際強い突風が襲った。
コメント
5件
おっとっと〜!?
え、なんか最後めっちゃやばそうなんですけど!?
けんか 収まって よかった です❕