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⚠夢注意⚠
玲王(幼少期)
ばぁや
見つけた、俺の将来のお嫁さん。
雨歌(幼少期)
俺を見た彼女はぱあっと笑顔になる。
こちらに手を振った時に見える、首元で銀に光るネックレス。
可愛くて美しい雨歌にとても似合っている。
玲王(幼少期)
前から彼女のことは知っていて、一目惚れしていた。
ばぁや
雨歌(幼少期)
2人が声をかける頃にはもう遅かった。
玲王(幼少期)
振り返ると、大型トラックが目の前に。
キキーッ!!
ドンッ!!
地面に体が打ち付けられて、車にぶつかられたんだな、とわかった。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
でも、実際そうではなくて。
振り向いた瞬間、傷だらけで頭から血が流れている雨歌が目に入る。
…ああ、俺は雨歌に庇われてしまったんだ。
ばぁや
玲王(幼少期)
俺はか弱い女の子に庇われてしまったというショックと、1番見たくなかった姿の雨歌を見てしまったというショック。
ばぁや
雨歌 父
雨歌 母
雨歌(幼少期)
ばぁや
雨歌 父
ばぁや
雨歌の両親が鈍い音を聞きつけて家から出てきては、雨歌の無惨な姿を見て絶望していた。
玲王(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌 父
玲王(幼少期)
雨歌 母
雨歌 父
玲王(幼少期)
雨歌 母
雨歌 父
玲王(幼少期)
雨歌 父
雨歌 母
玲王(幼少期)
雨歌 母
雨歌 父
雨歌の両親は俺を怒ることはなかった。
逆に、笑顔で接してくれた。
悲しい素振りも、怒る素振りも見せなかった。
俺がしたかったことをお願いにしてくれた。
あの日から、俺は毎日雨歌の入院する病院へお見舞いに行った。
ガラララッ
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
俺は雨歌が入院してから、毎日雨歌の病室に通い続けた。
雨歌と一緒に行かなくなった楽しくない学校での疲れも雨歌と話すことで全部取れていった。
これからも、雨歌が退院するまで通い続けるつもりだった。
だけど…
2年後
いつも通り学校終わりに雨歌のいる病室に行った夏の日。
玲王(幼少期)
雨歌が、アメリカに行く。
病室に入って突然告げられたこと。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
御影コーポレーションにも眼科専門の病院はある。
どんな目の病気でも簡単に治せるくらい技術は高い。
なのになんで…。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
月城財閥の大企業「MOON」は近年大きな発展を遂げているらしく、近々海外進出するらしい。
玲王(幼少期)
俺は彼女と離れたくないが為か、声を張り上げた。
雨歌(幼少期)
彼女はそんな俺を見て悲しい顔をして言った。
自分が雨歌を悲しい顔にさせてしまった、という罪悪感と、彼女との別れのショックが心から沸々と込み上げてくる。
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
彼女も突然のことで動揺しているはずなのに、そんな素振りは一瞬も見せず明るく振る舞っていた。
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
彼女は悲しい顔をしながらも俺の背中を擦ってくれる。
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
泣きじゃくる俺らの声を聞きつけた看護師さんが、雨歌の専属付き人を連れてきてくれた。
如月聖那(雨歌の専属付き人)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
如月聖那(雨歌の専属付き人)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
如月聖那(雨歌の専属付き人)
聖那さんは、泣き止むまで俺と雨歌の背中を擦ってくれた。
如月聖那(雨歌の専属付き人)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
如月聖那(雨歌の専属付き人)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
如月聖那(雨歌の専属付き人)
ガラララッ
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
それから俺と雨歌は3時間くらい他愛もない話をした。
出会った時の話、雨歌が俺を好きになるまでの話、俺の学校の話、雨歌の入院の話。
とにかく、色んな話をした。
そしてさっきは3を指していた短い針が6を指していて。
ガラララッ
ばぁや
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
ばぁや
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
ばぁや
雨歌(幼少期)
ばぁや
雨歌(幼少期)
ばぁや
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
ばぁや
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
そうして俺は、病室を去った。
翌日。
8月12日。
俺の”誕生日”。
そして雨歌の”誕生日”。
時計の針は6を指している。
俺はパーティー会場にいた。
しっかりとした白のスーツを着て、専用の席に座る。
雨歌 父
雨歌のお父さんからの挨拶から始まって、食事。
俺はすぐ雨歌の元へ向かった。
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
白くてキラキラ光るドレスを纏った雨歌は、俺が今まで見てきた中で1番美しかった。
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
それから俺と雨歌は食事をしながらまた他愛もない会話をして、笑い合った。
そして、6の針を指していた短い針はもう11を指していて。
長い針は9を指していた。
玲王(幼少期)
そろそろだな、と気付いて顔が一気に暗くなったのが自分でもわかる。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
雨歌 父
雨歌 母
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
困惑する俺の腕を引っ張る雨歌に身を任せた。
実は俺もサプライズがあるのを隠して。
玲王(幼少期)
雨歌に連れてこられた場所はバルコニー。
深みのある青い空には、細々した星が散りばめられていた。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
それから俺らは5分くらい、最後の他愛ない会話をした。
そして、終幕まであと10のカウントダウン。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
俺と雨歌は笑いながら小指を絡めた。
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
そして終幕まで5分前。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
そして俺は雨歌に背を向ける。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
首に、冷たい感覚がした。
雨歌(幼少期)
雨歌にそう言われて、前を向いて首にある物を触る。
玲王(幼少期)
俺の首にかかっていたのは、雨歌が今日つけていた銀に光るネックレス…のもう片方。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
俺が指を差した場所は、一歩踏み外したら海に落ちてしまうところ。
つまり、月と星が1番見えやすいところだ。
雨歌がそこに立ったのを確認して、俺は後ろを振り向く。
雨歌(幼少期)
そしてポケットから小さな白い箱を取り出し、雨歌の正面へ行く。
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
そして俺は雨唄に跪き、小さな箱を開ける。
玲王(幼少期)
結婚してください!!
雨歌(幼少期)
よろしくお願いします!!
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌に差し出された左手をそっと取り、薬指にダイヤモンドが銀に光る指輪を嵌めた。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
俺は自分の左手薬指に嵌めてある指輪を外して雨歌に見せた。
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
そして、終幕まで10秒前。
俺は雨唄を抱きしめる。
玲王(幼少期)
愛してる!!
雨歌(幼少期)
愛してる!!
玲王(幼少期)
雨歌(幼少期)
終幕の鐘が鳴る。
それと同時に、俺と彼女は、抱きしめあいながら月明かりの下で最初の口づけをした。
月の下にはちょうど、
”レグルス”
が、月に負けぬ勢いで輝いていた。
そうして雨歌は、翌日に日本を去った。
空港で彼女は言った。
”大きくなったらまた会いに来て。”
”その時にまたプロポーズしてね”
…と。
それから7年後。
雨歌の両親はアメリカでパーティーの最中に巻き込まれて亡くなった。
雨歌も巻き込まれたが、幸い一命は取り留めたのこと。
だが、両親の急な死のショックで視力を失ったそう。
今すぐにでも雨歌に会いに行きたかった。
抱きしめたい。
2回目の口づけをしたかった。
だが俺は、今はどうしても行けない。
だって、
”青い監獄”にいるのだから。
そこから5年。
雨歌に会うために1年サッカーを休んだ。
だが、雨歌の行方はわからなかった。
日本に帰ってきたのは知っていたが、探しても探しても、見つけることはできなかった。
そして、今も探し続けている。
どんなに探しても、見つからなかったのに。
あんな形でまた、
2度目の口付けをしてしまうなんて。
しあ
しあ
しあ
しあ
しあ
雨歌(代理ちゃん)
しあ
雨歌(代理ちゃん)
しあ
しあ
しあ
⚠あてんしょん ・口調迷子 ・少々捏造あり ・年齢の進み早め ・亀更新
しあ
〜人物設定〜
月城 雨歌(ツキシロ ウカ) 22歳。月城財閥の真の社長。 8月12日生。身長165cm。AB型。 二卵性の双子の姉がいる。 玲王のことを世界で1番愛していたが…。 5歳の頃、お見合いで玲王と出会い、一目惚れされる。 猛アタックされるにつれ好きになり、6歳で玲王と婚約する。 8歳の頃、事故で重体になり病院へ搬送され、即手術を受ける。 無事手術が成功して入院をする。 10歳の頃、目の病気&月城財閥の大手企業「MOON」の海外進出によりアメリカへ行くことが決まる。 10歳の誕生日、玲王にプロポーズされる。 その翌日、アメリカへ渡る。 15歳の頃、アメリカでパーティーの火災に巻き込まれ、重傷を負う。 両親と視力を失う。 17歳の頃、日本に帰ってくる。 それ以降、月城財閥の真の社長。
玲王(幼少期)
雨花
如月聖那(雨歌の専属付き人)
しあ
しあ
しあ
おつしあ〜!!