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「見てくれている」貴方へ

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「見てくれている」貴方へ

第1話 - いつも通りの背景

40

2023年07月11日

#フォロワー○○人突破

#貴方へ

電気ケトル※只今休暇中

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ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ…

何気なく電話ボックスに入ると、いきなり公衆電話が鳴った。

貴方は『公衆電話から掛かってくることなんてあり得るのか…？』と思いつつ、恐る恐る受話器を取る。

？？？

あ、ぁ、もしもし〜？

？？？

聞こえてる〜？お〜い？

受話器から、低いとも高いとも言いづらい声が聞こえてくる。

突然の出来事に驚き、受話器を落としそうになる。

？？？

あ〜、君、受話器、落としちゃだめだよ

？？？

ん？あ〜、別に、君のことは『見えてはいない』よ

？？？

ただ…

？？？

キミは『見てくれている』んでしょ？

？？？

あぁ、わけわかんないよね

？？？

それでいいの。

？？？

ただ、

？？？

感謝、したくってさ

？？？

俺のことを見てくれた人が16人もいるんだ！

？？？

中にはそうじゃない人もいるかもだけど…

？？？

コメントくれたり、フォローしてくれたり、ハート押してくれたりする人が二桁もいるんだ！

？？？

それって、すっっっごい嬉しい！

？？？

突然な話でごめんねぇ…

？？？

でも…

？？？

こんなくだらないお話を、

？？？

まだまだ未熟で全然下手なお話を

？？？

見てくれて、本当にありがとう！

？？？

すっごい下手だし、

？？？

投稿ペースは全然になると思うけど…

？？？

これからも、コメントとかしてくれると嬉しいですわｧ…

？？？

俺は、全然世の中のこと知らないけど…

？？？

これからも、よろしくお願いいたします。

？？？

心を込めて。

？？？

7/11、『バリトン』

そんな手紙のような一文で、電話は切れた。

あまりにいきなりのことに、もはや幻覚かすら疑いつつも、電話ボックスから出て、家へと足を進める。

ふと振り返り、電話ボックスを見る。

周りに人のいない電話ボックスには、

何処か虚しさが残っていた。

しかし、

貴方はどこか感じていた。察していた。

またあの電話が掛かってくることを。

貴方自身の背景が知りたかったら、『あらすじ』を見てください。