日々成長していく君と

なにもできずただただ時間が過ぎていくだけの俺

それでも変わらず君は笑顔を見せてくれる

俺は、何も変われないのに

…やっぱり俺に愛想尽かして…

いや

考えたくなかった

帰り道、偶然ぷりちゃんを見かけた

振り返る顔からは哀愁が見受けられた

分かっていたのに、聞いてしまった

嫌な予感がした

やっぱり

本音は漏らさない、絶対に

『またね』じゃないのは、もう会う気は無い、ということなのだろうか

帰って早々ソファに倒れ込む

これで俺とぷりちゃんの関係は完全に切れた。…切れてしまったのだ

涙が出てきた

自分から好きって、ずっと好きでいるって言ったくせして

未来に思いを馳せていたくせして

自分が先に幸せになるなんて

俺は君のせいで、君しか見れなくなったのに

君のせいで、君のせいで…

全部君のせいにしてしまう自分に嫌気がさす。君は何も悪くないのに

外は俺の心を嘲笑うかのように雨が降り仕切っていた