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伊予(借)
必死に走る
全ては姫様の為
いや、私の為…ですかね
姫様を失いたくないから
それだけの為に走るんです
そういえば此処は…
桜集神城じゃないですか
今は冬なのに
桜が躍る様に舞っている
あれ、あの影は…⁇
愛媛
いつもの姫様が居たような気がした
愛媛
…姫様ッ…
変わってしまったけれど
伊予(借)
伊予(借)
伊予(借)
伊予(借)
愛媛
彼女は、花弁に体を包まれながら
立ち止まって
振り向いて
笑ってくれました
桜木の一本道は
私達の為だけに有るかの様に
その時、強い風が吹いて
目の前の花弁が左右に散りました
レンガの道導の先には、貴方がいるのがハッキリ分かりました
「行け、行くんだ」
と言わんばかりに追い風が強く吹いて
私の背中を押しました
彼女は、必ず戻ってくる
きょうのみち 郷の道
一歩一歩噛み締めて歩く
貴方はそんな私をジッと
見つめていました
桜なんて気にせず、私だけを
ずぅっと見ていました
愛媛
愛媛
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