主
主
主
主
クソ女1
クソ女2
そう言ってバケツを振り上げる女子。肌が冷たくなるとともに、僕の心は絶望に満ちていく。 これは、僕が小学生の頃の話。
クソ女3
女子のかわいた笑いが、やけに教室に響く。あの女子たちもこいつらの仲間だろうか。 まぁ、僕に仲間なんて一人もいないけど。水をかけられても平然としてる僕に女子たちはしびれを切らしたようで一人の女子が違う女子に何やら耳打ちをする。
ころん
目にかかった前髪で、よく見えないが、やたらと女子たちがニヤニヤしている。
ころん
後ろに気配を感じ振り返ると、またバケツを振り上げる女子がいた。
バケツの中を見ると、今度は湯気がたちのぼり、少しふっとうしているようにも思える。
逃げたいのに、足が動かない
ころん
バシャッッ!
ころん
絶対、人にかける温度じゃない!
お湯をかけ終わった女子は、僕の横を通って、
お湯をかけてきた女子
と、一言。
クソ女2
クソ女1
ころん
僕は唇を噛む。ものすごい後悔に襲われる。
信用しなきゃよかった。こんな能力、なければよかった。
主
主
主
主
主
主
主
次回 #1 始まりの出会い
コメント
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続き楽しみにしてます!