Attention
・運営4人×みどりのBL短編作品。 ・微モブみど、セクハラ、///照れ表現あり。 ・最終的にらだ×みど要素が強くなります。 ・学パロ、コメディの内容となっております!
可愛すぎるがゆえのみどりくんの戦いをご覧ください…(^^)
らっだぁ
ばどきょー
コンタミ
レウクラウド
みどり
みどり
朝、母に見送られて、家をあとにする。
俺の通学路は普通とは違く、
人気を避けたこの路地である。
みどり
みどり
どうして人気を避けているかって、
その理由は俺の見た目から来る。
みどり
みどり
そう、俺はとてつもなく美青年なのである。
ナルシストなんかではなく、本当に顔がいい。
このチートアビリティのせいで、今まで被った苦労は数え切れないほどある。
なので、トラウマのある俺はこうして密かに登校をしている。
みどり
みどり
気怠げに歩みを進めると、やがて、路地に終わりが見えてくる。
みどり
その先に待っているのは、とても開けた駅前広場。
まさに地獄だが、こんなのはまだ序の口である。
『ねぇ、あの子かわいくない?』
『連絡先聞いてきてよ』
『だめだよ、まだ高校生じゃん』
みどり
また誰かが、俺をそういう目で見てる。
人気のある場所へ出てしまうと、かならず好奇の目にさらされてしまう。
みどり
今は高校生という立場に守られているけど、大人になったらそうはいかない。
みどり
俺は呑気なことを考えながら、改札を通った。
駅のホームに立って、スマホで時刻を確認する。
みどり
みどり
レウさんは俺の同級生。包容力がある母性高めの優しい人だ。
レウさんは次の駅から乗ってくるので、運が良ければ一緒に登校ができる。
狭っ苦しい電車の中で、レウさんは俺にとっての癒やしである。
みどり
みどり
何が問題なのかはさておいて、さっきから俺は背後の気配が気になって仕方ない。
みどり
実は駅に着いた頃から、サラリーマンらしい見た目の男が俺のあとをつけていた。
勘違いかと思ったが、俺が場所を変えれば男もそれについてくるので、故意犯だ。
みどり
ここまで明らさまにストーカーをされるのは初めてで、どうすればいいか分からない。
みどり
みどり
悩んでいるうちに、電車がホームへ到着してしまった。
電車の中はいつもどおりすし詰め状態。けれど、俺は乗り込むしかなかった。
みどり
俺は今、固い電車の壁と人の群れにサンドイッチされている。
くわえて、さっきの男が俺の背後にぴったりと密着している。
みどり
目的地までまだ何駅もある。その間、俺はこの痴漢に耐えなければいけない。
ここで声を上げて助けを求めてもいいが、面倒ごとはご免だ。
『ハァ…ハァ…』
みどり
耳元にかかる息が生温くて、それだけで身の毛がよだつ。
男の手が俺の体を上から下へ、やらしい手つきで滑っていく。
みどり
《次は〇〇駅、〇〇駅〜》
車内アナウンスが聞こえて、俺はすぐさま自動ドアに視線を向ける。
ぞろぞろと乗り込む人混みの中に、派手な朱髪のレウさんを見つけた。
みどり
レウクラウド
俺はレウさんと目が合い、見つけてもらえたことに安堵する。
これで、気持ち悪い痴漢から開放される。
レウクラウド
みどり
レウさんは俺のこの状況に気付いたようで、すぐに真面目な表情に変わった。
レウクラウド
みどり
狭い空間で急に手を掴まれて、レウさんのほうへ引き寄せられる。
俺は痴漢から糸も簡単に開放され、レウさんの腕の中に優しく包みこまれた。
みどり
レウクラウド
小声で優しく、俺の耳元で囁く。
それが何ともこそばゆく、同時に心拍数が上がっていく。
みどり
レウクラウド
レウクラウド
みどり
レウクラウド
レウクラウド
みどり
レウクラウド
ときめいたのも束の間、俺はレウさんの案を一蹴した。
レウさんの問題というのが、俺に対する母性が強いことである。
みどり
レウクラウド
レウクラウド
レウクラウド
みどり
レウさんは俺のことになると、いつもの落ち着きがどこかへ消え去る。
ただ、不安なとき、怖いときはとても心強いので、否定しきれないのである。
目的の駅に着いたあと、俺とレウさんは一緒に学校まで歩いた。
レウクラウド
みどり
レウクラウド
レウクラウド
『あ、委員長いた!もう会議の時間ですよ〜!』
誰かが校舎の窓から身を乗り出して、レウさんに向かって叫んだ。
すると、レウさんの顔はみるみる青ざめた表情に変わっていった。
レウクラウド
レウクラウド
みどり
レウクラウド
レウクラウド
みどり
レウクラウド
レウさんは慌てて校舎内へ駆け込んで行った。
その後ろ姿を見ながら、俺は少し寂しい思いにかられた。
みどり
みどり
『あ、姐さんじゃないスカ!』
みどり
みどり
声のするほうへ振り向くと、そこにはきょーさんの取り巻きくんがいた。
『姐さん、今日も美しいッス…!』
みどり
みどり
『兄貴なら、さっきセンコーに呼ばれてたッスよ』
きょーさんはこの地域一の不良で、喧嘩は誰にも負けないほど強い。
この取り巻きくんはきょーさんの子分で、俺をなぜか『姐さん』と呼んでくる。
みどり
『じゃあ、俺失礼するッス!』
みどり
取り巻きくんは購買店へ走っていった。きっと、きょーさんのパシリだろう。
ばどきょー
みどり
みどり
ばどきょー
みどり
ばどきょー
みどり
ばどきょー
みどり
ばどきょー
みどり
ばどきょー
きょーさんは大きな手のひらで、俺の頭を雑に撫でた。
レウさんに続き、きょーさんとはこういった甘々な会話が生まれてしまう。
みどり
ばどきょー
みどり
俺が拒んでも否応なしに甘さは展開される。それほど、きょーさんの言葉が甘い。
まるで恋人のように接してくるので、俺はこれにどうしても慣れない。
ばどきょー
ばどきょー
みどり
ばどきょー
もう何も言い返せないので、俺は足早に教室へ向かった。
みどり
ばどきょー
ばどきょー
意外と、まんざらでもない俺がいる。
教室前に着き、扉を開けて中へ入る。
ざわざわ…
俺が入ってくるや否や、クラスが騒がしくなる。これはいつものことだ。
ばどきょー
ばどきょー
みどり
ばどきょー
みどり
きょーさんはひらひらと手を振りながら、教室をあとにした。
『みどりくん、おはよう』
みどり
『あ、あのね…渡したいものがあるの…!』
きょーさんがいなくなると、一人の女子が俺に話しかけてきた。
みどり
手には小さな包箱を持って、恥ずかしがっている。
『こ、これ…!どうぞ!』
みどり
みどり
包箱を受け取ると、その子は嬉しそうに席へ戻っていった。
みどり
桃色の包みに、赤色のリボン。きっと、そういうつもりで俺に渡したのだろう。
みどり
コンタミ
みどり
コンタミ
みどり
みどり
コンタミ
コンタミ
どこからともなく現れたのは、コンちゃん。廊下側の窓枠で頬杖をついている。
みどり
みどり
コンタミ
コンちゃんは忍者のように気配を消して、神出鬼没にどこにでも現れる。
ミステリアスで、どこか妖しい雰囲気を漂わせている、掴みどころのない人だ。
くわえて、大のイタズラ好きである。
みどり
コンタミ
みどり
それから何となく、俺は包箱を開けた。中身はチョコクッキーだった。
みどり
コンタミ
みどり
コンタミ
コンタミ
コンちゃんの言葉を無視して、クッキーを一口ほおばる。美味しい。
みどり
コンタミ
そう言うとコンちゃんは、俺に顔を近付けてきた。
口移しをされるのかと思ったが、すぐに顔は離れていった。
みどり
コンタミ
みどり
コンタミ
コンタミ
みどり
コンタミ
コンちゃんは表情をニマニマさせながら、ご機嫌に体を揺らしている。
隙だらけなのか俺はいつも不意を突かれて、イタズラの罠にハマってしまう。
みどり
コンタミ
コンちゃんは俺より、一枚でも何枚でも上手なのだろう。
ふとコンちゃんの隣を見ると、窓に張り付くらっだぁの姿があった。
らっだぁ
コンタミ
みどり
らっだぁ
声はいつもの調子ではあれど、顔の表情は不機嫌そうである。
さっきの一部始終を見ていたようだ。
らっだぁ
コンタミ
二人の目線の間に、バチバチと見えない雷のようなものが見える。
らっだぁ
コンタミ
みどり
らっだぁ
みどり
コンタミ
みどり
コンちゃんはこう見えて、もの知りだったりする。
らっだぁ
みどり
らっだぁは教室に入ってきて、大の字で俺に迫ってきた。
避けようかと思ったが、考えている間に腕の中に捕まってしまった。
らっだぁ
みどり
他の皆にはこんなことないのに、らっだぁにだけ反抗心が湧いてくる。
人から好かれるのは慣れているのに、どうしてか、らっだぁだと緊張感を覚える。
らっだぁ
みどり
すり寄って抱きしめてくるらっだぁを、両手で押し退けようとする。
コンタミ
らっだぁ
らっだぁ
みどり
急な質問に、俺は言葉を詰まらせる。答えは決まりきっているが、口にしたくない。
コンちゃんは楽しそうに笑っていて、俺の心の中に気付いているようだった。
みどり
コンタミ
らっだぁ
らっだぁは俺とコンちゃんの顔を交互に見て、分かっていない様子だ。
みどり
みどり
みどり
らっだぁ
コンタミ
コンタミ
絞り出した嘘をくつがえすように、すかさずコンちゃんが上書きする。
らっだぁ
みどり
らっだぁ
俺が何も言えずに下を向くと、調子に乗って上ずったらっだぁの声が聞こえてくる。
みどり
らっだぁ
みどり
らっだぁ
みどり
らっだぁ
みどり
俺はどうしようもなくて、つい声に出して叫んだ。
みどり
らっだぁ
俺はぽかんとするらっだぁを突き離して、自分の席へ向かった。
らっだぁはひと呼吸おいてから、みるみる表情を満面の笑顔に変えた。
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁはさらに声を上ずらせて、席に座る俺を後ろから抱きしめてくる。
らっだぁ
みどり
ばどきょー
らっだぁ
ちょうど戻ってきたきょーさんが、らっだぁの頭にチョップを食らわしてくれた。
『みんな、席に着け〜』
その直後、先生がやってきて、授業がはじまった。
それからと言うもの…。
レウクラウド
コンタミ
レウクラウド
レウクラウド
レウさんは指差しながら、コンちゃんに相談する。
その指の先には、俺にちょっかいをかけるらっだぁがいた。
らっだぁ
みどり
らっだぁ
みどり
らっだぁ
らっだぁ
みどり
らっだぁ
みどり
らっだぁ
らっだぁ
みどり
授業に集中しようとしても、らっだぁが邪魔してきて、全く学習にならない。
でも、心が満たされているのは確かで、悔しいけど幸せである。
ばどきょー
コンタミ
レウクラウド
『そこ3人、私語はつつしみなさい』
きょー/れう/こん
らっだぁは、俺のツボにハマった唯一の人。初めて出会ったときからの憧れ。
その間の抜けた性格からは想像できない、凛々しさや温かさがある。
みどり
みどり
らっだぁ
みどり
らっだぁ
みどり
らっだぁ
おしまい🤘
どぅん
どぅん
コメント
4件
リクであの運営×らっだぁ行けますか?、内容はシェアハウスでらっだぁに過保護すぎる運営見ないな感じがいいです!
リクエストお願いしやす!! らだぴくで罰ゲームオナシャス!!無理しなくて良いですよ!
リクエストさせていただきます‼️ ぺんぴくでぴくとさんが1日甘える的な感じにして欲しいです! 嫌でしたら大丈夫です(・∀・)ゞ