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流星side
クラスに入ると、一斉にみんなが こっちを見てくる。 えっ...僕...何かしたかな。
僕の顔に何かついてる...?
先生
先生
......。
名前を言えばいい...?のかな。
流星
先生
謙杜
長尾side
入学式も終わり... しばらく経って、 学校にも慣れてきた頃
俺のクラスに転校生がやってきた。
白く透き通る肌に、青く輝いた瞳。
そして可愛らしい顔立ち。
パッと見ると男の子か女の子か 分からないほど。 でも、名前や制服から...して、 多分男の子。
その美しく、可愛らしい君に... 俺もクラスのみんなも息を呑んだ。
先生
えっ...!俺の隣の席でいいの? やった!
謙杜
俺はつい嬉しくなって 大声で流星くんを呼ぶ。
急に呼ばれておどおどしながら 近づいてくる君も...また可愛らしい。
謙杜
先生
謙杜
俺のクラスでのキャラは 五月蝿くて元気な感じ。 自分で言うのもあれだけど、 ムードメーカー的な存在。
そんな俺の隣に来た流星くんは、 まだどこか緊張している様子。
後で話しかけてあげないと...。
もっともっと、 君のことを知りたいから。
流星side
先生の話が終わると... 鐘が鳴ってみんなソワソワ 自由にし始める。
今の時間は...何?
謙杜
隣の元気すぎる男の子が 僕に話しかけてくる。
長尾...くんか。
流星
何を言っていいか分からない僕は 名前を繰り返すばかり。 そんな僕を見ても、長尾くんは笑顔で 微笑んでくれる。
謙杜
流星
人間で暮らしていたと言えども 祖母さん以外の人と話すのは ほぼ初めて。
そして、半年前に生まれた僕は あまり言葉を話すのも上手くない。
何か言わなきゃ...そう思って、 アワアワする僕を見て、 また長尾くんが笑ってくれた。
謙杜
流星
謙杜
流星
謙杜
あっ...伝わった。
こんな感じで、話せばいいんだ。
ちょっとコツが分かってきて 僕も少し安心する。
ちょっとずつ...こっちの世界のことを 知っていかないと。