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今日は会社の人たちと飲み会。 私はお酒が飲めないから、 先輩や上司のお酒を注いだり、注文をさせられるばかり。
上司
◯◯
先輩
◯◯
普段お仕事してる時は、皆んな普通にいい人だけど、、 一部の先輩はこうやって悪ノリをする。しかも女性社員は私だけ。 苦手だな……
先輩
◯◯
奨くん
◯◯
先輩
奨くん
先輩
奨くん
◯◯
奨くん
先輩の與那城奨さん。 私より3ヵ月前に入社している。 面倒見が良くて、私が入社したての時も、 仕事の手順とかを丁寧に教えてくれた。 (苦手な)先輩より年下なのに、いつも悪いと思ったことは 意見してて、凄い。
◯◯
奨くん
奨さんって、こういうイケメン台詞を 何の下心も無くさらっと言う。 正直ちょっとやめてほしいんだよね笑 ………好きになっちゃうから、。
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
奨くん
先輩
上司
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
別れた直後。 奨先輩が走ってきて、ぎこちない手つきで 服の袖を掴まれた。
◯◯
奨くん
◯◯
あまりにも距離が近くて、恥ずかしさに 思わずその手を振り切ってしまう。 …そして、テンパっていたのか 奨先輩の「可愛い」という言葉が、今脳に届いた。
奨くん
◯◯
やばい。今絶対顔赤い。 内心はとてつもなく嬉しいのに、奨先輩に見られているのが恥ずかしくて、 つい素っ気ない対応になってしまう。
◯◯
奨くん
はぁ…またやってしまった、、 とてつもなく嬉しいのに…! 奨先輩ともっと話したいのに…! 後悔の念が押し寄せる。
◯◯
そんなことを考えながら歩いていたら、いつのまにか 駅をすっかり通り過ぎた所に来てしまっていた。
◯◯
23:40
◯◯
やばい。 終電逃した。 この地域はそんなに都会じゃないから、 終電の時間が早い。
◯◯
………………………静かすぎる、、 見慣れた町なのに、凄く怖い。 車がちらほら見えるけど、ひと気はゼロ。 奨先輩が言ってたけど、まじで夜道気をつけなきゃな…。
不審者
◯◯
……気のせいかな? 後ろに人がいる気が、、 でも振り返るのは怖い。 早く歩こう。
◯◯
不審者
やばい、やばい、 本当につけられてる…⁈ しかも、結構近い…!泣 どうしよう?! ……そうだ、奨先輩!
-奨side-
奨くん
♪
奨くん
奨くん
-◯◯said-
◯◯
◯◯
不審者
◯◯
奨くん
不審者
奨くん
不審者
ピーポーピーポー🚨
警察
不審者
奨くん
◯◯
ぎゅっっ
◯◯
一瞬、何が起こったのか分からなかった。
奨くん
奨先輩に、ハグされている。 異常な速さで心臓が動く。
奨くん
奨くん
低くて優しい奨先輩の声が、 耳元で響く。
◯◯
奨くん
◯◯
震える声で応答すると、さっきよりも強く抱きしめられた。 奨先輩の大きくて暖かい体に包まれ、自然と体が緩む。 そのせいなのか。同時に恐怖と緊張が解け、気づいたら涙が頬を伝っていた。
奨くん
◯◯
奨くん
泣き顔を見せたくなくて、また下をむいてしまう。 あんなに反省したはずなのに…。
◯◯
奨くん
やさしく腕を掴まれた。
私は反射的に前を見た。
◯◯
目の前に奨先輩の顔があって、思わず目を見開く。
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨先輩は、こんなにも私を気遣ってくれていた。 ひとつひとつの言葉が心に沁みて、 また涙が出そうになる。
◯◯
奨くん
って奨先輩は、優しく頭を撫でてくれた。
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
◯◯
奨くん
ータクシー内ー
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
運転手
◯◯
奨くん
運転手
◯◯
奨くん
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
◯◯
奨先輩は私の正面に立って、 私の手を大きな両手で包み込んだ。
奨くん
◯◯
奨くん
奨先輩は、言葉を重ねていくうちに みるみる顔が赤くなっていく。 …そして、覚悟を決めたように顔を上げて
奨くん
◯◯
奨くん
手を握られたまま、体が動かなかった。 頭が真っ白になって、しばらく奨先輩の綺麗な瞳に吸い込まれるように 見つめていた。
15秒程経って、我に返った。
◯◯
奨くん
奨先輩の目元が緩み、笑みがこぼれた。
◯◯
言い終わってから、体がさっきよりずっと軽くなった。 …やっと、この気持ちを言えた!
奨くん
そして、どちらともなくハグをした。 さっきのハグよりずっと暖かくて、心地よい。 大きな背中に手を回して、目を瞑った。
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
自分から言ったのに、いざ名前だけで呼ばれると 恥ずかしくなって、奨先輩の体に顔をうずめた。
奨くん
◯◯
奨くん
◯◯
◯◯
奨くん
◯◯
奨くん