『参加型』　全ての事実を知る者

ﾄﾞｻｧ

主人（全ての事実を知る者）は急にその場に倒れ 皆んな心配して起こそうとユサユサとするが起きなかった

主人（全ての事実を知る者）はしおんに抱っこされて連れ イルハはヤレヤレとした顔でしおんについて行き、 リクはしれっとついていき、 夢は手を挙げて大喜びしてついて行った

家につきソファーの上に寝かせた

主人（全ての事実を知る者）は涙を浮かべ泣いていた それは、本人は気づいておらず、ビクビクと怯えていた その姿を見て皆は驚いていた

皆、困惑してどうしたらいいのか 分からなかった

主人（全ての事実を知る者）は 顔を下に向け泣いていた

主人（全ての事実を知る者）の心の中は… 【大罪人】 と言う言葉で埋め尽くされていた 彼女は【罪】を犯した 【大罪人】 である それはそうだろう ‘迷惑’しか‘かけれない’ そんな “存在” だから

‘他人’を傷つける “存在” だから

生きてるだけで 【犯罪者】 なる“存在”だから 彼女は苦しみ続ける… 【罪深き】 “存在”だから だって、だって… あの子は…主人（全ての事実を知る者）は… 自身のことを “死んで当然の存在” だと、もう何年も思い続けていたのに…

いつか…皆んなには終わりがくる… それは、とある“世界”にいる ［あの人］ にもだ

辛く、人生を諦めた子 傷に傷が覆い被さる 心が無くなった子は この世にいらない

でも、“運命”はもう変えられないのかもね ずっと ずっ〜と “ある人”は近くで見守ってるよ