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【Poppy Playtime】生い立ち。

第6話 - ポピー②

2022年12月08日

#Poppy Playtime

#ポッピープレイタイム

#ポピープレイタイム

Fluid/傘立て

Fluid

みなさん！お久しぶりです！

Fluid

最近やっと忙しくなくなったのでまた浮上できるようになりました！

Fluid

というわけで注意事項です！

Fluid

・Poppy Playtimeのキャラ達の生い立ちです
・いじめ、家庭環境の悪さ、差別、鬱など注意
・障害やLGBTQ+の話も絡んできます。(今回はこの系列が強いです)
・だいぶ苦しい話になるでしょう
・とにかく過去捏造してます
・性格も違います
・生前にはそれぞれ名前があった設定です
※設定等は完全にオリジナルです。
(原作の方に名前があったとしても
言われるまでは多分気づかないです。)

ポピー

それでは、

マミー

どうぞ、

ダディー

行ってらっしゃい！

ベビー

いってらっしゃーい！

あれからしばらくして

…私が実験の被害にあってから数ヶ月後、交通事故で意識不明の家族が運ばれてきた。

その家族は___プレイタイム社の新しいマスコット、ロングレッグス一家に、実験の一環で造り替えられたらしい。

その家族の担当はプレイケア。私はその家族の様子を見に行くために何度も隙を狙って、彼らが作られてから3週間くらい経った頃にゲームステーションを抜け出した。

今思えば、行かなかった方が幸せだったのかもしれない。

ポピー

…あれ…？ロングレッグス一家が…いない…？

子供1

マミーはね、
きょうでおわかれなんだって…

ポピー

…は？

本当にこんな声が出てしまった。

子供2

ダディーはここにいるけど、マミーはゲームステーションにおひっこしだって…

子供3

ここが決めたことだから仕方ないんだろうけど…

子供1

リリアはさみしくないの！？ぼくたちはさみしいよ！！

子供3

アタイだって寂しいよ！でも決まったことだから仕方ねぇじゃん……！

子供2

…ダディーが心配だね。

ポピー

え…？

子供4

あのね、ダディーはね、
ベビーとはなればなれになったときも、すごくないてたんだよ。
だから、マミーとバイバイするときは…
もうげんきにならないかも……

…私は、ひどく嫌な予感がした。

ポピー

…みんな、ありがとう。

私は、その場から走り去って、マミーとダディーを探しに行った。

辿り着いたのは汽車が走る駅の近くの廊下だった。

そこには、研究員に押さえつけられているダディーと、他の研究員に連れられるマミーがいた。

あまり関われるような雰囲気じゃないので私は物陰から様子を伺うことにした。

ポピー

(それにしてもどうしてダディーが押さえつけられているの…？)

ダディー

待って！！マミーを連れていかないでよっ！！

研究員1

黙るんだ、大人しくろダディーロングレッグス！！

研究員2

…行くぞ、マミーロングレッグス。

マミー

…ッ！

マミーを連れた研究員は強引にマミーを汽車に乗せた。

マミー

…ごめんなさい、ダディー…説得できなかったみたい。

ダディー

嫌だあぁぁぁぁぁ……！お願い、マミーを連れていかないで！！僕をひとりにしないでぇぇぇぇ……！

研究員1

自業自得だ、ダディーロングレッグス！お前がいつまでもマミーに引っ付いてるのが悪いんだ！！

…そうこうしている間にも汽車が走り出してしまった。

ダディー

いやだあぁぁぁぁぁぁ！！ああぁぁぁぁぁぁぁ……！！

…ダディーの悲痛な叫びが廊下に響いた。

私はあまりに辛くて見ていられなくなった。

マミーの担当がゲームステーションへと変更になってからしばらくして。

ポピー

…あなたは…マミーロングレッグス…よね？

マミー

そうよ。

ポピー

……私はポピー。

マミー

……そう。

ポピー

……大丈夫？

私は心配になって、そう聞いた。

マミー

大丈夫じゃないわよ！！

ポピー

…ッッ！

マミーは切羽詰まったような声で叫んだ。

マミー

私は今でもダディーのあの悲痛な叫びが忘れられないのよ…！

ポピー

…えぇ…私も忘れられない。

マミー

…あなたも…あの現場にいたの…？

ポピー

ええ、いたわ…

マミー

……

ポピー

…あのままじゃ、ダディーがかわいそうよ…

ポピー

どうして研究員達はあんな酷い引き離し方ができるのかしら……

マミー

あなたに何が分かるの！？

ポピー

分からないわけがないじゃない…

ポピー

大切な人から引き離される気持ちが分からない訳がないじゃない！！

マミー

………

ポピー

…ごめんなさい、ちょっとカッとなってしまったわ…

マミー

……ポピー、あなたも辛い思いをしたの…？

ポピー

……うん……

ポピー

マミーはダディーに何かを渡す余裕もなかったんじゃないの…？

マミー

そうね…

マミー

…もしも、またプレイケアへ行くなら、これをダディーに渡してくれるかしら？

マミーは私にリボンを手渡した。

ポピー

リボン…？

マミー

お守りとして…ね？

…そう言ったマミーの顔は何かを隠しているような表情だった。

ポピー

わかったわ。

マミー

…ありがとう、ポピー。

私は、すぐにマミーから渡されたリボンを持って汽車に乗り込んだ。

ポピー

…ねえ、リリア…だっけ？

ポピー

ダディーがどこにいるとか分かったりする？

子供3

あ〜…ダディーなら…あの部屋にいるけど…なんか入っちゃダメってダディーに言われてさぁ…

子供3

マジで鬱になったとかだったりして…

子供3

アタイ、アイツのおかげでここにきた時に元気取り戻すことができたのになぁ…

ポピー

…教えてくれて、ありがとう。

私は、白いドアのある部屋に向かった。

…薄暗い部屋に死んだように座っていたのは紛れもないダディーだった。

念のため、私は名前を聞いてみた。

ポピー

私はポピー……あなたは誰？

ダディー

…見れば…分かるでしょ…

ポピー

それもそうだけど、まあ一応ね…

ダディー

…ダディーロングレッグス…

ポピー

じゃあ、ダディーって呼ぶね。

ポピー

ダディー、あのね____

私がマミーから受け取ったリボンを取り出そうとした時、

ダディー

やめてよ！もうこれ以上僕に関わらないでよ！！

ダディー

どうせ僕のこと、『男のくせに泣き虫だ』とか、『父親のくせに母親みたいで、まるで本来の役割を果たせていない』とか言って、からかいにきたんでしょ！！

…私はそれを聞いて心が抉られそうになった。

私もひどく似たような思いをしたから。

ポピー

…誰が、そんなことを言ったの？

ダディー

…何人かの研究員に毎日そう言われるんだ…ッ！

…嫌な予感は当たってしまった。

私もそうだけど、他の被検体達も一部の研究員から執拗な嫌がらせをされているから…

ダディー

もうほっといてよ…どうせ君に僕の気持ちなんてわかるわけないもん……ッ

ポピー

…ッ

ポピー

…子供達が心配してたわよ、あなたのこと。

ダディー

だから何なの？

ダディー

僕はマミーとベビーにただ会いたいだけなのにッ！！

ダディーの目から涙が溢れた。

私はそれを見てさらに心が抉られそうになった。

ポピー

…ダディー、その帽子、貸してくれる…？

ダディー

…？

私は、ダディーの帽子にマミーから渡されたリボンをつけた。

そして、ダディーに帽子を渡した。

ダディー

…リボン…？

ポピー

帽子を被ってみて。

ダディー

……

ポピー

よく似合ってるわよ、ダディー。

ポピー

そのリボンはマミーがあなたにって、くれたの。

ダディー

…マミーが…？ホント！？

ポピー

ええ。よく似合ってるわ。

ダディー

…嘘…ついてないよね…？

ポピー

嘘じゃないわ。

ダディー

ほんとに…似合ってる…？

ポピー

ええ。

ダディーは、涙を溜めながら笑顔になった。

ダディー

ありがとう…本当にありがとう、ポピー！！

ダディーは私を持ち上げて、抱きしめた。

…私の胸の中が、暖かくなった。

ポピー

ダディー…ありがとう…。

私は、願ってしまった。

この人が私の親だったら…って。

ダディー

……

ポピー

みんな〜！ダディーが戻ってきたわよ！

子供1

ダディー…！おかえり〜！

子供2

よかったぁ〜、げんきになったんだね！

子供4

ダディー！いっしょにあそぼ！

ダディー

……？……！？

ダディーはみんなに囲まれてちょっと驚いているみたい。

子供3

こーら、ダディーは病み上がりなんだからあんまり困らせないよ！

子供1

はぁーい…

子供2

わかった！

子供4

あい！

ダディー

……

子供3

…アンタ、もう大丈夫なの？

ダディー

…あり…がとう…

子供3

…もしかして、話すの慣れてない？

ダディー

………(ｺｸﾘ)

…ここからは私の出る幕ではなさそうだったので帰ろうとした。

グイッ

ポピー

！？

ダディー

……この子は…僕の友達…ポピー。

子供3

いやポピーを身代わりにするんかーい(ﾎﾞｿｯ)

なんと、私は子供達の話し相手としてダディーの身代わりにされてしまった。

ポピー

…(しばらくはこれに付き合ってあげなきゃね…(汗))

でも、こういうのも悪くはないのかもね。

そして、私は、これ以上何も悪いことが起こらないことを願った。

Fluid

お帰りなさい！

ポピー

やっと書き終わったわね。

Fluid

アハーハハハ…(汗)

ポピー

でもまだハギーとキシーに会ってないじゃない。

Fluid

だからまだポピーの過去は続くんだよ〜！

ポピー

…ま、頑張って書いてちょうだい。

Fluid

ちょっとぉ〜、人任せにしないでくれよぉ〜……(泣)

ポピー

…それに、あなたは他の人の分も書かなければいけないんじゃないの？
マミーとダディー、それにプレイヤー…

Fluid

そう、だから僕は急がなきゃいけないんだ…

ポピー

…それにしても、ダディーはどうして人と話すことに慣れてなさそうな感じだったの？

Fluid

あぁ、これにはちゃんと理由はあるんだけど、『マミーとダディー』の話で明らかにされるからそれまで待っててね！

Fluid

ここまで読んでくれてありがとうございました！

Fluid

それでは！

ばいちゃ！！(クソデカボイス)

【Poppy Playtime】生い立ち。

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