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初めから面白くてヤバッwwゲーセンって罠だよね
ちょ、ぐッッッ... やばい口角どっかいきそう... ああありがとうございます‼️尊すぎません!ツンデレとか‼️‼️‼️😭😭
滋賀×三重、カップル未満
ものすごーく雑。そして流れが早い。
滋賀
俺、滋賀はただただ街を歩いていた。
今日は仕事も無し、特に予定もなし。
=ヒマ。そういうこと。
『暇?友達と遊べば?』 と思うかもしれない。いや、それは俺も思った。
だから誘った。今日遊べね?って。
そしたらなんて来たと思う?
愛知は神奈川とデートするとかなんかで 奈良は和歌山となんかするって言ってて 大阪は兵庫とたこ焼き食べに行くらしい んで京都には無視決められた
つまり、全員に断られた。
こんなに悲しいことは無いと思う。流石に泣いた。
だからすることも無い俺は街を歩いている。
街を歩けば何かしらしたいことが思い浮かぶと思ったからだ。
あと散歩をするとストレスを軽減するとか………
いや別に鵜呑みにしている訳じゃあないんだ。
うん。決してそうじゃない。
そんなすぐに情報を信用するほどアホじゃないし俺。
……え、そうだよね??
アホじゃないよね俺
えだよね
え?????
待って不安になってきた
え俺ってアホ?
え??
そんなことを考えていたら、どこからかヒトの声が聞こえてきた。
どうやら、クレーンゲームで景品が取れず、苦戦している様だ。
そういや、最近クレーンゲームやってねーな……
…なんかやりたくなってきた
気まぐれで財布も持ってきていたし、暇つぶしにも丁度良さそう。
いーじゃん。やろうかな。
待てよ……俺って案外単純?
いやまさかそんな………
いやでも……
いやまさk(((
そんなこんな考えながら、ゲームセンターの中に入っていった。
滋賀
すげぇ。久しぶりに来た。
昼間なのも相まって人が沢山いる。
滋賀
なんだか見たことない台も増えていた。
ゲーセンってこんなのあったっけ
すげーな……
滋賀
俺が目を付けたのは変なキーホルダー。
これ大阪とかにあげるのいいな……
滋賀
そう思って、100円を取りだ……すつもりだった。
滋賀
そう、実を言うと昨日、ふざけて名前は忘れたが織〇イ言長ガチャガチャをしてきた。
ちなみに『ゴールデン信長』が当たった。
机に飾ってる。
まあそんなことは置いといて
昨日ふざけて大量のガチャガチャをやった影響で、100円玉が無かったのだ。
拝啓、過去の俺へ。 100円玉は無くなったら補充しとけ。
滋賀
人混みを掻き分けながら、両替機を探すことにした。
幸いな事に、1000円札はあったから。
両替機を探すこと10分。
滋賀
やっと見つけた……
10分前はなんとも思ってなかった両替機がまるで愛しい彼女のように思えた。
心の中で『やっと逢えたねマイハニー……』なんてふざけて呟きながら 2000円を20枚の100円に両替する。
滋賀
戻ろうとして、ふと前を見た時。
前に設置してあった台に目がいった。
その台の景品は胸にすっぽり収まるぐらいのクマのぬいぐるみ。
滋賀
俺にはこういうのが好きとかいう趣味は無かったが、 なんだか取らなければならない気がする。
クマのつぶらな瞳がこっちを見つめてくる。
まるで『僕をここから出して!』と言っているかのようにこっちを見てくる。
やめろ…!そんな目でこっちを見るな……!!!
そんなことを言っても、ぬいぐるみは俺を見続ける。
自分でアホなことをやっているのは知っていたが、どうしても目が離せない。
………やるか。
滋賀
溜息をつきながらも、内心ワクワクしながら100円を投入口に入れた。
チャリーンッ♩
こんな音だっけな…と過去の記憶を巡らせながら操作していく。
えーっと、確かこうやって……
それで次に後ろに持ってって……
んで掴む。
我ながら完璧だと思った。
アームがぬいぐるみを掴み、上に持っていった。
『これは取れただろ』そう思い、余裕の笑みを浮かべていると
ポトッ
滋賀
ぬいぐるみが、アームから落ちた。
一瞬目を疑ったよ。
いやさ、聞いてくれよ。
まるでアームが故意に離したかのように落ちてったんだぜ?
これはこの台に問題があるんじゃないか?
全く…困った子猫ちゃんだぜ……(?)
そう思って、店員にクレーム(?)を入れようとした時、心の中でふと
この意味分かんねぇアームで景品取ったらカッコイイのでは、と。
そう思った。
……俺は体の向きを変え、再び台と向き合う。
チャリーンッ♩
またお馴染みの効果音が流れる。
今度こそ、取ってやる。
別にこいつが欲しい訳でもない。
でも何だか、取ったらいい事があるような気がした。
ただ、それだけだ。
2時間後。
滋賀
滋賀
やっと、取れた。
泣きそう。こいつだけに2000円使い切っちまったよ……
ま、暇つぶしになったしいいや!
そう思って、景品のクマのぬいぐるみを脇に抱えゲームセンターの外に出ていく。
構図が色々とあれだが、気にしない気にしない。
※170cm越えの男性が嬉しそうにクマを抱えながら出ていく構図
俺はルンルンで外を出た。
そこで、冷たい風が吹いてきて冷静になって考えてみた。
『こいつ、俺に必要か?』って。
だってさ、俺別にぬいぐるみが好きとかいうんじゃない。
え、要らなくね?
なんで2時間前の俺これ取ろうとしたの??
え要らな
えぇー
え……
どうしよ……
そこで俺は、思いついた。
誰かに擦り付けよう
そうすればいいんじゃないか。
我ながら名案だ。俺って天才なのかもしれない。
2時間ずっと立ちっぱで疲れたし、ここから家が近いやつに押し付けてやろう。
えーっと…誰だっけ……
……三重じゃん
え、1番ぬいぐるみに興味無さそうな奴じゃん
嫌がりそー
ま、いっか!^^
ここから三重の家はそんなに遠くないはず。だから歩きで行ってやろう。
家の位置が曖昧だから、ナビも付けて。
よし、出発だ。
ん…?
色々と展開が早すぎる?
それはただ単に俺が早すぎるからだな、まぁどんまいってことだ。
そんなこんなで、三重の家に向かうことにした。
…ついた。
案外遠かった。
いや遠くなかった。
そんなことは置いといて。
早くインターホンを鳴らさねば。
滋賀
ピーンポーーン
どたどたどた
ガザガサ
え何この物音、ゴ〇ブリでも居んのか?
そう思った。いや流石に冗談。
あいつゴ〇ブリ見つけたら瞬殺するし。
ガチャッ
滋賀
三重
滋賀
三重
滋賀
三重
三重
滋賀
滋賀
三重
三重
滋賀
滋賀
三重
滋賀
三重
滋賀
滋賀
そう言って、俺は三重にクマのぬいぐるみを差し出した。
絶対に嫌がるだろーなー、どんな反応するんだろーな。
そう思いながら返事を待っていると
三重
滋賀
三重
滋賀
滋賀
三重
クマを目にしたその瞬間、三重がものすごく目を輝かせてクマを見つめていた。
まるで、欲しかったおもちゃが目の前にある子供みたいに。
三重のこんな顔、初めて見た。
三重
三重
三重
三重
滋賀
三重
滋賀
キィ……ッ
バタンッ
…………????
何だったんだ…今の顔。
三重のあんな顔…本当に初めて見た。
なんだか、心做しか……可愛かった…気が……
…………まさか、な。
アイツが意外な反応をしたからその反動で脳がバグってるんだろう。
そうそう。そうだそうだ。
……。
滋賀
滋賀
思わず俺は、三重の家の玄関の前にうずくまってしまった。
空いた口が塞がらないとはまさにこの事か……
仕方なく貰ってやるとか言ってたけどあいつ…しっかりとぬいぐるみを抱きしめて…
あんなに普段クールな三重が…………
え?何あいつ。幼女思考なの?
もしかしてぬいぐるみが好きだったりするんですか
滋賀
滋賀
たぶん、だけど。
顔が熱いような気がするのも
いつもより心臓が五月蝿いのも
全部、全部。
気の所為だ。
…そうだと、思わせてくれ、
滋賀