FlySkyというチームを俺たちが作ったのは、まだ俺たちが中学生の時だった
俺たちのクラスに季節外れの転校生として総長が入って来た
総長はいわゆる帰国子女で、一瞬女子かと見紛う長い髪に整った顔立ちをしていた
でも、態度はものすごく冷めていて、勇気を出して話しかけた人間はことごとくあしらわれていた
綺麗で汚い部分も腐った部分もない彼に嫉妬していたのかもしれない。
当時、俺の家は荒れに荒れていて、俺自身家に帰りたくない程だったから
きっと彼は家族から愛されて花よ蝶よとそだってきたのだろう。と
だから学校をサボって徘徊していた時に、路地裏で薄汚れた総長を見つけた時は本当に驚いた
ツバサ
あ...

五楼閣
あ?

五楼閣
何だてめぇ

口の端を切ったのか赤色を親指で乱暴にぬぐい、地面にしゃがみ込んでいる彼
ツバサ
えっと...五楼閣くん、だよね

ツバサ
何してんの、こんなとこで

五楼閣
あ?...あー、神無月中のやつか

五楼閣
何って...

彼は一瞬考えるように黙ると、何でもないように自分の後ろを指差した
五楼閣
喧嘩ふっかけられたから買ってた

彼の背後を覗き込むと、高校生くらいの制服姿の男が4、5人倒れていた
というか気付かなかったが、総長が座り込んでる足元にもよく見たら男が倒れて呻いていた
五楼閣
うるせぇ

ツバサ
へ...へぇ...

五楼閣
お前こそ何してんだ

五楼閣
学校始まってんだろ

ツバサ
...それブーメランでしょ

ツバサ
俺はサボり

五楼閣
ふーん

五楼閣
あっそ

ツバサ
喧嘩、強いんだ

五楼閣
...あ?

ツバサ
それ、高校生じゃないの?

五楼閣
知らね

五楼閣
喧嘩ふっかけて来やがったからノシただけだし

五楼閣
素性なんか知るかよ

五楼閣
あ

五楼閣
もしかしてお前の差し金、とか?

ツバサ
いやいやいや、何で俺が五楼閣くんに喧嘩ふっかけないといけないのさ

ツバサ
むしろ、友達になりたいよ

五楼閣
は?友達?

五楼閣
何だそりゃ

ツバサ
...あー、うん。そうだ

ツバサ
ね、五楼閣くん

ツバサ
これからさ、学校サボる時は一緒にサボらない?

ツバサ
五楼閣くんとサボれたら楽しい気がする

五楼閣
...意味わかんねぇよ

そうして、俺と総長は度々学校をサボっては街を徘徊した
突っかかってくる相手は全員ノシて、そうしてたらいつの間にか仲間が増えてて
気付けばどんどん仲間が増えていて、総長の紹介で拠点も出来た
ツバサ
なぁ、俺たちのチーム名決めね?

ヒカル
チーム名?

芦屋
お、いいね。面白そうじゃん

芦屋
何がいい?

ハジメ
俺、折角ならアレがいい!!BLACK!!みたいな!

ヒカル
ひぇっ

ヒカル
ぶ、BLACKって、ここら仕切ってるチームじゃないですか!

ヒカル
ダメです!!勝手に名乗ったら絶対ほーふくされます!

ハジメ
馬鹿、そのままつかわねぇよ

ハジメ
ただ、そんな感じのがいい!!!

ハジメ
こー、横文字ーっ!!って感じの

芦屋
ハジメは愛すべき馬鹿だよなぁ

ツバサ
だな

ハジメ
酷くないっすか?!

芦屋
ま、冗談はさておき

芦屋
どうする?何がいいよ

ツバサ
そうだなぁ...

ツバサ
クロガネー

ツバサ
何か良いのないー?

ヒカル
.....

芦屋
......

ハジメ
......

ツバサ
.....

ヒカル
...クロガネさん寝てる

芦屋
クロガネそういうの興味ないし、俺たちだけで決めようぜ

ツバサ
だな

ただ、それでも俺たちが冗談でそんなことをしていたのではなかったのは、
僕らは居場所が欲しかった。...安心して気を抜けるそんな場所
そんなここが居心地がいいと思うのは俺たちだけじゃなくて、気付けば同年代の一般人も加入して、FlySkyは気付けばそれなりの組織になっていた。
時々小競り合いに発展しては、闘りたい奴だけ闘りに行って
帝
おい、お前らいい加減帰れよ

芦屋
うぇー!帝さんもうちょっとぉ

帝
うるせぇ、今何時だと思ってんだ

帝
おら、黒銀も帰れ。お前が帰らねぇとコイツらも帰らねぇんだよ

五楼閣
無理

帝
無理じゃねぇよ!帰れ!!

帝
あ、寝んな!おい、黒銀!

そんなFlySkyが神無月という街で三大組織の仲間入りをすることになったのは
ヒカル
そういえば、ツバサさん達って進路どうするんですか?

ツバサ
ん?

芦屋
げっ、進路...?

ハジメ
おー

ハジメ
俺は高校行って野球するぜ

芦屋
俺何も考えて無かった...

ヒカル
えっ、芦屋さんもう2年の後半なのに進路考えてなかったんすか...?

芦屋
う、うるせぇ!だってこの前、中学入ったばっかだし...

ツバサ
もう二年以上中学生してんじゃん

ヒカル
ずっと中学生ではいられないんっすよ

ヒカル
ハジメさんは予想通りっすね

ハジメ
お?そうか?

ツバサ
意外ではないね

芦屋
こいつは野球馬鹿だからなぁ

芦屋
小学校んときからそうだろうと思ってたよ

ヒカル
芦屋さんとハジメさん幼馴染っすもんね

ハジメ
まぁな!

ヒカル
ツバサさんはどうするんすか?

ツバサ
え、俺?

ツバサ
俺は...

ツバサ
うーん...

芦屋
お、なんだ同類か??

ツバサ
いや

ツバサ
やりたいことはあんだけどさ...

ツバサ
家庭事情的にキツイだろうなぁって

ヒカル
あぁ...

芦屋
ツバサなにしてぇの?

ツバサ
......

ツバサ
絵描きたい

ハジメ
ツバサ、絵上手いもんな!この前も何かのコンクールで入賞してたじゃん!

ツバサ
県のやつだけどね(汗

芦屋
いや、でもすげぇよ!

芦屋
俺、素人だけどツバサの絵何か良いって思うもん!

ハジメ
わかる!こぅ...ぐあああああ!!って湧いてくるもんがあるよな

ヒカル
ちょっと何言ってるかわかんないっすハジメさん

ヒカル
でも確か、ツバサさんの家ってお父さんとお母さんの仲が悪いんじゃ無かったでしたっけ...

ツバサ
そーそー

ツバサ
もう毎日怒声が飛び交うし、親父はなかなか定職につかねぇし...

ツバサ
母さんもそんなに嫌ならさっさと別れりゃいいのにさ

芦屋
んー、その辺は難しいなぁ

ハジメ
なー、難しい

ヒカル
芦屋さん、ハジメさん。難しいって言っときゃ良いって思ってません?

帝
...そういやツバサ、お前いつから家に帰って無いんだ?

ツバサ
え。あー...

ツバサ
かれこれ、1ヶ月半くら...い?

ヒカル
えっ、そんなに帰ってなかったんすか?!

ツバサ
あはは...いやぁ、だってここにいたら帝さんの手伝いしてりゃ飯食えるし、みんな来るし、なんか居心地よくって

ヒカル
一回、家帰った方がいいんじゃ...

帝
そろそろ、2学期の保護者面談だろ

帝
親に有る事無い事言われたく無かったら一回帰って進路話し合った方がいいぞ

帝
絵、描きたいならそういう専門の高校もあるし、普通科の学校行くにも未成年のうちは保護者の意見は優先されがちだしな

芦屋
えっ、絵描ける高校あんの?!

芦屋
...俺もそこ行こっかな...

ヒカル
絵描けるんすか芦屋さん

芦屋
無理

ヒカル
...馬鹿でしょ

帝
美高って絵描いてりゃいいとこじゃねぇからな

芦屋
えっ、そうなの?!

ヒカル
馬鹿だ

帝
知ってた

ハジメ
馬鹿だな!

芦屋
ハジメにだけは言われたくねぇ!

ツバサ
んー、でも確かにそろそろ進路面談だしなぁ

ツバサ
...一回、家帰るかな

ハジメ
だなぁ

ヒカル
その方がいいでしょうね

芦屋
おう

帝
お前らも帰れよ

帝
ツバサほどじゃ無いにしてもお前らも居座りすぎだぞ

帝
ほぼ毎日来てんじゃねぇか

帝
おい。目逸らしてんじゃねぇよ

帝
おい黒銀!こいつらお前の真似すんだから、お前もいい加減帰れよ

五楼閣
......

ツバサ
......

ヒカル
......

芦屋
......

ハジメ
......

帝
...また寝てらぁ

ツバサ
総長、ここ最近なんか夜中に出掛けてるみたいなんだよね

芦屋
出掛けてる?

ツバサ
うん。

ツバサ
俺ら二階借りて寝てるんだけど、時々夜中に目覚ますと総長いないんだよね

芦屋
へー

ヒカル
どこ行ってるんでしょう?

ハジメ
友達でもいるのかもな!

帝
...深夜徘徊で補導されて呼び出されたらドウスンダヨ、俺行っても引き取れるか半々なんだけど...?

ヒカル
ははは...

芦屋
てか、ここ二階泊まれるとこあんの?

帝
一応、客間が2部屋あんだよ...

芦屋
へー

帝
...泊めねぇかんな

帝
夜中まで居ても絶対ェに泊めてやらねぇからな

帝
問答無用で叩き出してやるからな

芦屋
ま、まだ、まだ何も、い、言ってないじゃないっすか

ツバサ
いいか、ヒカル

ツバサ
こういう2年生にだけはなっちゃダメだぞ

ヒカル
うん、わかった

ハジメ
あははは

芦屋
う...

芦屋
ま、まぁいいや。

芦屋
それよりゲーセン行かね?

ハジメ
お。いいな!

ツバサ
話逸らしたな

ヒカル
ゲーセンいいですね!

ツバサ
はぁ

ツバサ
今から行く?

芦屋
おう、行こうぜ!!

芦屋
どうせだから他の奴らにも行かねぇか声掛けてみるわ!

帝
迷惑かかるから、あんま大人数で行くんじゃねぇぞ

ヒカル
はーい

芦屋
わかってるって!

ツバサ
じゃ、俺もそのついでに一回家に帰るかな

帝
おぅ、帰れ帰れ

芦屋
えっ、ツバサ帰るってことは俺も帰らなきゃじゃん

ハジメ
何で?

芦屋
ツバサがここに帰るから送るって名目でまた来たら居座れんじゃん?

ハジメ
あぁ、なるほどな!

ツバサ
ヒカル

ヒカル
わかってる

帝
じゃあなー

ハジメ
また!

ヒカル
お邪魔しましたー

ツバサ
お疲れ様でーす

騒がしかった店内が一気に落ち着くと、帝はため息混じりに4人を見送り、店の扉にCLOSEの札を掛け店内に戻って来た
帝
おい、黒銀

五楼閣
......

帝
頼まれてたもの、持って来てやったぞ

帝が頭をかきながらそういうと、黒銀は薄っすらと目を開け、眠そうに起き上がった
それを見届けて、帝はカウンターに入れていた分厚いファイルを取り出し乱雑にカウンターに投げた
帝
神無月町周辺で薬の取引してる奴らの顧客リストだ

帝
俺の舎弟に文字通り売人絞め上げて集めさせたから、信用していいぜ

五楼閣
...ありがと

帝
いや、最近出回ってる新種のドラッグの出元を叩くのに必要だったからな

そこには取引相手の名前、素性、取引場所、内容が幾段にも渡って並べられていた
枚数にしてこのファイルだけで3桁は下らないだろう。
ペラペラとリストに目を通していた黒銀は、数ページ目で目を細めた
五楼閣
...緋龍会って薬は御法度じゃなかったっけ

帝
あぁ

帝
...半年前にうちと千早会がちょっとした小競り合い起こしたろ

帝
そん時のゴタゴタに紛れて馬鹿が手出しやがったらしい

五楼閣
あっそ

黒銀はある程度リストに目を通すと背凭れに体を預けた
五楼閣
節操ねぇな。一般人どころか、中学生にまで売り付けてんじゃねぇか

帝
よく見ろ...上は老い先長くないジジババだ。

帝
若い奴に薬売りつけて依存させりゃ長く顧客になるが、ジジババにも売ってるってことは相当焦って資金集めしてるか、ただの馬鹿か、何か悪どいこと考えてる極悪人のどれかだ

五楼閣
ただの馬鹿に一票

帝
お。賭けるか

五楼閣
賭けねぇ

五楼閣
てか、あんたらがうまく立ち回らなかったから付け込まれてシマ荒らされてんだろ

五楼閣
馬鹿じゃねぇの

帝
...お前本当に中学生か?刺さり過ぎてグゥの音も出ねぇわ

帝
親父が死んで、俺が組に入って、隠居したがってた爺ィが組長続行。...上手くそのゴタゴタの中立ち回られた形だな

五楼閣
親父さん殺されたの計画されてたんじゃね

帝
んな気がすんなぁ

帝
でも、それはお前んとこも同じだろ

五楼閣
......

帝
お前の両親の事故も、計画されてたんじゃねぇの

五楼閣
......

五楼閣
だろうね

五楼閣
あれは自殺だよ

五楼閣
親父と母さん言ってたし

帝
......

帝
そっか

帝
そういうことにしとく

五楼閣
で

五楼閣
いつ元締め叩くの

帝
3日後だ

帝
随分舐めた真似してくれたからな

帝
またそんな奴らが出て来ねぇように見せしめも兼ねて準備してる

五楼閣
俺も絡もうか

帝
あ?

帝
駄目に決まってんだろ

帝
お前、一応堅気だろうが

帝
こっちに足突っ込むな

五楼閣
......

帝
連れていかねぇからな

五楼閣
...わかった

芦屋
そういやさ、そーちょーはどうすんだろうね

ツバサ
何が?

芦屋
進路だよ、しんろ

ハジメ
あー、どうすんだろうな!

ヒカル
そういえば、ずっと寝てたから聞いてませんね

芦屋
な!

芦屋
ツバサ何か聞いてねぇの?

ツバサ
んー

ツバサ
何も聞いてないや

ハジメ
そーちょー不思議だからなぁ

ヒカル
不思議?

芦屋
あ、わかるわー

芦屋
何か、何考えてるかわかんないっつぅか

芦屋
行動もよくわかんねぇし

ヒカル
あ。確かに

ヒカル
この前もBLACKと一悶着あった後、いつのまにかどっか行ってましたよね

ハジメ
学校終わったらさっさと帰っちまうしな

芦屋
馬鹿。そりゃ、お前が部活行ってっから知らねぇだけだろうが

ツバサ
実際は大体、カフェBar『HOMRA』にいるよ

ハジメ
あ。そうなんだ

ハジメ
じゃあ、そーちょーずっと『HOMRA』のソファ陣取って寝てんだ

ツバサ
流石に営業中はそんなことしてないよ汗

ツバサ
あ、でもそういやたまーにユリアちゃんにどっか連れて行かれてるの見るなぁ

ヒカル
ユリアって...もしかして、ツバサさん達と同じ学年の雪無 優里亜先輩ですか?

芦屋
ん?何ヒカル知ってんの?

ヒカル
え。有名人じゃないですか

ヒカル
双子の弟さんと容姿そっくりだし!

ツバサ
あー、似てるね

ハジメ
ユリアとユリヤ?

ハジメ
確かに似てるな!

芦屋
あいつら一卵性らしいぜ

ツバサ
え。男女なのに一卵性?

芦屋
らしいぜ

芦屋
ユリヤの方がこの前言ってた

ヒカル
そうなんですね

ヒカル
でも何で、ユリアさんがそーちょー連れてどこか行くんですか?

ヒカル
何か接点ありましたっけ?

ハジメ
あれ、ヒカル知らねーの?

ツバサ
あの辺、幼馴染らしいよ

ヒカル
え

ヒカル
えぇ?!

芦屋
そんなに驚くことか?

ヒカル
だ、だって総長、帰国子女なんじゃ...?!

ツバサ
出戻りだよ

ツバサ
8歳くらいまで神無月に住んでて、家庭の事情でしばらく海外で暮らして中学入学を機に帰ることになったんだって

ヒカル
ええ?!

ハジメ
あ。そうなんだ

芦屋
あ?ハジメも知らなかったっけ

ハジメ
雪無姉弟と幼馴染なのは知ってたんだけど、経緯は知らなかったからさ

ハジメ
てっきり、そーちょーがもっと小さい頃の話かと思ってた

ツバサ
あいつの家もなかなか複雑らしいからねぇ

ヒカル
じゃあ、総長も家に居づらくて『HOMRA』で寝泊まりしてるんすね...

ツバサ
まぁ、ちょっとはあるだろうけど、別にそういうわけじゃないらしいよ

ヒカル
え?

芦屋
ヒカル。そーちょーの家はな、神無月神社の神主の家系なんだよ

ヒカル
か、神無月神社ってあの、紅葉山の上にある神無月神社...?

ツバサ
そうそう

ハジメ
確か、親父さんが神主家の三男でそーちょーが小学校入学くらいの時に亡くなって、母方の叔父に引き取られたんだよな

芦屋
んで、問題がその母方の叔父だ!

芦屋
両親が亡くなって、総長を引き取った叔父が総長を超過保護に育てたらしくてな

芦屋
引き取ってすぐ海外出張に行くことになって総長を連れて行ったらしいんだが...

芦屋
これまた超のつく多忙な人らしくて、なかなか定住できなくて海外を転々とするのに総長を連れ回したんだと

ヒカル
え。

ツバサ
1年で14カ国渡ったことあるらしいよ

ヒカル
え。

芦屋
んで、中学生になる年に総長がキレてやっと日本に帰って来たんだと

ヒカル
...あの、情報量多過ぎてちょっと処理できないんですけど

ヒカル
つ、つまり総長は何でHOMRAに...?

ツバサ
叔父さんと一緒の家に居たくないから

芦屋
うん

ハジメ
うん

ヒカル
はぁ?!

ヒカル
そんな理由だったんですか?!

ヒカル
てかそれなら、神無月神社の神主の家に帰ればよくないっすか??

ツバサ
あ。それはたまーに帰ってるっぽいよ

ツバサ
ただ長居すると所在をどこからか聞きつけた叔父が泣き落としに来てウザいんだって

ヒカル
なんか一気に俺の中で総長のイメージ変わりました

ヒカル
てか、何でツバサさん達そんな総長のディープな話知ってるんすか

ハジメ
いやぁ、それがそーちょーがいない時にHOMRAで溜まってたらそーちょーの叔父さんが来てさ

芦屋
聞いてもないことペラペラ喋って行ったんだよなぁ

ツバサ
FlySkyのメンバー割といる前でね

ハジメ
ま、俺は話の半分くらいしか聞けてなかったけどね!

ヒカル
あぁ...

ヒカル
一瞬、プライバシーに関して言いたいことがあったんですけど、もうオープンなんすね

ツバサ
ヒカルも結構FlySky長くなって来たから仲間外れはダメかなって汗

芦屋
FlySkyの奴じゃなきゃこんなこと教えねぇって

ヒカル
はぁ...

ヒカル
何で総長が家に帰りたがらないのよくわかった気がします

芦屋
不干渉も過干渉も良くないってことだな

ツバサ
そういうことだね

ツバサ
じゃ、俺こっちだから!

芦屋
おう!

ハジメ
またなー

ヒカル
あ、お疲れ様です!
