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昨夜はよく眠れなかった
何故、を考え出したら止まらない ただのコンビニ店員と客の関係が お互い名前を知る、知人程度には 格上げされたのかな
店員と客の関係は変わらないけど 名前を知ってるのと知らないのとでは 気分的に全然違った
親切に落とし物を届けてくれたってだけ 頭では理解していても 名前を聞く必要性があったか 無駄に深読みしてしまう
自分なら店員の名前はどうでもいい ちょっと気になる相手なら ……聞く、かもしれないけど
今日はなんの予定もない休み 友達誘って買い物にでも行こうかな
でも、なんとなく
このあやふやな気持ちを 言葉にしてしまいそうで怖くて ひとりで出かけた
バイト代入ったらまずは弦を買って 少し残ったら服を買いたい
街をブラブラしていると 頭の中に音楽が流れてくる 自分で曲を作ったり歌うのもいいな 上手くはできないかもしれないけど
古着屋でジャケットを見ていたら
ウンソク
狭い店内、すれ違うのもやっと 僕のすぐ近く、耳の少し上から 落ちてきた低い甘い、声
ウォンビン
ウンソク
わあ、いきなり呼び捨て でもきっと年上だし当たり前、かな
ウォンビン
ウンソク
ウンソクさんは周囲を見回して あいつとあいつ友達、と指をさす
ショウタロウ
ウンソク
ソンチャン
ウンソクさんより大きいイケメンと 僕と同じくらいの背の人懐こそうな人が 近くにきた
ショウタロウ
ソンチャン
ウォンビン
ウンソク
買い物の続きはまたあとでね、って フォローしてくれるショウタロウさんと 急にごめんね、でもお腹すいたでしょって 綺麗な見た目で豪快に笑うソンチャンさん
ウンソクさんは僕の目の前にいて
突然のことに驚きながらも ときめいてしまう自分が、いた