クロノ
生魂(イクタマ)在れ
クロノ
足魂(タルタマ)在れ
クロノ
衆生(シュジョウ)の群れ
クロノ
我が為す業(ワザ)
クロノ
彼が散る様
クロノ
因果の果て
(間奏)
クロノ
からくれない 染まる小指
クロノ
絡め 交わした約束に
クロノ
うれし かなし こひし にくし
クロノ
想いは 万華鏡
(間奏)
クロノ
あまつかぜは 時代を連れ
クロノ
今 旅立つ その人に
クロノ
縋(スガ)ることも 追うことさえ
クロノ
出来ずに 彼岸花
クロノ
強き 信念(ココロ)のまま
クロノ
袂(たもと)分かちて 進む道なら
クロノ
いっそ 修羅となりませ
クロノ
風 切って切って
クロノ
斬り捨て 舞い踊り
クロノ
咲くが誉れ 夢花火
クロノ
散って散って 散り逝く 定めなら
クロノ
この世はあはれ をかしと
(間奏)
クロノ
舞い躍り
(間奏)
クロノ
定めなら
(間奏)
クロノ
からくれない 滲む小指
クロノ
解け 揺らいだ約束に
クロノ
さびし かなし こひし にくし
クロノ
絆は 蜃気楼
(間奏)
クロノ
みたましずめ 浮かぶ 蛍
クロノ
ふたり 眺めた想い出も
クロノ
遥か 遠く 河のほとり
クロノ
流すは 灯籠(アカリカゴ)
クロノ
今宵 語るは
クロノ
儚き夢想(ユメ)無常の宴
クロノ
さあさ とくとご覧あれ
クロノ
風 切って切って
クロノ
斬り捨て 搔き乱れ
クロノ
咲けよ 己が 刹那の天下
クロノ
黄泉への旅路は 独りきり
クロノ
この世はあはれと をかしと
クロノ
天離(アマザカ)る 鄙(ヒナ)の道に立ちて
クロノ
瞳閉じれば よぎる面影
クロノ
八百万代(ヤオヨロズヨ)の名残のように
クロノ
もはや 彼方の幻
クロノ
風 切って切って 斬り捨て
クロノ
縁(エニシ)も断ちきり
クロノ
散って散って 散り急ぐ 武士(モノノフ)よ
クロノ
流れる血汐(チシオ)は 最後の花火
クロノ
この世はあはれ をかしと