岩本照
もうすでに鍵穴に鍵はさしていた。
今は会う気分じゃないかもしれない。もう友達じゃないといわれるかもしれない。
勝手な想像をしていた。
岩本照
なぜか扉は開いた
岩本照
どん
下から何かが落ちた音がした。
下を向くと、だれかが血を流して倒れていた。
その誰かとは……
岩本照
岩本照
岩本照
『遺書』
自分で言ったくせになぜか胸がキューっとする
岩本照
岩本照
通話
03:08
岩本照
そう言いながら、俺はいつの間にか階段を走っていた
ピーポーピーポー
遠くから救急車の音がする。でも、救急車は俺がいるほうには来なかった。
岩本照
岩本照
周りの人の視線が辰哉から俺に変わった
許せない
許せない
許せないっ!
岩本照
岩本照
深澤辰哉
岩本照
深澤辰哉
深澤辰哉
岩本照
深澤辰哉
深澤辰哉
岩本照
深澤辰哉
そう言い残して辰哉は目をつぶった
岩本照
スマホを見ると18:28と表示されている。
12分くらい経った。だが俺には1時間に感じた。
ピーポーピーポー
岩本照
医者
岩本照
医者
岩本照
深澤辰哉
医者
岩本照
現実を受け入れたくなかった
今でも辰哉が自殺未遂をしたことが現実と思えない
救急系の車のこれしかなかった^^;
岩本照
医者
岩本照
深澤辰哉
岩本照
医者
岩本照
医者
助かってほしい一心だった
この気持ちは、辰哉には届いているのだろうか
手術室に辰哉は運ばれ、俺は近くの椅子に深く深く座っていた
岩本照
岩本照
ガラガラガラ
医者
岩本照
医者
医者
岩本照
医者
岩本照
ほっとした気持ちと不安な気持ちが混ざり合っていて、まだ整理できない。
でも、行かなかったらきっと辰哉は悲しむ
岩本照
岩本照
深澤辰哉
そこにはたくさんの管につながれた辰哉がいた。
岩本照
岩本照
岩本照
岩本照
そんな時、辰哉が笑ったような気がした。
でもあれは多分俺の見間違い
というか、そうしないとますます頭の中が整理できなくなってパンクしそうになるだろう
岩本照
岩本照
岩本照
岩本照
俺は病室を出た
約束絶対守るからといったなら、守らなければいけない
俺は、辰哉のこと、信じてるよ
コメント
3件
君本当に4年生か?って思うくらい上手い!