お互い見つめ合ったまま 話すこともなく立ち尽くす
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
ウンソクは、宙を仰いで んー、って唸ったかと思ったら
いきなり僕の手を取った
ウンソク
人混みをかき分けて 握られた手の温かさだけを頼りに ついていく
繋がれた手は自然に解かれる 少しだけ広い背中を見て なんだか、落ち着く
初対面だけど似ている気がするんだ たぶんタイプは全然違うのに 根っこが同じ気がする
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
チラチラお互いを気にしつつ歩く きっともっと他に話したいことがある
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
話してないと言う割に いきなり核心を突く話されて驚く でもその方がいいのかもしれない
一緒にいすぎたら 本気になりそう
ウンソク
ウォンビン
途中暗がりで立ち止まり ウンソクは僕の髪に触れる
びっくりしたけど、嫌じゃない 顔が好みすぎる
ウンソク
言わせたいの、わかってる顔
ウォンビン
僕のほおに触れる
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
言いながら笑う、その笑顔が 無駄に緊張させる 好み過ぎて逆にダメかもしれない
でも今更引き返せる?
ウンソク
ウォンビン
いきなり過ぎて
ウンソク
そう、言われて
ウォンビン
自分が望んだことなのに ショックがハンパない
ああ、やっぱダメだこの人 遊ばれて捨てられるのは僕だ
なのに その先に興味が尽きない
この人はどうやって僕を抱くんだろう?
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