7月8日
..あっという間だった、
..分かってた、分かっていた事なのに、
..どうにも怖くて、
..明日が来てほしくない、
我儘って分かっていても、ずっと、このままで居たい..
..でも、前に進まなきゃ行けない、
..前を、見ていかないと行けない
..ずっと、心の中では思ってた
いつかは、この幸せも壊れてしまう、
..幸せが壊れることは、命を失うほどに辛くて、
怖くて、寂しくて..
..でも、そんな事を思えるということは、嬉しかったことも、楽しかったことも、感謝していることも経験しているからこそ、そんな思いを持つことができていると、そんな風に思った
スマイル
眠り過ぎてしまった、
きんとき
目を覚ますときんときが起きていた
スマイル
スマイル
..どうしても気になってしまった
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
きんときが俺の気持ちにも答えてくれるというなら、
スマイル
1人、そんな言葉を呟いた
7月9日
今日は心臓移植の手術をする日だ
..俺にとって今日という日は、人生を分ける日だ
..今日は、朝早くからなかむ達が会いに来てくれた
ナカム
ブルーク
きんとき
ナカム
きんとき
..最後に嘘は、付きたくないから
きりやん
ナカム
ナカム
..そんなに心配されると、手術..受けたくなくなっちゃうじゃん、
きんとき
きんとき
ナカム
シャークん
ブルーク
シャークん
シャークん
きりやん
きんとき
..やっぱり、なかむ達と話している時間は何処か安心出来た
..スマイルに会いに行こう、
そう言って、病室を出ていった
手術までは、後2時間
..ついに、来てしまった、
..大丈夫、大丈夫、..
安心するはずの無い気持ちを押し殺して
そういってずっと、自分で自分を安心させていた
きんときは今、何を思っているのだろう
今だって俺は、君のことを考えていた
ガラガラ
突然、勢い良く病室の扉が開いた
きんとき
スマイル
..今ですら考えていた君が
目の前にいた
..俺から声をかけるべきなのだろうか
こういう時、どうしたら良いのか俺には分からなかった
..沈黙を破った君が口を開いた
きんとき
...助かる、なんて、言っていいのだろうか
無責任な俺からはそんな言葉を出せなかった
スマイル
スマイル
..だから、俺なりに
言える範囲で俺の気持ちを伝えた
きんとき
きんとき
きんときと話していると時間なんて気にせずずっと話していた
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
スマイル
ガラガラ
ガラガラ
医者
スマイル
スマイル
医者
医者
医者
スマイル
-----
ガラガラ
ゆっくり扉が開いた
医者
きんとき
医者
きんとき
ガラガラ
ガラガラ
医者
きんとき
手術室の前には、スマイル以外の4人が椅子に座っていた
ナカム
きりやん
ブルーク
シャークん
きんとき
きんとき
ナカム
きんとき
そう言って、スマイルから貰ったキーホルダーを握りしめて手術室に入った
ガラガラ
行ってしまった
ナカム
きりやん
シャークん
ブルーク
...皆怖いはずなのに
泣きたいはずなのに、
やっぱり、俺はお前らが居ないとやっていけないな、笑
..そうだよな、だってきんときだもん、
きんときは強い、
だって、俺らが居るから
皆が居れば、俺らは最強なんだから
こんなところで、きんときを死なせる訳には行かない、
絶対に
きんときが手術は開始してから、数時間が経った頃
ガラガラ
手術室の扉が開いた
現れたのは、きんときの担当の先生だった
ナカム
医者
医者
俺に成功という言葉が耳に入った途端に
今までの感情が全て出ていきそうなほど嬉しかった
ナカム
ブルーク
シャークん
シャークん
きりやん
医者
医者
医者
ナカム
きりやん
ありがとうございました
医者
医者
ブルーク
ブルーク
そう言って俺たちは、静かな病院を後にした
きんとき
気が付けば俺はベッドの上にいた
きんとき
手元にあったスマホを取り、時間を確認した
きんとき
..手術は、成功したのか、?
不意に、自分の服を捲った
きんとき
..成功したんだッ、
きんとき
きんとき
ガラガラ
...誰だろ、?
医者
きんとき
..もう、夜なのに、どうしたのだろう
医者
きんとき
..そういえば、手術が成功したら
開けてって言われてた箱もあったな、..
医者
きんとき
きんとき
医者
...あ、ほんとにこれだけなんだ、
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんときへ 入ってるレコードはテレビに入れて見てね!
きんとき
きんとき
ジジ
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
ジジ
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
そう言って、目を瞑った
数年後
きんとき
きんとき
..今、俺は
あの日から沢山勉強して、君が
なりたいと言っていた医者になるために
必死に勉強して、医者になった
1人でも多くの人を救う為に
心臓の鼓動が早い
..きっと、君が感謝を伝えてる気がした
きんとき
きんとき
ドクン ドクン
今日も、俺の心臓は鼓動を揺らしている
これは、君が生きている証
だから今日も
君は俺の中で、
生き続ける
最後まで、見てくださり
ありがとうございました
初連載で、可笑しい所は多いかもしれませんが、優しい目で見てくれるとありがたいです!
今、新しい連載を書いているので少し時間は掛かるかも知れませんが
気長に待ってくれるとありがたいです!
それでは、!
コメント
17件
涙止まらんよ…🥹 どっちも幸せで良かったですな
号泣です、、 ほんとに、、、、、、、、 ありがとうございます、、、、、
完結おめでとうございます.ᐟ.ᐟ めっちゃすきです!だいすきです!! smさんの性格、knさんの口調が解釈一致すぎて天才かとおもっちゃいました!! 号泣案件すぎます;; 応援してます!!!♩