コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
et
ya
et
et
私、橙etはたった数秒前、目の前にいる男子 赤松yaに告白された。
ya
et
敬語で喋る私の口がそう、うたっていた。
ya
ya
ya
et
恋するんじゃないよ?
貴方は“恋敗病”なんだから。
et
ya
ホントは考える気すらないくせに。 無駄に勿体ぶって何してんだろ。
中1の夏。
その病は発症した。
“恋敗病”
その名の通り 恋に敗れる病。
恋したら胸が苦しくなって寿命が縮むんだって笑
“長くて十年短くて明日”なんて余命宣告された。
治療法はないらしい。そもそも発症する人が少ないんだって。
そりゃ無いのも当たり前だね。
だから私は恋をせず平凡に長く生きようと思っていた。
思って______
いた
はずだった。
et
気づけば平凡な私の1ページは終わりかけていた。
et
et
et
et
et
喪失感に襲われるのかな。
俺と付き合ってくれない?
どこか暗い私の心は沈んでいた。
et
長く、平凡に生きる。
か
楽しく、短い人生を歩むか。
前者のほうか皆の幸せに繋がる。
が
et
選ぶべきは絶対に
____________________________________
et
ya
et
et
後者だ。
ya
ya
et
ya
et
ya
ya
et
決して私は持病を持ってるなど言わない。
こんな私を好きでいてくれる貴方に 私のせいで幸せをなくしてほしくない。
持病を持ってるだなんて口が裂けても言えないものだ。
ya
et
教室の片隅にはスミレの花が揺れていた。