小沢 かな
ふとあの日のことを思い返す
私にとっての大事な日
10年前の今日
私は唯一の友達を
悲しませてしまった。
かな(幼少期)
???
かな(幼少期)
この頃は仲がよかった。
というより
全て自分が悪いのだけど
かな(幼少期)
かな(幼少期)
???
???
???
???
かな(幼少期)
かな(幼少期)
???
???
かな(幼少期)
かな(幼少期)
???
かな(幼少期)
???
沈黙が続いた
完全に私が悪い
自覚している
私は昔からこうだったんだ。
もう名前も思い出せない
なぜだろう
自分を認めたいのかもしれない
友達はそのまま
この場を立ち去ってしまった
あれからもう10年か
時間はどんどん私を置いていく。
高校に入ってから一ヶ月のころ。
先生
先生
先生
先生
この時期に転校生?
家の事情かな
正直興味はなかった。
ぴくと
ぴくと
すごくテンションが軽い人だった
休み時間になると
みんなに囲まれていた。
私も輪にはいってみた
ぴくと
小沢 かな
小沢 かな
小沢 かな
ぴくと
ぴくと
どこか懐かしい
どこか似ている
それは言うまでもなく
小沢 かな
ぴくと
小沢 かな
ぴくと
とても優しくて
ピッ!
小沢 かな
小沢 かな
ピーー!
小沢 かな
小沢 かな
ぴくと
ピッ
ぴくと
クラスメイト
ぴくと
小沢 かな
運動ができて
なにより
小沢 かな
ぴくと
小沢 かな
ぴくと
小沢 かな
他己中だからだ
運動ができるのも
優しいのも
どことなくあの子に似ている。
私は少し
興味を持った
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