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閉した正義
時に法や裁きは無情だ
そんな俺は今でも「自分の正義」から目を逸らしている 「あの日」を境に俺は自分の正義に疑いの目をかけた
「司法省就任」 最年少のレインエタール
レイン・エタール
司法書士(1)
そう、俺は刑務官になる前は弁護人をしていた。 その日のことだ、俺は冤罪で有罪判定された人の弁護をしていた
周りからはもう確定した罪だ、お前には無理だ 犯罪者を擁護してどうなる、とも言われたが 俺には関係ない、冤罪だとしても救えるのなら救う
それが俺の掲げた「正義」だ
ーーー「数ヶ月後」ーーー
レイン・エタール
レイン・エタール
レイン・エタール
司法書士(1)
司法書士(1)
レイン・エタール
レイン・エタール
司法書士(1)
司法書士(1)
レイン・エタール
そこから俺たちは聞き込みを続けた
1ヶ月、2ヶ月、ついには半年を迎えようとしていた
田中(冤罪者)
田中(冤罪者)
司法書士(1)
司法書士(1)
田中(冤罪者)
司法書士(1)
田中(冤罪者)
レイン・エタール
レイン・エタール
そのように収監中の被害者の面談も終わった
今ただただ持っている証拠でどう動くか変化を見るだけだ
裁判官
司法書士(1)
「ザワザワ」
俺らの取った証拠によって大きく結果が変わった
裁判官
裁判官
相手の弁護人
司法書士(1)
司法書士(1)
レイン・エタール
司法書士(1)
それからもまた新しい証拠を取ろうと再度聞き込みを張り 証拠を集め続けた
いろんな人にも面談して「確定する無罪」を差し伸べるために 俺は何度も徹夜をした
レイン・エタール
レイン・エタール
そう、俺はここで自分の正義に揺らいでいた
力を行使する正義
弱きの盾になる正義
論ずる正義
色々だ、自分の「正解」をいまだに感じ取っていないからだ
司法書士(1)
司法書士(1)
レイン・エタール
レイン・エタール
司法書士(1)
レイン・エタール
司法書士(1)
司法書士(1)
「第一」 俺が初めて自分が「自己犠牲」の道を歩んでいることに気づいた
確かに俺は自分のことは一切として考えていなかった
それは単純だ 幼い時に憧れたヒーローもそうしたように
「俺がヒーローに代わってやっているのだと」
ー第三審当日ー
裁判官
司法書士(1)
田中(冤罪者)
レイン・エタール
そうだ、やはりそうだ
この裁判は勝ち目のない真っ暗闇の裁判だったんだと感じた
そこで俺の「正義」が砕ける音が響いた
田中(冤罪者)
田中(冤罪者)
田中(冤罪者)
田中(冤罪者)
田中(冤罪者)
レイン・エタール
その言葉を聞いて俺は完全に自分の意思を持ちことができた
だが、そんな目で俺をみるのをやめてくれ
前の裁判もそうだった 救えるはずの裁判だった
だが、俺の思っていた「法と裁き」は無情だった 助けられるはずの命に手を差し伸べず
完全悪に味方をして犠牲を払う
そんな世の中は完全に間違っている 俺を導いていた「法と裁き」は狂い出した
司法書士(1)
田中(冤罪者)
「ドンドン!!」
レイン・エタール
司法書士(1)
田中(冤罪者)
裁判官
相手の弁護人
レイン・エタール
レイン・エタール
それと同時に俺自身も狂っていたのだろう
いつしか「能力」という力に目覚めていた
右手には見慣れない「剣」を持っていた それと同時に俺の背後には巨大な天秤が立っていた
俺は初めての感覚だったが何故か手慣れていた様に俺の体が動く
「ザ・ギルティ」!! 「エクスキューショナー」!!
後ろの天秤から大きな声が響く それと同時に俺は持っていた剣をその裁判官と相手の 弁護人目掛けて切り付けていた
「大地の審判」
俺はそう呟いていたらしい 気が付けば、俺が不審に感じていた全員を斬り殺していた
レイン・エタール
レイン・エタール
司法書士(1)
何故だろう 忌み悪い感じはしない とても清々しかった
それと同時に「人を殺す」感覚を覚えた
それも全て「正義の鉄槌」という名のもとにやってるだけど自分に落とし込んでいった
ーTo Be Continuedー