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〇〇
いまなんて、?
おんなのこ?
私が?
私?
竜胆
蘭
蘭
蘭
蘭
こんなの
〇〇
竜胆
〇〇
蘭
初めてだ
〇〇
蘭
竜胆
同じチームの人ではなくとも
私のことを女の子として見て、扱ってくれた
怪我の手当てをしてくれるとか
一緒にいてくれるとか
そういうのも嬉しかったけど
なによりも
女の子として見て、扱ってくれたことのほうが
嬉しさが大きかった
蘭
竜胆
蘭
蘭
そして私は泣き止むことなく
意識を手放した
目が覚めるとそこは
見慣れない天井
知らない部屋
広くてふかふかなベッド
そして
灰谷兄弟
蘭
〇〇
蘭
竜胆
〇〇
竜胆
蘭
蘭
竜胆
竜胆
〇〇
竜胆
竜胆
蘭
蘭
蘭
〇〇
蘭
〇〇
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭
〇〇
蘭
よしよし
〇〇
これも初めてだ
誰かに頭をよしよしされるの
なんだか
あったかい
私には親がいなかった
物心つく頃にはもう既に他界していた
死因は事故死
運良く私は生き残ったらしい
事故の後、私は親戚もおらず行く宛がなく
児童養護施設に引き取られた
そこで十分な愛情を受けてないと言ったら嘘になる
でも辛かった
わからなかった
親の愛情というものが
家族というものが
なんなのか
検討もつかなかった