てひょん side
僕はある日、
"花"
を吐いた。 それは僕の気持ちを表すかのように…
真っ黒なバラだった。
真っ黒だったけど憎いほど 『美しかった』
僕はその日恋人と寝ていた。 恋人になって毎日一緒に寝るのが 日課だった。 だけど僕はあることに気がついた、、、
それは恋人が僕の寝た後 誰かのところへ行っていることに、、、
誰もがこう思うだろう
どこに行っているのだろう?
と、 僕は寝たフリをした。 やっぱり今日も誰かのところへ 行くみたい……。
僕は反射的について行くことにした。
身体が勝手に動いたんだ…
誰かの部屋に行くみたい ついて行ってみると 『ぐが』の部屋に入って行った。
何をするのか気になった僕は ドアの隙間から覗いてみた
そこは、信じがたい光景があった。
こんな声が聞こえてきた
じょんぐく🐰
じみん🐥
僕はとっさにドアを閉めた。
突然涙が溢れでてきて咳をした。 その時にでてきたのが
真っ黒なバラ
だった。
僕は急いで部屋に戻った だけど全然眠れなかった。
その日から頻繁に 花を吐くようになった。 僕はすぐネットで調べた。 すぐにでてきた。
『嘔吐中枢花被性疾患』 通称《花吐き病》と。
僕は治る方法を必死に探した。 治る方法はすぐでてきた、だけど それはすごく恐ろしいものだった。
好きな人と気持ちが通じ合うこと。
つまり、好きな人と両想いにならなければ治らない。
その時瞬間的にこう思った
僕、死ぬんだ。
と。 さらにネットにはこう書いてあった…
気持ちが通じあわなければ 花が詰まり死に至る。
僕はこの時『死』を確信した。
恋人じみなは浮気相手ぐがと一緒にいる方が幸せそうににっこりと笑う。 僕にはそんな笑顔を見せない…
その時僕は決意した。
じみなと別れてぐがと 幸せになってもらうこと。 そう決めた。
((数週間後
僕はじみなを部屋に呼んだ
てひょん🐯
じみん🐥
じみん🐥
てひょん🐯
【わかれよう】
そのたった5文字が 僕は言いづらかった
てひょん🐯
てひょん🐯
てひょん🐯
そう言って僕は急いで部屋を出た 限界だった。吐きそう。 じみなの返事は聞かなかった 聞かなくてもわかってた…… そして僕はまた花を吐く。
我慢出来ずに僕は廊下で吐いた。 美しい花がポロポロ落ちてゆく 次は綺麗な紫色の花だった。
赤は愛。青は悲しみ。 その2つが混ざった花だと僕は思った
ゆんぎ・じん side
俺たちはじみなとてひょなが付き合っていることを知っている。 じみながぐがと浮気をしていることも知っている。
てひょなの部屋から 『わかれよう』この言葉が聞こえた。 きっとてひょなもわかっていたんだと思う。 てひょなが部屋から出てきた。
俺はありえない光景を 目の当たりにしている
だって可愛いてひょなが
綺麗な紫色の花を 吐いているのだから。
涙を流しながら 綺麗な花を吐いていた。 その姿は美しかった。 俺たちはてひょなに近づいた
ゆんぎ
てひょん🐯
じん
てひょん🐯
てひょん🐯
てひょん🐯
てひょん🐯
俺たちは呆然とした だって弟が死んでしまうんだから… そしたらみんなが てひょなのもとにきた。 盗み聞きしてたみたい。
みんな信じられなかった。 じみなが1番に口を開いた
じみん🐥
てひょん🐯
てひょなは花が詰まり はじめているみたいで うまく喋れなかった
てひょん🐯
てひょん🐯
てひょん🐯
てひょなは倒れた
その時にてひょなは 大きな涙と 綺麗な2つの花を吐いた。
コチョウラン
トリカブト
コチョウランの花言葉は 『あなたを愛しています。』
トリカブトの花言葉は 『貴方は私に死を与えた』
黒バラ
黒バラの花言葉は
死ぬまで 貴方を憎みます
❦ℯꫛᎴ❧
今回は結構長めに作ってみました。 最後まで読んでくださり ありがとうごさいます。🥺🙏
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