ミク
(ここ、どこ?)
ミク
(奏たちが住んでる所に似てる…)
一歌
…?
一歌
(変わった子だな…ミクみたい)
ミク
(あ…!)
ミク
(この子、奏と話してた…)
ミク
あ、の
一歌
えっ!?
一歌
この声…ミク!?
ミク
…
一歌
(もしかして他のセカイとか?)
一歌
どうしたの?
ミク
…ここ…どこか
一歌
(緊張してる…)
一歌
(でもそうだよね、私が初めてセカイに来た時もそんな感じだったから)
一歌
…そうだ
ミク
…ここが一歌の部屋?
一歌
そう、両親は今お出かけ中だからゆっくりしていってね
ミク
うん
一歌
ミク、お茶持ってき…
ミク
一歌、なにこれ
一歌
あーっ!?
一歌
…か、返して?
ミク
ごめん
一歌
うぅ…
ミク
作詞してるの?
一歌
…うん
ミク
…どうしたらできるの?
一歌
え?
ミク
実は、ここに来る前私あの子に向けて作詞をしたくて…でも
ミク
…わからなくて
一歌
…
一歌
じゃあ一緒に作ろうか
ミク
え?
一歌
大丈夫だよ
一歌
間違った詞なんてないから
一歌
ミクがその子に伝えたい事を書いてあげて
ミク
…
一歌
はい、ノート
一歌
恥ずかしがらなくて大丈夫だよ
一歌
誰もミクの想いの詩を見ても笑わないから
ミク
(わたしが、思ったこと)
ミク
…ん
ミク
…できた
一歌
見てもいい?
ミク
うん
一歌
わぁ…
一歌
うん、素敵な歌詞だね!
ミク
ほんと?
ミク
ありがとう
一歌
どういたしまして
一歌
あの子に、伝わるといいね
ミク
うん…!
ミク
…あ
一歌
ミク!?体が光って…
ミク
セカイに帰るのかも
一歌
(やっぱり別セカイの…)
一歌
ミク!
ミク
?
一歌
また会えたら、その曲一緒に歌おうね
ミク
うん…!
ミク
…♪
まふゆ
…あたたかい曲だね
ミク
うん
ミク
まふゆ
まふゆ
ん?
ミク
まふゆのために作った曲…
ミク
聞いてくれる?
まふゆ
うん
まふゆ
聞かせて