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少女

ま、待って!!!お母さん!!いかないで!!!

少女

やだっ!やだよ!!もっといい子でいるから!!ごめんなさい…!!お母さん!!

少女

捨てないで…。

小さな少女は消えそうな声で言う。 その少女の周りには少女を抑え笑っている者や憐れみを込めて見る者等様々だ。

そう。少女は母親に捨てられた。少女は小さいながら愛想を尽かされた…そう思ったのだ。

少女

ん、…

私は朝7時に急にハッとして起きた。 7時かと声を漏らし、教室へ行く為に準備をする。

少女

パン…パンっと…。

机の上に置いていた苺ジャムのかかったパンを手に持ち、自分の口に放り込んだ。

少女

ん、美味しい。

パンを食べ終わった後、直ぐに身だしなみを整えて鏡の前で微笑んだ。

少女

うん…笑顔完璧。これで友達出来るかしらね…。

少女

あ、歯磨きしないと…。

嫌々歯磨きを終え、鞄を持ち部屋から出ようとする。

少女

あ、スマホ忘れてた…スマホに学生証の役割を果たすの入ってるのに。

少女

んしょ。

少女

ハァ…学校から配布されたスマホを持っていくの絶対忘れるなぁ私。気をつけないと。

少女

よし行こ。

ベッドの近くに置いてあるスマホを取り、今度はちゃんと忘れ物がないか確認をして外に出る。そのさい、鏡に学生証に書いている名前が写った。

その名は

《長崎星羅》

長崎星羅

ふぅ…っ…しんどい…。

長崎星羅

何で森に教室があるんだろう…💦オメガクラスだけって言ってたけど…。なんで…??

長崎星羅

それしても…道のりが険しい…?それにまだつかない…?

長崎星羅

折角整えた髪もボサついてる気がする…!

私は長崎星羅《ながさきせいら》。 今日から高校1年生。カッコイイ制服を身に纏い、絶賛愚痴を零し中。 …黒い綺麗な髪も崩れている気がするし気分は最悪。

私が通うのは魔術教育学園、この世界有数の魔術に関する学校だ。実際に今では凄く有名になってる人もいるし、強い人が多い。 そんな学園に来たい人は跡を絶たない。 私は…強くなる為にここで魔術を学ぼうかと思って入学したのだけど。普通なら間に合うぐらいの時間に部屋から出たのに…。なのに全然教室に着く気配が…。森を歩くとか聞いてなかったし!これ遅れるくない!?

魔術教育学園は寮生活の為、昨日のうちに荷造りを終わらせ、先生達とさえ会わず今日を迎えた。 殆ど何も言われてないから不安しかない。

長崎星羅

(真逆担任の先生も分かってないし同じクラスの子とかも分からないのに。今日の持ち物もスマホから連絡されたし…。何やるんだろ…?説明も全然されてないからなー。昨日といえば)

昨日のことを思い出しながらオメガクラスへ向かう。

長崎星羅

…うわぁ…流石有名な学園…設備もしっかりしてそうだし…見た目もばっちし、そしてデカい。試験受かって良かった…。

長崎星羅

やっぱり普通の学校と、魔法学校は直ぐに違いが分かるようね…。

門番

…ここの入学者ですか?

長崎星羅

ビクッ!!

長崎星羅

は、はい!!

門番

では、入学者か調べないといけないので手続きを。

長崎星羅

あ、はい…。(おぉ…そういうシステムなんだ。)

長崎星羅

なんか紙渡されたけど…。なにこれ?

長崎星羅

…んー

魔術教育学園に通う者よ 明日、入学式を行う。 今日中に荷造りを行っておくこと。 クラスはΩオメガクラス。 Ωクラスは他のαアルファ、ζゼータ、μミュー、σシグマクラスとは別の場所に教室がある。場所は……。 部屋割りは……。

長崎星羅

オメガクラス…ね

長崎星羅

さっさと荷造りを終わらせないと。って中学と違いすぎて…まぁ普通の中学…だし、魔法学園と違うのは当たり前か。

その後、しっかり部屋で荷造りを行い、暇になっていた。 外に出ていいか分からなかったが敷地内で散歩していた。

??

……

長崎星羅

(あ…あそこに人が居る…黒髪の眼鏡男子…私と一緒でもう荷造り終わったのかな…?)

長崎星羅

オメガクラスがこんな場所に教室があるとか完全に運が悪すぎる…。

長崎星羅

最悪…。

長崎星羅

あ、アレか!

長崎星羅

なんか…不気味?…

長崎星羅

(ヲタクとしては凄く魅力的な教室だけど!!!)

内心テンションが上がりながら、教室の中に入る。

長崎星羅

お、おー…!

長崎星羅

スゴッ…!!

適当に席に着こうと一歩歩き出した、が…。 床が凹んだ。

長崎星羅

まッ!しまっ…!!

長崎星羅

がはっ!!!

何もないのに首を絞められている感覚。壁側に押さえられながらも策を考える。

長崎星羅

(真逆…トラップがあるだなんて…!完全に油断してた!ここはあの魔術教育学園よ!?何もない方が変じゃない!!今回は完全に浮かれてたっ!!〜〜!※ヲタクが喜ぶようなことばっかだったから!!!)

※魔法学園的な学校に通えるということとこの教室の内装やらでテンションが上がってしまったこと

長崎星羅

ぐぁ…、!

長崎星羅

(何、何!?なんなの!?何かが私の首を絞めてる!なのに手で触ろうとすると透ける、…私には見えてない…。幽霊…?)

長崎星羅

(それじゃ…私は死ぬ…ッ!)

長崎星羅

っ…!いっ…!

痛みに耐えながら片目を開けると自分の踏んだ所が元に戻っていなかった。

長崎星羅

(あれ、また私みたいに罠をかけるなら、普通に元の凹んでいない状態に戻るはず…トラップは仕込まれるモノ…それじゃ他の人に罠をかける気はない…?)

長崎星羅

(アレはスイッチ?)

長崎星羅

っ!!

その瞬間一か八か瞳を覚醒させた。前髪が目にかかってるが、覚醒させた目は茶色から黄色に変わり、星のマークが出来ていた。

そして人差し指をスイッチに向けて指し

長崎星羅

(オリジナル魔法…)

長崎星羅

…スター…ショット!

首を絞めていた幽霊は 姿を現した。

長崎星羅

姿を、っ…現したら…こっちのもん!!

ニヤリと悪どい顔をしながら自分のオリジナル魔法「鎖」を使い締め付け、怪物は消滅した。

長崎星羅

ゴホッゴホッ

長崎星羅

ただのデカい怪物ね…

??

靴の音を立てながら、コッチまで来て私を見下ろす。

長崎星羅

な、!!いつの間に…

??

オリジナル魔法2個持ち…中々珍しいわね…。だからといって少ないわけでもないのだけど。

??

さぁ…そろそろ説明しないとね。貴方もそろそろ何処でもいいから椅子に座ってちょうだい。

スーツを着た、黒髪のおだんごをした大人びた女性が、手でパンッと音を鳴らした。

私は言われた通り座ったが、座った瞬間、制服を着た男子と女子が椅子に着席していた。

??

うおっ!!!?

??

なんなの、ここ!?急にどこに来たわけ!?

うおっと言ったのは金髪に赤い目をした男子に、ここに来たのを焦って声を出している、暗めの茶髪にボブの女子。

??

私は貴方達、オメガクラスの担任を務めさせてもらう、水源清華よ。

水源清華《すいげんせいか》

??

た、担任…!?

今、声を上げたのは黄緑髪の男子。

水源清華

えぇ。貴方達は今混乱していることでしょう…そうね、まずは貴方達が戦った怪物についてお話ししましょうか。

水源清華

怪物と戦ったのは入学試験よ、本来なら40名ぐらい居たのだけど、今ここにいる人以外は落ちたわ。貴方達は合格したの。

長崎星羅

(入学試験…受験的なのか。え?でももう既に入学試験は受けて…。)

??

ふーん40人も居たんだ、凄く減っちゃってるね〜。

緩い発言をかましたのは橙髪で碧眼の男子。

水源清華

入学試験は2回あって、1回めは20万人という人数が受けにきてたわ。そこから160人に絞って、また絞る。1回目の試験は筆記試験。2回目の方の試験が出来なかったら魔法使いの素質はない、諦めてもらうしかないわ。まぁ成長の余地は勿論あるだろうけど。

長崎星羅

(真逆、入学試験が2回あるとは…。普通なら入学試験1回で入学が決まるんじゃないの!?…ここでは普通は通用しないってことか…。)

他の皆もありえないって表情をしている人が多い。

長崎星羅

(いや入学試験1回目は知識について、筆記試験で2回目は戦闘、実技試験ってことか〜…。中学校から普通の授業を受けている人だと分からないし気付けない人が多いと思う。中学校から魔法学校行ってたら甘くないって分かってた人も居るだろうね。)

水源清華

……担任によって入学試験の難易度は変わる…まぁ私はオメガクラスの担任になることが多いわ…いやこの話は必要ないわね。

水源清華

入学試験の難易度はその時の担任によって変わると言ったわね?今回の入学試験は私のオリジナル魔法の「怪物」を使った試験だわ。予め各自違う場所に来るように言っていたわ、勿論同じ場所になる子も居たけど…つまるところ試験を挑んでいたと言うことよ。

水源清華

それと貴方達が急にここに来たのは基礎魔法の瞬間移動を使ったからよ。

((それは分かってる!!))

水源清華

……他のクラス達も使っている図書館も使えるわ、そこの各自違うところに繋がる魔法陣の上に立てば行きたい場所は行けるからね。寮まで戻るにはそっちの方が手っ取り早いわ。

長崎星羅

(ここまで森辿って来たんですが???)

長崎星羅

(…多分皆は魔法陣使って来たのか…。前日に説明されたのかな、聞き漏らしたんだ…最悪。)

水源清華

言い忘れてたわ……入学おめでとうニヤリ

水源清華

貴方達はキツい訓練に耐えられるかしら?

水源清華

じゃあ…生徒同士で自己紹介…しといてね。

そう言いドアから出ていった。

((……))

??

え、と…じゃあ僕から…

最初に声をあげたのは優しそうな薄い茶色の髪をしている男子。

爽城疾風

僕は爽城疾風です、趣味は身体を動かすことです!!皆さんこれから宜しくお願いします!

爽城疾風《さわしろはやて》

長崎星羅

(めっちゃ笑顔…爽やかイケメンだ…!)

茶髪のボブの女子

やばっ…イケメン過ぎじゃない…!?

??

え、私狙っちゃおっかなー!!

爽城くんを狙うのは桃色の長い髪のサイドテールの女子。

桃髪の女子

じゃ、次私いくね!!

音山縷々

え〜私は!音山縷々ですっ!ん〜好きな食べ物はイチゴで、趣味は〜スイーツ巡りです!皆仲良くしてね〜!

音山縷々《おとやまるる》

勢いよく立ち上がり明るく自己紹介を終えた音山さん。

長崎星羅

(……可愛いらしい女の子…!好きな食べ物も趣味も女の子らしさを感じる…!!)

桃髪の女子

爽城くんっ連絡先交換しよ?

…手が早いことで。そんで上目遣い可愛いね音山さん!

茶髪のボブの女子

ちょっと!!音山さん抜け駆けとかズルくない!?

茶髪のボブの女子

マジないんだけど!?

爽城疾風

あはは…えっと名前…教えてくれるかな?

茶髪のボブの女子

あ、うん!ごめんね!

田倉空凪

田倉空凪、趣味はお風呂に入ることで〜す!これからよろしくね!

田倉空凪《たくらくうな》

黄緑髪の男子

……イケメンは良いなァ…💢

長崎星羅

(おわっ…黄緑さんは家柄が良さそうな雰囲気な割に恨みがましく親の仇を見るような目で見てる…意外と男子💦!!)

金髪赤目男子

……チッ…

長崎星羅

ぁ……(昨日の黒髪眼鏡の…)

黒髪眼鏡男子

……

あ、やべ。目があった。完全に。初日から気持ち悪い女レッテル貼られる???

橙髪碧眼男子

も〜女の子達!そういうのはさァ〜自己紹介皆が終わってからしてくれる?

音山縷々

ご、ごめんね?

田倉空凪

…ご、ごめんなさい(やばいやばいイケメン!!チャラっぽいイケメン!このクラスイケメン多くない!?よく見れば…めっちゃイケメンいるし!!)

橙髪碧眼男子

ま!良いんだけどさ!じゃあ次オレね〜

緩原成真

緩原成真で〜す、しっかりするとか規律とか守るの苦手で〜まぁ緩々いきましょーよ!
あ、女の子達後で連絡先交換しよーね?

緩原成真《ゆるはらなりま》

音山縷々

(ちょっとチャラい、タイプじゃないかな)

長崎星羅

(ゲッ…あの飄々とした態度…そして成真って聞くと嫌いな男にそっくり……そしてチャラい無理。)

黄緑髪の男子

あ、じゃ…

??

おっれ!!いきまーす!!!

うるさ。声でか。あの灰髪の男子なんなの??もうちょい静かにできない??

灰髪の男子

元気がモリモリ溢れ出ちゃいましてー!あ。ハヤテとは幼馴染なんだよ!!

諏訪野功

俺は諏訪野功!

諏訪野功《すわのこう》

黄緑髪の男子

…はーい!!次ボクだから!!

諏訪野功

え!?自己紹介終わってない…!まだ沢山喋りたいことあったのに!?

爽城疾風

功は話が長過ぎるからもうお終い。

葉植樹

ってことだから!ボクは葉植樹!好きな食べ物はポテトサラダ!ボクも皆と仲良くしたいでーす!!

葉植樹《ようしょくいつき》

長崎星羅

(うん…諏訪野さんも葉植さんも陽キャ男子って感じ…。)

長崎星羅

(………自己紹介するタイミングが分からない…!!マジでどうしよう…!!とゆーか自己紹介したくない!!必要なのは分かるけど!!)

爽城疾風

えっとじゃあ次は…君お願い出来るかな?

黒髪眼鏡男子

俺か?…

零島雅哉

……零島雅哉。趣味は読書。好きな食べ物は…たこ焼き。これでいい?

零島雅哉《れいじままさや》

長崎星羅

(ふーん。趣味は読書、か…。零島さんは…なんかクールって感じ?)

爽城疾風

よし。次は…金髪の

金髪赤目男子

あ??

金髪赤目男子

別に馴れ合うつもりねェのに…自己紹介する必要あるか?

爽城さんに向かいガンを飛ばしながら自己紹介に反対する金髪の男子生徒。

長崎星羅

(うっわー…ヤンキーだ。机の上に脚乗っけてる…!)

爽城疾風

…まずは机に脚を乗っけないでね。

田倉空凪

ちょっと!!なんなのアンタ!!爽城くんに向かって!睨むのやめなさいよ!

音山縷々

この自己紹介は爽城くんの優しさじゃん…なのにそんな言い方はないんじゃないかな…。

金髪赤目男子

あ"?

音山縷々

ヒッ…!!

田倉空凪

ビクッ…に、睨んだって…

緩原成真

はいは〜い女の子睨むの禁止〜!

葉植樹

あれがヤンキーってヤツねぇ。初めて見たわボク。
キャーおっかな〜い〔裏声〕

諏訪野功

ほうほう女子を睨むのは関心せんな!それとハヤテの言った通り机の上に脚を乗っけるのは行儀が悪い!って言うだろ!?

緩原成真

その他諸々言われてるけど、それはいいとして。金髪不良くんこれから長く一緒に居るかもしれないんだから、するかしないかだったらした方がいいんじゃない?って俺は思うんだけど〜。

金髪不良くんに近づき耳元で囁いた。

虎国琥珀

………チッ…。虎国琥珀…。

虎国琥珀《とらぐにこはく》

屈辱という顔をしながらも納得したのか喋り出した。

爽城疾風

自己紹介ありがとね。ニコ

長崎星羅

(後、自己紹介してないのは私と紫髪の女子と青髪のスポーティー女子って感じの子と…女子…?いやズボン着てるし…男子?いや女子でもズボンぐらい着る人だっているし…)

爽城疾風

あ。じゃあそこの黒髪の…

長崎星羅

(自己紹介してなくて黒髪は私だけだから…多分私だよね…?)

長崎星羅

あ、えー…私は長崎星羅です!アニメとか漫画とかが好きで好物は甘いものとカツ丼とかですかね。嫌いな食べ物はピーマンです。

長崎星羅

是非仲良くして下さい。

趣味は人間観察なんて人には言えないからね(-。-; 私の自己紹介は…良くも悪くもない可もなく不可もなくって感じかな。

紫髪の女子

…あ、…ぇと

青髪ショートの女子

…じゃあ次アタシで。

青龍六来

アタシは青龍六来。バンドとか好きです。

青龍六来《あおりゅうむらい》

紫髪の女子

あ…!私…つ、次いきます!

人前に出るのが苦手なのか分からないけど多分最後に自己紹介は嫌なのか勢いよく席を立った大人しめだけど可愛い女子。深呼吸をして小声で気合を入れる。

紫髪の女子

ふぅ……!!よしっ!…。

八乙女夢架

私は八乙女夢架です。す、好きな食べ物は見た目が可愛いもので…。趣味は夢可愛いモノを集めたり…ぇ、兎に角!!夢可愛いモノが大好きです!
は、はい…。

八乙女夢架《やおとめゆめか》

八乙女さんは少し恥じらいながら席に座り、最後に自己紹介をする中性的な生徒に皆の視線が刺さる。

中性的な生徒

……………

爽城疾風

…あ、あの…自己紹介、君で最後だから…自己紹介お願い出来るかな?

若研天念

…若研天念…。

若研天念《わかけんあまね》

自分の名前だけ名乗り、ペコリと礼をして席に座った。

((…性別どっち/だ!?💦))

長崎星羅

(後で聞いてみよう…かなぁ)

爽城疾風

同じクラスになるから出来れば皆仲良くしようね!

音山縷々

うん!

田倉空凪

は〜い!

諏訪野功

おう!

虎国琥珀

…チッ…。

私はクラスメートを見渡して思った。 仲良くなれそうにない、と。

長崎星羅

(それに席が…1番ドア側なのはまぁ何か寂しいけど…前が爽やかイケメン爽城さん、左隣がヤンキー虎国さん、後ろが陽キャの葉植さん…人生が終わった…。)

今の座席は名前順。 1青龍六来 2音山縷々 3爽城疾風 4諏訪野功 5田倉空凪 6虎国琥珀 7長崎星羅 8八乙女夢架 9緩原成真 10葉植樹 11零島雅哉 12若研天念

 こんな感じの席です! 

水源清華

今回のオメガクラスはどうかしら…。

私は今年もオメガクラスを担当するらしい。 オメガクラスを担当するのは今年を含めて4年ね。 私が与える試練こと入学試験は単純に「怪物」から倒されないことが合格条件。簡単でしょ?なのに中々受かる人が少ないのよ。勿論怪物に倒されなくても不合格の条件はあるんだけど。私が担任をしていないオメガクラスの学年は20人にも満たないわ。まぁ私の時は8人は合格していたわね。 今の学年の2年生は同じ入学試験を受けて誰も合格しなかった。だけどこれくらいどうにかしてもらわないと魔法使いの素質は残念ながらないわ。今年は10人以上はいかないかしら?

水源清華

あら…。

今のところは6人合格条件を満たしている。

水源清華

でも6人だけでも凄い方だわ。

私が仕掛けたトラップが作動した。 水晶を通して各自の教室を見通す。 怪物の存在に慄いて気絶する者も居れば縮こまって動けず怪物に倒される者、リタイアする者。 やはり…10人以上は…。

その時目に入ったのは黒髪の少女が瞳を黄色に輝かせ、オリジナル魔法を使ってトラップを解除した。

水源清華

長崎星羅…ね。興味が湧いたわ…。

水源清華

他の子も力を合わせて合格する者も…己の力で合格する者も…フフ。丁度今、11人目合格。タイムはギリギリで一気に合格しだしたわね。

水源清華

…いやこれで12人目合格ね。

水源清華

面白くなりそうニヤ

「胸の大きさをカスタムできるメーカー」を使用しました。

長崎星羅《ながさきせいら》 好物:スイーツ、カツ丼 嫌いな食べ物:ピーマン 趣味:読書、アニメ・音楽鑑賞 コミュニケーションできる系陰キャ。 プライドが高く舐められたり貶されるのが好きじゃない模様。 心ではテンションが高いが日常会話は落ち着いていたり冷静なイメージ、ノリもめちゃめちゃ良いわけではなくノル時はノル。 足蹴りが得意。

檻罪歪

作者の檻罪歪です!!

檻罪歪

ふふふ。新連載です!!勿論他作品も更新予定はあります、が何ヶ月後ぐらいに更新ですかね(ちなみにこの作品はちょっとだけ貯めてたんですよ〜!)

檻罪歪

真面目に作者受験生なので、中々物語を作る時間が前半ぐらいしかないので、本当に遅いのは許して下さい!

檻罪歪

水源先生が4年といいつつ、現世の世界でいう大学1年生が高校1年生を3年間オメガクラスの担任という経歴を持つ。今で言う高校2年生は誰も合格しなかった為4年間の中に入ってません。
オメガクラスの入学試験を担当をしたのは3回ってことです。

檻罪歪

んー早く教室に着く程、入学試験の合格率高くなるけど遅く教室に着く程入学試験の合格出来る時間がなくなる為合格率が低くなるので星羅ちゃんは1番遅く教室についてギリギリ合格したので、先生に目をつけられてる…感じです笑

檻罪歪

ちなみに魔法学校を中学の時に通ってる人以外は魔法の知識はあるけど使い方が分からないっていう人が多いです。

檻罪歪

ではコメント&ハート、フォロー待ってます!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

10

ユーザー

サムネが……いい!!!! 世界観好きすぎます😭😭 魔術て…、私の心にクリティカルヒットですありがとうございます😇😇😇

ユーザー

本当にキャラの名前とか設定とか物語の設定がいろいろあって凄いな~😅

ユーザー

可愛い子多いな。これからの話が楽しみだぜ( ◜ω◝ )

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