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ウンソク
またここに来られるなんて幸せだ
ただの暇つぶしの相手でもいい 新しくできた友達だから 誘ってくれるだけでも
あなたのプライベートエリアに 入れてもらえる存在になれただけで
それ以上は求めちゃいけない
この前僕が飲んだジュースを 用意していてくれて
この前作ってくれたチャーハン 今回は具がちょっと違うし スープまでついてる
ウンソク
ウォンビン
ヒョン、なんだろうな 弟を甘やかしたい兄貴 僕にも弟分ができたら同じことをしそう
わかってるんだよ うれしいんだけど、悲しいんだ
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
僕の言葉にウンソクさんは 驚いたような、困ったような顔をする
たぶん今、僕はすごく あなたに甘える顔をしている
それはきっと、弟にはない表情だから
ウンソク
少しだけ声が掠れる
その声がまた、好き
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
言って僕の頭を撫でる 触れられただけでうれしいのに 今の僕はそれだけじゃ満たされない
でも 嫌われたくない
好きだなんて言ったら こんなふうに会うことはなくなるだろう
それはいやだ、どうしても
二者択一なら 弟でいることを選ぶしかなくて
本当に優しく、幸せそうに 僕の頭を撫でるウンソクさんを見ながら チャーハンを食べる
ウォンビン
ウンソク
気にして欲しくて
ウォンビン
ウンソク
想定内の反応。 なのに、悲しかった
ウォンビン
ウンソク
食いつかれるとますます、傷つく
でもきっと、こんな会話は 兄と慕う人だからこそできる感じで
そういう忠誠心みたいなものを 示してるフリ
本当は違うのに
ウォンビン
ウンソクさんはうんうん頷いてる
ウォンビン
ウンソク
食事の手を止めて
並んで座るウンソクさんの目を じっと見つめる
ウォンビン
吸い込まれそうに大きな、綺麗な目に 負けないように
ウンソク
じっと見つめる あなたが、好きですと 願いを込めて
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
僕の気持ちなんか知る由もない
告白してるようなもんなのに なんで無理って言われても その反応を聞けばどう考えても無理だろ
ウォンビン
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
ウンソクさんは首を傾げた
ウンソク
ウンソク
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
あえて茶化して言えば ウンソクさんは笑いながら怒るフリ
ウンソク
ウンソク
ウォンビン
笑いながら傷ついてる 自分で傷つけてる、深く深く
この人をこれ以上好きにならないように
ウンソク
ウォンビン
どんな瞬間でもときめく
あなたが僕を見つめる時 名前を呼ぶ時
ウンソク
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ウォンビン
拗ねたように言えば ウンソクさんは笑う
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
急に落ち着いたトーンで ウンソクさんは言って
僕にしっかりと向き直る 怖いくらい真っ直ぐに僕を見て
ウンソク
びっくりして声も、出ない 目を見開いたまま見つめると
顔を赤くして
ウンソク
かろうじて保つ体裁と裏腹に 余裕を感じる唇
僕の方こそ 本気にしていいのか、わからない