私は産まれた時から病院にいた
親と会うのは月に1回だけ
それ以外は、看護師さんとお医者さんと会うぐらい
でも、誰も私の相手はしなかった
みんな私の見た目を「気持ち悪い」と言った
別に、悪魔の子なんて言われたって構わない
これは私の見た目なんだから
・
・
・
遥斗
そう言っても、あの人達は無視をする
多分私と話したくないのだろう
遥斗
遥
遥
でも、遥だけは返事をしてくれる
遥だけが癒しというか……
救いだった
まぁ、私も病気じゃなかったら、 その隣に立っていただろう…
生まれつきの持病だ。しょうがない
遥斗
2人は嫌そうな顔をして病室を後にする
でも
遥だけは笑顔で手を降ってくれる
……
遥も同じ見た目だから、私の見た目が気持ち悪いとか そういったものがまだ理解できないのだろう
そんな生活を続けていた時のことだった
突如として 母達が、来なくなったのだ
私は何故か理解してしまった
あの人達は、私のことが凄く嫌いで もう会うことさえも嫌になったと……
……酷いとは思わなかった
こうなると…なんとなく思っていたから
…でも、やっぱり…少しは悲しかった
唯一の遥にも、一生会えなくなるのだと思うと
遥斗
そんな叶わぬ願いを何度願ったことか
叶わないとわかっていても、つい願ってしまう
……それが人間というものなのだろうか
病院で、外に出てもいいと言われ 退院しても良いと言われた
お金は、何故か親から定期的に送られてきた
でも、流石に生活するには少し足りない
だから、後は自分で稼いでいこうと思った
遥斗
遥斗
遥斗
そればっかり考えてしまう
何故だろう。何故かだ…何故か
遥斗
この時、私は気持ち悪いからと言って、 少しでも隠すために、眼帯をしていた
少しでも、見えないように…
商店街のような場所を歩いている時
絡まれている女の子を見つけた
流石の私でも放っておけなかった
遥斗
モブ
モブ
ことは
遥斗
モブ
モブ
モブ
ことは
遥斗
遥斗
遥斗
モブ
モブ
遥斗
モブ
遥斗
遥斗
久しぶりに人を殴った
過去に殴ったのは、 看護師に暴力を振るわれた時ぐらいだ
殴ったり蹴ったりするのは大嫌いだった
病気が悪化するのもあるけど、 なによりも…… 人を怪我させるのが嫌だった
遥斗
遥斗
遥斗
ことは
遥斗
ことは
遥斗
ことは
遥斗
遥斗
遥斗
ことは
遥斗
遥斗
?
ことは
遥斗
?
遥斗
?
遥斗
遥斗
?
遥斗
遥斗
柊
桃瀬
?
遥斗
梅宮
遥斗
柊
水木
梅宮
梅宮
遥斗
椿野
遥斗
遥斗
梅宮
遥斗
遥斗
柊
梅宮
遥斗
梅宮
遥斗
椿野
遥斗
柊
桃瀬
遥斗
椿野
初めてだ。こんなに優しくされたのは
梅宮
梅宮
梅宮
遥斗
遥斗
梅宮
生まれて初めて "友達"なんて言葉を聞いた
嬉しかった
梅宮
遥斗
椿野
遥斗
桃瀬
遥斗
柊
柊
水木
遥斗
初対面なのに…皆は優しい
なんでだろ?なんでかな?
なんで………
この人達なら…信頼していいんじゃないかって思えてきた
遥斗
梅宮
柊
椿野
水木
桃瀬
ことは
あの時、私はきっと目が輝いてた
初めての友達
初めての信頼できる人
私は…1人じゃ…ないんだ……
ほいじゃ!
ここで切ります!
またね~
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