ブラウ
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ブラウの自室のドアを閉め、 グルッペンはため息を吐いた。
なんか企んでるようにしか思えない
急に呼び出されたと思ったら、 父親が亡くなった時の話をされた。
父親が亡くなった時、 親族はブラウに従う、 ブラウが大黒柱になることを 許可する書類を書かされた。
あの父親まだまだ現役だぞ ばかじゃねーのか
ただ、断っても後が怖いので 一応、判子を押して了承した。
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何か裏があるのか、 わからない
いつものように、書庫へ向かった
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車庫の扉を開けると、 分厚い本を5冊ほど抱えたトントンがグルッペンを出迎えた。
トントンを仲間に誘ってから 数日が経ったが、 未だに返事は貰えていない。
ただまぁ主従関係ではあるので、 他の、様々な国について、 ここで調べてもらっていた
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床に落ちた古い紙を拾い上げた 空島伝説の本よりも古く、汚れていた
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その時、俺のお腹から大きな音がした 書庫に響き渡るほど大きかった。 恥ずかしがるのもなんだから 正直に、お腹空いたな、と呟いた。
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トントンはずっと持っていた バスケットからサンドウィッチを 取り出した
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手先が器用で、要領もいい、 はっきりいって有能だ。
仲間に1人はいて欲しい人材ではある
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聞いてはいけないことを 聞いてしまった気がする。
トントンが苦い顔をしていた
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覚悟したような顔をしたトントンは 途切れ途切れながらも、 返事が無かった理由を話した。
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ずっと返事が来なかった理由が やっと分かった
だって、奴隷だったら、 主人がいい物件だったら 着いてくだろ、普通。 俺ならそうしたし
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あぁー…惜しいことした
こんな優秀な人ざ… …仲良くなれそうな友を! 手元に置かないのは残念だ
それよか家族のために帰る、 というのが心底理解できなかった事は 黙っておこう。
○●
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トントンは深く頭を下げた
2年、か
…オスマンの国、 間に合いそうにねぇー…
…どう言い訳しようかな…
どーうにか間に合わなねぇーかなー…
アイツ絶対怒ると怖いタイプだろ 嫌だよ、なんで怒られなきゃ ならないんだ。
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コメント
2件
グルさん優し✨