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時差コメ失礼しますっ!! とても、素敵な作品ですね! あの、話変わるんですけど尊敬者様として、ななしさんを、出していいでしょうか?良かったらハートか返信お願いします。
この3人すき!❤🩷💙 (推し!)
個人的にめちゃくちゃ好みで!何回でも見れちゃいます✨ 続き楽しみです😊
No.1 病院嫌い
嘔吐・桃赤兄弟・青赤・幼児退行表現あり
ピピピッ
思っていたよりも熱があったせいでそのままベッドにうなだれる。
最近仕事が忙しすぎてまろと過ごす時間が減ってるってだけでもストレスなのに、まさか体調崩すなんて…
しかも、なんか喉めっちゃ痛いし、、まさか、、いや考えないでおこう。
まぁ、でも一日やり過ごせば何とかなるだろ
とりあえずまろには黙って会社行こ、
病院が嫌いな俺にとって、恋人だけど医者という職業に就いているまろは体調不良の俺からしたら敵だ、
絶対に捕まる訳にはいかない。
そうと決まれば早く準備して、ご飯は食べずにさっさと出よう。
まろが俺の両腕を掴んで離さない、
やばい、、
え、なんでそんなすぐ気づくの、
うっ、ごもっともです、、、
でも、ここで捕まる訳には、
そんなのは嘘でほんとは立ってるだけでもキツい…
アニキって言うのは俺の上司でありまろの親友でもある人だ。
ほんと、そう言った情報提供はしないでいただきたい。
いつの間にか持ってきていた体温計を渡される。
てか、なんで全部分かるんだよ、
計りたくないなんて言えないけど、相手は医者だから、きっと計るまでは自由にさせてくれない。
…ちょっと浮かせて計ろうかな、、
見つかったら怒られるかもとか思いながらもやってしまうのは俺だけじゃないはず…
ピピピッ
本日2回目の体温計の音が鳴る
な、なんでわかるんだよ、
そんなこと言われたら、行きたくないなんて、いえないじゃん、
それに、いい大人が病院嫌いなんて恥ずかしくて言えないし。
まろがそう言いながら頭を撫でてくれる
あぁ、病院やだなぁ、、
行きたくないのに、、
でも、しんどいのも喉痛くて喋りにくいのも事実だし
まだ相手が兄ちゃんじゃないだけましか、
病院に着いたはいいけど、これから診察かぁ、
できることなら今すぐにでも帰りたい
でも、ここで診察するってだけで抵抗したら病院嫌いだってバレちゃう、
それだけは嫌だ、
だって、幻滅されるかもだし、
よくわかんない質問されてそのまま聴診器の診察も終わった。
帰れる。もうちょっとで帰れる、!
、ちょっとまって、
これってもしかして、喉痛いとか言わない方がよかった、?
あぁ、どおしよっ、
ヤダヤダヤダヤダヤダ
溶連菌の検査って、あの、喉に棒押し付けられるやつでしょ?
無理無理、絶対に無理!!
小学生の時何回かなったことあるから分かる。
あれ超痛いんだよ、
なんならその痛み知った翌年からは逃げたことだってある。
いやだ、絶対にやりたくない、、!泣
フリーズしていた俺を心配してまろが顔を覗き込んでくる
その心配そうで、いつものなんでも包み込んでくれそうなまろに、ついつい甘えてしまいたくなる
熱で重たい身体をなんとか動かして部屋の外に出る
え、なんで、なんで兄ちゃんが、
地べたに座ったままの俺の隣でまろが兄ちゃんに説明し始める
うぅっ、
兄ちゃんはいつもは凄く優しい。
周りにブラコンと言われるほど、
だけど、医者の顔になった兄ちゃんは凄く怖い。
去年もインフルの予防接種サボってたら怒られたし。
大学生時代、体調不良隠して飲み会行ったらバレて、翌日病院に連行されたし。
しかも、診察する時ほぼ無言だったし、
全部俺が悪いけど、にしても厳しすぎる。怖すぎる、
そんな鬼が今目の前にいる。
この後のこと考えただけでまた泣きそう、。
やだ、
ここで捕まったらもう終わりだ。
兄ちゃんがまろの方向いてる隙に、
知るわけないじゃん!
うげ、
検査やらないとなんだった。
もう嫌、、最悪…
いやいや、何もおっけーじゃない!
行ったらもう俺の負けじゃん。
検査やらなきゃじゃん。
いやだ、
ほんとに検査だけはいや、泣
ベットのとこで手を広げた兄ちゃんが俺を呼ぶ。
あぁ、身体が勝手に動く。
勝手に涙が出る。
いつもだったら、やめてとか恥ずかしいとか思うはずなのに。
もう社会人なのに、
人って弱ってると、いつも以上に甘えたくなるんだな
兄ちゃんの上に座って向かい合う状態で泣きつくと、兄ちゃんが背中をさすってくれる
兄ちゃんの隣に座ったまろが、俺の涙を拭いながらそう言う。
兄ちゃんが褒めながら俺の頭を撫でてくれて、まろが優しく背中をさすってくれた
まだ何もやってないのに
迷惑かけてる悔しさと、検査の怖さでまだ涙が止まらない、
聞かれたのは俺のはずなのに返事と同時に兄ちゃんが体ごと俺をまろに向ける
そんなまろの手には長い検査の棒
まろの指示通りに兄ちゃんが頭を両手で固定する
スッ
後ろに逃げようとしても兄ちゃんが壁になって身動きも抵抗も出来ないし、横に顔を逸らすこともできない。
足だって兄ちゃんの足で挟まれてて動かせないし、
もういや、めっちゃいたいんだけど、泣
そう言ってまろが撫でてくれる
さっきまで頭を抑えてた兄ちゃんの手は、今は俺の涙を服の袖で拭いてくれてる。
はぁ、なんか疲れた、
検査が終わってほっとしたからか泣き疲れたからなのかは分からないけど、今すぐにでも寝ちゃいそう、、
あっ、まぶたが、さがっていく、、
検査結果が出たから診察室に戻ってみればないこに抱きついたまま寝てるりうらを発見
ほんと兄弟で仲がよろしいこと、
あぁ、ほんとかわいそう、
なんなら今すぐにでも代わってあげたいのに、、
でも、不謹慎だけど、
幼児退行、
あぁなるほどね、
なんてくだらない会話してる間にも時は過ぎていくわけで、ずっとここにいる訳にもいかない
とまぁ、そんな感じで帰ってきたけど、
ここからがまた大変、
とりあえず、お粥でも作っ
え、なになに、
台所に向かっていた足を止めてりうらの部屋に戻る
抱きしめてあげたら倍の力で抱きしめられる
そうやった、今幼児退行してるんやった、
りうらが安心できるように優しく背中をさする。
言いながらりうらをベットに寝かせる
ベットの下に座っていようかな、と思ったら、
と、涙目プラス上目遣いで言われてしまえば断る選択肢などなく、りうらのベットで一緒に寝てしまい、後日俺も溶連菌になりました。
まぁ、俺は別に、検査嫌がってないけど、、
つづく