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まろ達の足が速くて俺が今やっと追いついた時だった
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突然ないこがそう声を漏らした
驚いて顔を上げると
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有栖が稲荷を人質にとっていた
本当だったんだ
稲荷の首元には刃が向いていた
興味を持って集まる人も多かったらしく
周りは人でいっぱいだった
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りうらが道を作ってくれて
俺らは有栖に近づいた
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彼はそう小さく呟いた
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まろがすかさずそう言った
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稲荷は何も言わなかった
それが不思議に感じた
普通抵抗でもするのではないか
だがそう思っているのは俺だけではなかった
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それを言うと同時に
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稲荷がそう言い出した
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自首?
いむくんが居なくなるの?
いむくんともう話せないの?
嫌だよ
どんな事があっても僕がいむくんのためになるって
あの日
僕は誓ったんだよ
大好きないむくんには苦しんで欲しくないって
例えいむくんがどんなことをしても
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僕がそう言うと
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いむくんは笑った
いや
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本当は泣いていた
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一緒に死のう?
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