/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
⚠注意書き⚠
・夢主の心情多め ・描写少なめ ・長めの読み切り ・いつもと背景の使い方が違います ・本誌の重大なネタバレ ・五条悟×妻の夢主
以上OKな方のみお進み下さい𓂃◌𓈒𓐍
五条〇〇
勢いよく飛びついた私を軽々受け止める悟。
生徒や皆が周りにいるのに抱き着く私を拒まず、
それどころか背に腕を回して 強く抱き締め返してくれる。
獄門疆に封印されていた彼。
久しぶりの再会に安堵で涙が溢れた。
閉じ込められていた19日間はとても長く感じた。
五条悟
五条〇〇
五条〇〇
五条悟
五条〇〇
五条悟
五条〇〇
この時は会えたのが嬉しくて、
生きて出て来られたのが幸せで。
辛い未来がくることなんて忘れていた。
五条〇〇
モニターに映るのは彼の最期。
身体が真っ二つにされたのを見て、
最初は何が起こったのか分からなかった。
五条〇〇
途端に理解した。悟が負けたこと。
泣き叫んで崩れ落ちた私の隣で、
硝子はタバコを落としていたっけ。
見開いた瞳からこぼれ落ちる大粒の涙。
あの時の嬉し涙とは違う、
哀しくて辛い涙。
五条〇〇
左手の薬指に嵌められた二人の愛の証は、
輝きを失ったように見えた。
大きな大きな戦いが幕を閉じた。
たくさんの命がこぼれ落ちた。
それでも私は生き残って、 悟の通夜葬儀を終えたところだ。
悟が死んだという実感は、まだ湧かない。
彼の遺骨が入ったネックレスは 着けられそうになかった。
五条〇〇
家入硝子
帰りを促すように私の背中を押す硝子。
皆の声が遠く聞こえて、 視界は歪んでよく見えない。
私の心は、壊れかけていた。
「行ってくるね」
『いってらっしゃい、また後でね』
「…うん」
彼をあの戦いに送り出した時のことを 鮮明に覚えている。
彼が復活してからあの戦いまでの数日間、
いくら最強でも 呪術師の前に人間であるからと、
私と悟には休息期間が設けられた。
まあ最期に心残りが無いよう、
埋め合わせる時間だ。
その間たくさんお話して、出掛けた。
それでも心残りが無いわけがない。
五条〇〇
月がくっきりと見える夜、
2人でベランダに出て語り合った。
昔のこと、今のこと、未来のこと。
「ほんとは僕以外の人を見つけてねって 言いたいんだけど、」
「やっぱずっと僕のこと好きでいてほしいな」
「縛りたいわけじゃないんだけどね」
五条〇〇
五条〇〇
あの時2人並んで座ったベランダに、
今は私一人。
コーヒーが入ったマグカップも、一つ。
この余った角砂糖はどうしようか。
コーヒーを淹れる度に思う。
五条〇〇
五条〇〇
この大き過ぎるベッドは、 どこで寝ればいいかな。
端っこ？真ん中？
寝る度に思う。
五条〇〇
五条〇〇
悟が持ってきたつまんなそうな 映画のDVDはどうしよう。
テレビをつける度に思う。
五条〇〇
五条〇〇
「一緒に観ようね」って約束、
破ってんじゃないわよ。
家入硝子
家入硝子
家入硝子
五条〇〇
五条〇〇
家入硝子
家入硝子
家入硝子
家入硝子
五条〇〇
五条〇〇
家入硝子
そう硝子に渡されたビニール袋。
瓶ばっかり入っていて重くて、
硝子の優しさが心に染みて視界が歪んだ。
その優しさに応えられない自分が情けない。
家入硝子
眠れない日々が続く。
どうやら私の不眠症は 硝子の眠剤にも勝ったらしい。
あれから毎日同じ夢を見る。
五条悟
五条〇〇
真っ暗な空間に私と悟だけがいる。
背を向けて歩く悟は決して振り返らず、
私はそんな彼を必死に追いかける。
どんなに名を呼んでもどんなに走っても、
追いつくことはない。
あぁ、いっそのこと 私も同じところに行けたらなぁ。
いつまでも温まらないベッドの中とか、
彼が買ってくれた洋服やアクセサリーとか、
まだ微かに部屋に残る彼の匂いとか、
彼が好きで常備していた甘いお菓子とか、
見るだけで涙がこぼれる私は、 弱いのかな。
五条〇〇
飲んでいたコーヒーをテーブルに置いて、
ベランダの柵に手をかけて 身を投げた。
五条〇〇
目を開くと、ベランダに戻っていた。
そして隣には、
五条〇〇
五条悟
最愛の彼が。
思い切り抱きつくと、 あの日のように受け止めてくれる。
ぬくもりも匂いも悟だ。
覚えてる。忘れるものか。
五条悟
五条〇〇
五条〇〇
そう言いながら顔を上げると、 悟の表情は歪んでいた。
あぁ、迎えに来てくれたわけじゃないんだ。
私は何となく察する。
これが夢でも、現実でも、悟に会えたんだから
今この刻を楽しむしかないよね。
五条悟
五条〇〇
五条〇〇
五条〇〇
五条〇〇
五条悟
五条悟
五条〇〇
五条〇〇
空を見上げると、 薄い雲に覆われた朧月が浮かんでいた。
飛び降りる前までクッキリしていた月のことを、
私が思い出す日はくるのかな。
五条〇〇
悟とゐられルなら、なンでモ。
庵歌姫
家入硝子
家入硝子
伊地知潔高
家入硝子
伊地知潔高
伊地知潔高
家入硝子
家入硝子
朧月ガ浮かぶ夜に、また会ゐまシょう
Merry Bad End 🎠 𓈒𓏸
コメント
3件
コンテストありがとう ‼️ 白テキがすごいいい仕事してる💗 ゐみたいに文字が少しずつ変わってる感じ超好きなんだけど
「ღぬぬღこんてすと！」 ミステリー部門 希望
