青柳 神一
目を開けると太陽の日差しが眩(まぶ)しい。青柳はゆっくり起き上がり自分の両掌(りょうてのひら)を見る。
青柳 神一
???
青柳 神一
周りは森に囲まれているが、青柳は立ち上がると声のする方へと進んで行く。しかし、思うように身体が動かなかった。
青柳 神一
青柳は身体がダルい中、声のする方向にゆっくりと歩いて行くと、洞窟(どうくつ)があった。
青柳 神一
青柳は薄暗い中、少しの明るさを頼りに手を壁に付けながらゆっくりと歩いていく。そして、少し歩いていくと少しずつ明るくなって開けた空間に出た。
青柳 神一
???
青柳 神一
青柳は声がする方向を見ると、檻(おり)にボロボロの服に眼帯をしている獣人の少女が閉じ込められていた。
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
しかし、見る限り檻には鍵穴どころか傷一つ付いていなかった。
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
その瞬間青柳の手が光り出した。
青柳 神一
ルディ
すると、少女が閉じ込められていた檻が突然消えて無くなった。青柳と少女はお互いの状況を理解できなかった。
ルディ
青柳 神一
青柳の左手親指にはめた覚えがない指輪がはまっていた。
ルディ
同じく少女の左手親指にも青柳と同じ指輪が嵌(はま)っていた。
青柳 神一
青柳は指輪を外そうとするが、指輪はびくともせず外せなかった。
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
すると、青柳はいきなりフラッとしてその場に倒れた。
ルディ
....。額が暖かい。
青柳 神一
ルディ
青柳が目をゆっくりと開けるとルディが青柳に膝枕(ひざまくら)して自分の額(ひたい)を青柳の額に当てていた。
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
ルディ
ルディがそう言うと青柳を地面に寝(ねせ)て自分のボロボロ服を破り切れ端(はし)を集めて洞窟の外へと行く。少しするとルディが戻ってきた。
ルディ
青柳 神一
ルディは先程破ったボロボロ服の切れ端を水で濡らして絞り持ってきたのだ。それを青柳の額に置く。
ルディ
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
ルディ
ルディはそう言うと再び洞窟の外に向かって走っていく。青柳は再び目を閉じて寝てしまった。...。...。額が暖かい。青柳が目を開けるとルディがまた膝枕をして再び額を当てていた。
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
ルディは食べ物を探しに行くと同時に枝を拾ってきて焚き火を起こしていた。
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
ルディ
青柳はゆっくりと起き上がる。頭痛もだいたい回復して身体のダルさもとれた。
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
青柳 神一
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
ルディ
青柳 神一
青柳達はご飯を食べた後それぞれ焚き火の周りで寝ることにした。しかし、少し前まで寝ていた青柳は中々寝付ける事が出来ずに、洞窟の外に出た。
青柳 神一
???
青柳 神一
すると、いきなり青柳の周りに魔法陣が展開されて青柳はその場から消えた。青柳が再び姿を現した場所は、青空が広がり下は道なき雲が果てしなく広がっていた。
青柳 神一
???
青柳 神一
落ち着きを取り戻した青柳が正面を見ると三人が立っていた。二人は女でもう一人が男だった。
ユテル
エヴァハート
ユテル
エヴァハート
ザキュラ
エヴァハート
青柳 神一
すると、赤髪の女は一瞬で青柳を押し倒して首元にナイフの刃を突きつけた。
エヴァハート
今まで大人しかったオレンジ色の髪をした男が激しく声を荒ららげた!
ザキュラ
エヴァハート
ザキュラ
そう言われると、ザキュラは青柳から離れて行く。オレンジ色の髪をした男が青柳の元へ行くと手を差し伸べる。
エヴァハート
青柳は男のの手を取り立ち上がる。
青柳 神一
エヴァハート
青柳 神一
エヴァハート
ユテル
青柳 神一
ユテル
エヴァハート
ユテル
ユテルの言うがままに青柳は付いていく。しかし、歩けど景色は全く変わらない。そうまるで地平線だ。
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテルは鏡を取り出して青柳に渡した。青柳は鏡に映る自分の姿を見た。
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテル
青柳 神一
ユテルと青柳は話が終わると再び来た道を戻る。
ユテル
エヴァハート
ユテルがそう聞くと青柳を連れてロードのいる場所に向かって行くが、青柳には誰もいないただの地平線しか見えないが、奥に進んで行くにつれて青髪の男が机で本を読んでいる姿が見える。
ユテル
ロード
ユテル
青柳 神一
ロード
青柳 神一
ロード
青柳 神一
青柳はロードの元を離れようとした時、ロードは本を閉じる。
ロード
青柳 神一
ロード
青柳 神一
ロード
すると、テーブルに本を置くとロードからとてつもないオーラが溢れ出た。それに気付いた他の神達が近くに一瞬で出現した。
エヴァハート
ロード
すると、手をぱちぱちと叩く音が聞こえた。音のする方から二人の神が姿を現した。
スタファー
ロード
ロードから発されたオーラが消えた。テーブルに置いた本を手に取りロードはその場から消えた。
スタファー
エヴァハート
スタファー
ユテル
スタファー
エヴァハート
ザキュラ
ユテル
スタファー
ラヒーエ
スタファー
スタファー
スタファーがそう言うとユテルとスタファー以外の神はその場から消える。
スタファー
青柳 神一
スタファー
青柳 神一
スタファー
ユテル
ユテルがそう言うとスタファーはその場で消えた。