フィクションの世界__

僕の世界は生まれつき音が”無い“ 世界だった

何をしても，何を聞いても

僕に音は“無かった“

けれど昔から歌を歌うのは大好きだった 音が“無い“のにもかかわらず

けれど，ある日____音の聞こえない僕に

君は音を与えてくれたんだ

⚠︎こえれる幼少期

れ る 手 話 な ら っ て る

す ご い ね ！

な ま え 何 ん て 言 う の

こ え

こんな風に言ってくれるのは君が初めてで

みんなは気持ち悪がって僕を避けるのに

君だけは僕のことを気持ち悪がらずに

真剣に向き合ってくれた

高校に上がり補聴器をつけ始め 耳の状態も良くなってきていた

毎日，毎日，れるは僕との時間を 大切にしてくれていた

ｶﾞﾁｬｯ(扉

れ る さ ん 天 才 ！ w

あ た り 前 や ろ ！

な に 言 っ て ん の ！

可 愛 い な て っ 思 も っ た だ け

chime

ま た 放 課 後 な ！

う ん ！

何気ない会話，何気ない日常

そんな物はいつまでも続くと思っていた

そう..幸せを当たり前だと思っていたのだ

けれどその当たり前はすぐに壊れていく

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

ﾊﾞｯ(こえの近くに

た だ の 心 の 問 題 だ か ら

な ん の 病 気 な ん ？

癌 だ よ

僕の世界には音はない

このまま音もなくれるさんの声も聞かず

死んでいくんだろうてっ思ってた

けど......

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

この時期には僕はもう耳も完全に聞こえず

足音すらも聞こえなかった

れるの名前を呼ぶのにも一苦労で

あ の さ に 見 せ た い 物 が あ っ て

い き た い ！

その時だった____’

耳の中にいきなり世界の”色“が 入ってきたんだ

初めて自分の声が耳に入ってきて

光に満ちたみたいでいっぱいで色があって

この時すっごく嬉しかったし

世界の音が色がいっぱい見えて聞けて

お医者様も奇跡だって言ってた

けど，人生てっそんな単純じゃないんだ

神様は意地悪だから僕らを引き離すんだ笑

あれ.....ここ....

あ~，僕死んじゃったのかなぁ，w

せっかく音が聞こえるようになったのにな

これじゃもう全部が黒いや..w

........

音が....'

こえくんの過去part1syuuryou