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1ヶ月後
梨花妃の子はそのまま好転することなく身罷られ、玉葉妃の子は無事持ち直した。
おめでたい事だ。 あの後私は、掃除用の布に、草を潰した汁で「白粉は毒。赤子に触れさすな」と書き、使用人達の目に止まるように、窓辺にそっと置いた。
……やっぱりスカートの切れ端に書いた文じゃ信用されなかったか。 書付はどちらにも残したのに……
太医
太医
太医
請華
3人で話していると、声をかけられる。
請華&猫猫
宦官長の?
小蘭に挨拶をして、少し早急ぎで宦官長の部屋に向かった。
請華
猫猫
ガチャッ_
宦官長の部屋の扉をゆっくり開けると、思ったよりも人がいて安心する。
……じゃあ尚更なぜ呼ばれたのだろう?
しかし、なんだか似たような顔が多いような……
絹糸のような髪、優雅な曲線の輪郭。切れ長の目に柳の眉……なるほど、これが天女と謳えるわけだ。
まあ宦官(タマナシ)だけどね。勿体ない。
壬氏
宦官長が何かを紙に書き、私たちに見えるように髪を上にあげる。
「そばかすの女、お前は居残りだ。」
!?、私……!?
壬氏
なにか気に触ることをしたのだろうか。……何か、他の呼び出された者達と違う所は__
……文字の読み書きが出来るところ。
まずいっ!早くこの部屋を出ないと、!!
扉に向けて歩き出そうとした途端、部屋の扉が閉まる。
壬氏
は、はめられた__
壬氏
壬氏
猫猫
壬氏
請華
壬氏
壬氏
壬氏
請華&猫猫
こいつ、人を追い込んで楽しんでやがる。見た目は天女だが、とんだ腹黒だ。
しかもこんな手の込んだことをしてまで炙り出すとは。
暇人だ。暇人すぎる……!