ひろと
ひろと
ひろと
ひろと
ひろと
ひろと
俺の名前は塩田ひろと。 思春期真っ只中の高校一年生だ
クラスのカースト的には三軍か四軍くらい。いわゆる陰キャってやつだ
友達はギリ三人いるかいないかくらい。 いないよりは全然マシだが、欲を言えばもっと欲しい
陰キャのオタクとはいえ、影が薄いからか、特に誰かに嫌われてるわけでもない。
陽キャよりは少し寂しい日々だろうけど、なんだかんだ毎日充実してる。
ひろと
ひろと
浅香
ひろと
ひろと
クラスメイト
浅香
彼女はいつでも人気者。 朝教室に入れば必ず誰かしらが話しかけに行く
でも彼女は話しかけられても一言返すだけで、普段は人に話しかけたり、人と仲良く会話をすることはない。俺の見てる限り…
そんな綾瀬さんは俺の一つ前の席
香水なのかシャンプーなのか、彼女のいい香りがいつも俺の席まで届く
姿勢も良くてスタイルもいい。 後ろの席だからよくわかる
でもぜんっぜん話したことはない。 ていうか、話す権利がない感じがするんだ
綾瀬さんは視線を浴びる中、しとやかに歩き静かに席についた
ひろと
2-3 担任
ついでに、うちのクラスの担任はすごくおかしい
面白いのか面白くないのか、ギリギリのラインのボケをいつもしてくる
2-3 担任
2-3 担任
先生がくしゃみをしたのと同時に、教室中が笑いに包まれた
2-3 担任
ひろと
そして放課後
今、目の前で綾瀬さんが優雅に歩いている
ひろと
追い越すのもアレだなと、大人しく後ろを歩いていると、いきなり綾瀬さんは立ち止まり自分のバッグを手に持ち何かを探し始めるような動作をしだした
俺は不思議に思いながらも少し歩幅を狭めて歩くと
バサッと音を立て、綾瀬さんのバッグから一冊のノートが落ちた
バッグを手に持っているからか、拾いにくそうにしていたので俺が親切に拾おうとすると
ノートに描かれた漫画が目に入った
何も考えずノートを閉じ拾ったせいで一瞬しか見えなかったが、その漫画は確かにえっちなものだった
ひろと
浅香
浅香
ひろと
※まだ話してない
ひろと
※違う
ひろと
ひろと
俺は綾瀬さんのバッグにノートを入れながら、あの漫画を必死に思い出そうとした。
驚きすぎてえっちなところ以外気にしていなかったが、今思えば、たまごやきさんと絵柄が似てるような気がした
浅香
ひろと
まさかとは思うが、念のため聞いてみることに
ひろと
ひろと
すると綾瀬さんは目を丸くした
浅香
浅香
ひろと
ひろと
思わず大声を上げてしまった
いや、それも仕方ないことだ。 なんたってあのたまごやきさんが今目の前にいるのだから
ひろと
いつもお世話になってます なんて言えるはずはなかった
浅香
綾瀬さんは目を逸らし少し恥ずかしそうに言った
浅香
夢のような出来事に俺は現実を疑った
ひろと
浅香
ひろと
ひろと
ひろと
ひろと
俺は今合唱コンクール以上に緊張している。 初めての女子の家、しかも綾瀬さんの。それにその綾瀬さんはなんと俺の大好きなたまごやきさん。
意味がわからない。いまだに信じられていない自分がいる
ひろと
俺は綾瀬さんが座ってる椅子の後ろにあるソファに座った
浅香
ひろと
浅香
ひろと
過度に緊張してる時って、割となんでもできるよね。
浅香
特に引くこともなく、彼女は液タブに早速線を描き始めた
さすが絵師…と感心する
ひろと
ひろと
ひろと
浅香
浅香
ひろと
ひろと
ついオタクモードに入ってしまった…
浅香
ひろと
同人誌を描いてるだけあって、彼女もオタクなようだ こんな高嶺の花の綾瀬さんと気が合うなんて、想像もしたことがなかった
それから綾瀬さんは絵を描きながら俺とオタク語りをしたりして、三十分がたった
浅香
浅香
綾瀬さんはスマホを触り始め、俺をクラスラ◯ンから個人ラ◯ンを追加したようだ
ピコン
送られてきた画像を見ると、それは確かに俺が指定したキャラが、たまごやきさんの絵柄でパ◯ズ◯をしているイラストだった
ひろと
浅香
浅香
ひろと
ひろと
浅香
浅香
ひろと
高嶺の花だったはずの綾瀬さんから名前呼び…しかも呼び捨てを許可された
驚くべきことが多すぎて、ついに毎回反応するのはなくなってきた。
ひろと
浅香
目が飛び出そうなほど驚いた
ひろと
ひろと
震えた手でドアノブを捻り綾瀬さ…浅香の家を離れた
コメント
2件
新連載下ネタ祭りで面白いです‼︎ w3つ同時連載大丈夫なんですか!?w 無理しない程度に頑張ってください!