限りある時間

さて、君に問うとしよう。

もし、君の大切な人がいなくなったら？

君はどう立ち回る？

平気だよって言う？

それとも、友人に相談する？

これはね

誰にも

心配されなくて、

相談もできない。

そんな孤独になってしまった

たった1人の少年の話だよ

俺は人と関わるのは苦手だ。

だから中学までは1人の身だった。

だけど

こいつらは違った。

こいつに何がわかるというのだ。

というか俺何も言ってないのに何が「わかる」だ。

新しいやつが来た。

何も知らないくせに。

俺の気持ちの何を知っているというのだ。

全部、全部。

俺の気持ちなんで知らないくせに、

バシッと叩く音が聞こえる

彼奴らは何時まで馬鹿なことをするのだろう

あーあ。

君はそう言ってしまうんだね。

限りある時間がもうすぐ終わりが告げることも知らずに、

いや。

知らない方が幸せだったのかもしれないね、

限りある時間は大切にしないとダメじゃないか。

俺は、

俺はいつ終わりを迎えるのだろうか……w

だから言ったじゃん

終わりが告げていることを。

残念だなぁ………

体全身が熱いような寒いような

燃え上がるような感覚がするのに寒い

俺は、

俺の人生は

飲酒運転によって終わりを告げた

最後に聞こえたのは一つだけ

何時までもこの日常が続くと思っていた。

また6人で話せると思っていた。

そしてこの6人で話せるのが当たり前だと思っていた。

そして甘えていた。

笑顔でいて……ｯ''？

ニッと笑う彼。

最期まで偽りの笑顔、

ｳｳｰ!!

思ったより早く来たみたいだ

お別れ………かな…？笑

だから人と関わるのは"嫌い"だ

タッタッタッ……

来た。

こいつは泣かないんだな

いつもアホなのに

変わったヤツ。

ねぇ、

君のせいでみんな悲しんでるよ。

いや、

愛されてるから悲しんでくれてるんだよね。

最期の最期まで愛されてていいな。

俺がﾀﾋんでもこうはならないだろうねw

笑ってんねん

ちがう

ちがう

ちがう

ちがう

俺は笑えって……

りうらに言われたんだ……ｯ

俺はただ、

りうらとの約束。

ずっと笑っているんだ

お前は何も知らない。

あの時のことも。

あの時のショックさも……

あー全部失っちゃったな

生きる意味なくなった。

ザッ……

苦しくないなぁ………

りうら。

俺も大好きだよ、

あぁ……やっとだ………

ここは………電車？

あーﾀﾋんだんだ

俺。

ℯ𝓃𝒹