結局対戦は一戦で終わらず1時間40分もしてしまい10時になりそうで急いで切り上げ2階に上がって来た
8番
当たり前だがそんなすぐに眠れるわけでもなく刻々と時間だけがすぎていき予定時間の3時に近づいて来た
8番
ゲームをやはり無理にでも断るべきだったと後悔をながら俺は下の階に移動した
8番
9番
8番
リビングに誰もいないと思っていた俺の予想とは裏腹に暗い中何かをボーと考えているリーダーの姿が見えた
9番
8番
9番
8番
俺は否定はしなかったものの全力で 『コイツやに考えてんだ?』の表情を作ってみた
第一プラントで殺人ができるのは俺だけで他の人は人を殺したことがない。なのに何故彼はそんな事を言うのだろうか
9番
8番
9番
静かにそして低く彼の声がその空間に響き威圧感があった
8番
だから俺はソファーに座っている彼に跪き頭を下げた
9番
9番
8番
9番
8番
髪を伸ばす理由は様々あるが1番は主人の好みに合わせたり愛玩用目的で買われる主人の為だ
9番
8番
9番
9番
彼の表情はどこか寂しそうでその表情は何故か見たくない
人形には意思は存在しない。不必要だ
8番
9番
9番
8番
俺は何も答えずその部屋を後にした
彼は昔もっとおしゃべりで元気だった
しかしいつの間にかこの施設が求める人形、そのものに1番近い存在として彼は有名になった
俺たちはずっと生まれてから一緒だったからこそこんな彼をみるのが心苦しかった
敬語を使い、あだ名で呼ぶのをやめ 最低限のコミュニケーションしか取らず、常に成績トップ座り続けたりもした
無理して
無理して
無理をしてる彼がどうしようもなく見てて苦しくなった
そんな完璧になってしまった彼の敬語が 一瞬とれる瞬間はいつも決まって殺人が終わった夜だけだった
彼は完璧な人形なんかじゃない
人間なんだ
心があるのにそんなぞんざいに彼をこれ以上扱わないでくれ
ぐちつぼ
この人の名前はぐちつぼ、この施設を頻繁に出入りする客人的な存在だ
8番
ぐちつぼ
8番
ぐちつぼ
8番
ぐちつぼ
客人と言っても殺しの教育をしにくる教師でもあるのでとても強く、この施設に向かって悪態をついてもなかなか手が出せない相手…らしい
8番
そして彼の強さは吸血鬼という種族であるのも原因なのだろう
ぐちつぼ
8番
俺は止める彼の声を無視して上司が待っているであろう場所に向かった
上司
8番
ゲシッ
8番
腹に思いっきり蹴りを一発受け上司は椅子に座った
痛む腹を抑えながらすぐに立ち上がり話を聞く体制になった
上司
上司
普通の人形ならば最悪の場合骨が折れていただろう
8番
上司
上司
8番
コメント
5件
1話目でも思ってたけどこれめっちゃ神作じゃん!(*゚▽゚*) てかなに殴ってんのあのクソ上司がよォ!?ぶっ〇しちゃうぞ☆
おいおいおい、流石に殴るのは違うだろぉ?逆に私が殴ってやろうか