大嶋 雪
俺の名前は大嶋 雪 (おおしま ゆき)
俺はいじめられている
大嶋 雪
そう思いながら1歩踏み出した
プーッ
トラックの運転手 「危ないだろ!何してるんだ!」
大嶋 雪
大嶋 雪
と頭の中でぐるぐるさせていると 隣に男性が来た
背の高い男
背の高い男
背の高い男は電話に夢中で周りが見えてないらしい
大嶋 雪
軽自動車がこちらに向かって突っ込んできている…どうしよう
だっ、と逃げようと思ったが隣の男がどうしても気になる
大嶋 雪
大嶋 雪
久しぶりに大きな声を出し男の手を思いっきり引っ張る
ぐいっ、
背の高い男
どんっ、という音を立てて車が電柱に追突した
2人は尻もちをつき顔を見合わせた
背の高い男
大嶋 雪
2人共心拍数が上がり息が荒い
背の高い男
背の高い男
西田 啓
西田 啓
西田 啓
大嶋 雪
西田 啓
今から暇かい?
大嶋 雪
西田 啓
大嶋 雪
すっ、とスマホを取り出し LI〇Eを交換した
西田 啓
大嶋 雪
だっ、と男が走っていく姿を後ろ目に俺は学校へと1歩1歩歩いていく