あの後俺は、急いでコネシマと言うエルフの少年の自分の屋敷で治療をし9日が経過した
幸い混血だったおかげで傷の治りも早く次の日には完治しており、今朝も森で保護した他数名の子供と庭で遊んでいた
ゾム
ロボロ
鬱
らっだぁ
彼らの保護は俺の独断で親の許可は取っていないがきょーさんなどの家族に許可を取ったので一時的にゾムとコネシマは預り
他のガキ2名はお泊まり会と称して家に現在一緒に預かっている状況だ
らっだぁ
コネシマよりも問題なのはぺんちゃんの方なのだ
何が問題かと言うとあの日から彼は死んでしまったかのように眠り目覚めないのだ
らっだぁ
今日は来客がいたようでぺんちゃんの周りに小さな雪だるまが数個置いてあった
ぺいんと
コンちゃんに聞いた所環境が変わった強いストレスや精神的苦痛からの一時的なものの可能性があると言われた
眠っている彼の頬には冷や汗がうっすら浮かんでおり泣いたと思われる跡もあった
らっだぁ
レウから聞いたのだがそれで一度寝かしつけたことがあるらしいから落ち着くのかもしれない
だから俺は彼の横に座り込んで優しくゆっくり一定のリズムで彼のお腹をトントンとした
らっだぁ
ついでに子守唄もつけて
ぺいんと
歌いながらトントンと叩いて数十分後彼の顔色は次第に落ち着いてきて呼吸音も正常に戻っていった
らっだぁ
コネシマ
らっだぁ
コネシマは窓からぺんちゃんがいる部屋に侵入して俺と目があった
彼の手には小さな雪だるまが作られておりそれをソッと置いてもう一度屋根に上がろうとしたので俺はそれを止めた
コネシマ
そのまんま帰らせてもらえると思ったのか彼はこちらをチラリと見てぺんちゃんを見てを繰り返した
らっだぁ
コネシマ
らっだぁ
コネシマ
らっだぁ
この子供は一旦俺の事をどんなふうに捉えているのか分からないが全力で首を横に振っていて面白い
コネシマ
らっだぁ
俺が食うと言ったら俺の家族は全員喜んでその命を俺に差し出すから俺が焦り逆に止める立場になる
だからこそ彼の反応は新鮮で面白かった
らっだぁ
コネシマ
らっだぁ
この子供は自分が先程雪だるまをぺんちゃん付近にソッと置いて逃げようとした事を覚えていないのだろうか?
コネシマ
らっだぁ
そう言えば、昨日雪が降りあっという間に地面は雪景色にして今朝彼ら…特にレウ きょー、みどりが屋根の雪かきに駆り出されたのを思い出した
その間俺は勿論寒いので外には出ず黙々と始末所やら領地関係の資料やらをしていてすっかり忘れていた
コネシマ
らっだぁ
彼から渡された袋の中には結局いけなかっマフラー店からのマフラーだった
らっだぁ
コネシマ
確かにあそこの夫婦に子供がいると聞いていたがそれがロボロだと初めて知ったのと同時に彼を預かってよかったと思った
らっだぁ
コンタミ
らっだぁ
コネシマに早く外に出るように言おうと思ったが振り返った時には彼の姿が無かったので逃げ足が早いと感じた
この家に来てからまだ2日、3日ぐらい経過したのだがみんな優しくて誰も俺を責める奴なんていなかった
コネシマ
しかしぺいんと兄さんのお見舞いやちょっかいを出しているのを見られたら人によってものすごく殺気を飛ばしてくる
人によっては無意識かもしれないがこっちからしたらたまったもんじゃない
コネシマ
今もし目覚めたら彼を連れてみんなと一緒に雪で遊んで鎌倉や大きな雪だるまを作ったりして遊びたい
鬱
コネシマ
本来は屋根の雪かきの手伝いをしていたのだが集まった雪を見て彼のところに雪だるまを作って飾ったら楽しそうだと思た
そうしたら雪だるまのついでに雪かきという優先順位が変更されていた
鬱
コネシマ
鬱
手伝いと知った瞬間大先生は逃げるように何処かにいってしまった
コネシマ
みどり
コネシマ
みどり
コネシマ
その後俺たちは屋根の雪を全部無くすぐらい雪だるまを作り彼の部屋を雪だるまで溢れさせ
領主含む人たちにみどりくんと一緒に怒られたのは言うまでもないだろう
コメント
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平和やぁ𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍 らだとぺんが…、親子というか相棒というか、兎に角!親しい感じでめっちゃ嬉しい