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ここの村は昔は人が少なく 土地も飢えていた
そこでご先祖さまたちは とにかく神に祈った。
「水が流れますように」
「作物がしっかり育ちますように」
「自然が豊かになりますように」
毎日毎日、
祈った。
祈って祈って 祈り続け、
やっと、
神様に (吸血鬼様)
願いが届いた。
神様たちが願いを叶えてくださった。
ある代償と引き換えに。
飢えた土地を豊かにし
水が流れる川も作られた。
稲たちはふっくら身をつけ 立派な米になった。
村の人々は大喜び
だが、良いことがあれば 悪いことも起るというように それには"代償"があった。
その代償とは、
「100年に1度、 1人の村子供を 我らに 捧げること。」
村の人々は喜んで捧げていた。
そりゃそうだよな 1人の"ガキ"の命で村は 豊かになるんだから、
まぁ、そんなことをこの数千年間 続けてこの村は保たれているのだ。
そして、今日は新しく捧げ物にされる 子供が選ばれる日。
絶対に選ばれるなんてゴメンだ。
・ ・ ・
そう願っていたのもつかの間、
村長
村長
日向 翔陽。
日向
村長
友達や大人たちが 「良かったね!」 「選ばれるなんてスゴい!」 「おめでとう」 なんて言葉をいっせいにかけてくる。 どこが一体良いのか俺は さっぱり分からない。 まだ村にいたい、 神様のところになんて行きたくない 怖い 嫌だ、 そんな恐怖心が一気に込み上げてくる とりあえず苦笑いをし 「おう!!」 と答えておいた。
日向
神様なんて、 居なくなれ