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炭治郎の修行が続く狭霧山
朝から晩まで、 鱗滝の過酷な指導の下で 身体を鍛え上げる毎日が続いていた。
筋肉痛が全身に響き、 目の前の景色すらぼやけるほどの 疲れが炭治郎を襲っていた。 しかしーーー。
炭治郎
その顔には、 悲しみを乗り越えようという 覚悟が浮かんでいる。
家族を守れなかった…… でも、禰豆子を守るためには 強くならなきゃ!
炭治郎は、 何度も足元をつまずきながらも 山道を駆け下りる。
1度、足を滑らせそうになりながらも 必死で耐え、山の裾にたどり着いた時 ふと視界の端に誰かの気配を感じた。
炭治郎
その方向に目を向けると、 何やら1人の少女が、 山道の先に立っているのが見えた。
髪は少し長めで、 少し乱れた黒髪の少女。
彼女は、 炭治郎がかつて 見たことある顔だった。
炭治郎
その少女は、炭治郎を見て少し驚いた表情を浮かべると、すぐ落ち着いた様子で小さく微笑んだ。
葵
炭治郎
その瞬間、炭治郎は、 葵があの日、自分たちと会った時からしばらく会ってなかったことに気づいた。
葵は少し照れたように笑うと、 意外にもひょこっと近づいてきた。
葵
炭治郎
葵は目を伏せながら答える。
葵
その言葉に炭治郎は心が痛んだ。
炭治郎
葵
葵は少し悔しそうに言葉を続けた。
葵
炭治郎は、 葵が持っている強い意志を感じた。
炭治郎
葵
葵は、再び小さく笑った。 その顔に、どこか強さを感じ取ることが出来た。