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公暁東高校…
2年生フロアの曲がり角…
麻里
頭の中で瞬時に 目的地までの経路を考える。
曲がり角を曲がり階段を上る、そしてまっすぐ突き進めば目的地。
階段を登ろうと曲がった時だった。
目の前に私よりはるかに身長の高い人が迫っていた…
麻里
思わず短い悲鳴を上げ私は 尻もちを着いてしまった。
???
???
麻里
言葉を発したのはほぼ 同じタイミングであった。
きっと1度見たら誰もは忘れないであろう赤茶の髪色で独特な前髪、この学校の制服では無いまるで髪型が浮かない様にと特注したであろう深緑の長ラン。耳にはさくらんぼのようなピアスをした身長180cmより少し低めの男の子が立っていた。
虹彩が透き通るような紫で顔立ちも彫刻のようで思わず見入ってしまうほど美しさであった。
麻里
???
不良の様に見えたがそうでは無いらしい
私は慌てて返事を返す。
麻里
私はあることに気がついた。 なんと自分よりも年上に見える彼の室内履きの色が同じだった。
だが同学年にこの様な1度見たら忘れることの無い生徒は見た事も聞いたこともなかった。他クラスの不登校生徒なのかと思ったが不登校生徒には必ず1人先生がつくし偏見で申し訳ないがそうではなさそうだった。
頭の中がいろいろな情報と記憶で台風の渦のようになっていく。
麻里
花京院
麻里
麻里
花京院
花京院
麻里
麻里
花京院
麻里
先生
麻里
麻里
麻里
麻里
麻里
脳内に先程の出来事が何度も再生される。その度に彼の笑顔が何度も現れ声が出そうになる。完全に私は一目惚れしてしまった。
授業終わり…
玲華
玲華
麻里
玲華
玲華
麻里
玲華
そういうと幼馴染の玲華はコテで巻いたウェーブ状のボブを耳にかけ顔を覗いてきた。微かに髪からヘアオイルであろう花の香りがし、心が少し落ち着いた。
麻里
麻里
玲華
玲華
麻里
麻里
玲華
麻里
廊下は雑談をする生徒で大賑わいだった
麻里
玲華
麻里
玲華
麻里
麻里さーん、!!
玲華
麻里
麻里さーん、!!
麻里
玲華
花京院
麻里
花京院
花京院
麻里
花京院
麻里
そう言うと彼はにっこりと微笑み軽い会釈をし、戻って行った。
玲華
麻里
玲華は戻っていく彼の背中を数秒見つめたあと麻里に視線を移した時だった。
麻里は膝から崩れ落ちた。
玲華
麻里
玲華