プルア
フェイクって…!どう言う事!?
フェイク、と言う言葉に、プルアは大声で女王へと疑問をぶつける、ドリームファナーが何か言っているが怒りでよく聴こえない
私達が女王の為に命を賭けて戦ってきたと言うのに、女王が
それはフェイクだとか物語だとか言うのでもう訳がわからない
メイク・リクエイション
それは本当に申し訳ないとお母さん思ってるの…でもね?物語はまだこ…あ、いやなんでもないよ!
メイク・リクエイション
魔物はいきなり現れちゃうから気おつけて!それじゃあお母さんこと、女王様からのお知らせは以上!今後はお母さんに変わってピヨリーが説明してくれるからね!
そんなふざけた事を宣言され、ブチっと言う音と共に何も聴こえなり、最初の静寂な空気へと戻ってしまう
プルア
ちょっと…!まだ話は終わってない!!
マキョウ
そうだよ!!マキョウ達の今までの戦いはなんだったのさ!?
ドリームファナー
あ…あの
ドリームファナーの声がすると共に、ドンっと床を何か硬い物で叩く音がし
それと同時に視線が音の主へと集まり、プルアも視線をそこへ向ける…
鶴・リラー
皆さん…気持ちはわかりますが、落ち着きましょう
視線の先に瞳が映したのは、鶴柄の着物を身に纏っている魔法少女…
その隣には、緑色の熊柄で埋め尽くされたシャッツワンピースを着た魔法少女が、無表情でこちらを見つめていた
鶴・リラー
皆さん、突然の事で混乱するかも知れませんが、今は…何がなんでもやるしかありません
プルアは頭の中で、その魔法少女の言葉を、なんとか理解しようとする
するが…今は女王への怒りで頭が支配されてしまっている
トップ・フィナーレ
お前は何を血迷っている?どの道やるしかないと言っているだろう
トップ・フィナーレは、プルアの怒りを煽るように、正論を突きつけてくる
それによりプルアは我慢の限界がきてしまい、つい大きく口を開く
プルア
それはそうですけど…!嫌じゃないんですか…貴方達は!何でそこまで冷静でいられるんですか!?
トップ・フィナーレは、その言葉にハッと馬鹿にしたように笑い、またしてもプルアの怒りを煽る
トップ・フィナーレ
楽しみではないか、コレからたっぷりと戦えるのだから
プルアの怒りと共に出た質問に、トップ・フィナーレ意味不明の回答が帰ってきてしまう
月
意味わかりません、戦いよりも友情の方が大事でしょうに…
トップ・フィナーレ
は?…友情?お前何を言っている
あぁ余計おかしくなった、月のオタクスイッチが一気に入り、オタクの友情語りが始まった直後、背後で何かがぐちゃりと潰れる音がした