男六人のデスゲーム

倉村島

二人は肩を一緒に組み 彼の家へ向かおうとした時だ

車が開き 背後から二人とも襲われてしまう

抵抗する前に睡眠薬を嗅がされて 二人とも眠りについた

そう言うと皆視線を向けて 無言になる

そんな会話をしていたら スピーカーから声がする

いつの間にか奥に 二つの椅子が並んでいた

どちらかに座れたらいい

二人は抱き合ったまま くるくると回転する

陽太の匂いがして 頬を真っ赤に染める

僕は陽太のことが好きだ

そして音楽が止まると 六人は座る

しかしどちらが座るかで揉めてしまう

涼真の周りには 三人の大きな男たちが現れ

二人はガッチリ拘束し もう一人は薬を飲ませる

これでゲームマスターの言うことを 聞くようになる

彼は落ちている アイスをすくう棒を握りしめ 目玉をくり抜いた

涼真はその目玉を口に入れて ぼりぼりと噛んでいた

それを見ていた他の人たちは 吐いたり言葉を失ったりしていた

大男がやって来て 斧で椅子を真っ二つにする

陽太が目を覚ますと 見知らぬ寝室にいた

僕は陽太と二人寝室へ戻り 彼は一粒の薬を飲む

僕は裸にさせられた