悟
悟
彼は腕を組んで来た私達に大声を上げた
翔子
悟
翔子
翔子
百合
悟
悟
翔子
翔ちゃんは悟さんに自慢?しているようだ
翔子
百合
翔子
は
はあ!!?
百合
悟
翔子
翔子
私と悟さんは顔を見合わせて、
急いで、私は顔を手で隠した
翔子
悟
悟さんは赤くなった顔を隠すように話題を変えた
悟
ガラッ
傑
教室はシーンと静まり返った
傑
傑
翔子
翔ちゃんは何も言わずにただ中指を上げた
傑
傑
悟
傑
傑
みんなから喋られない傑さんを見ると可哀想になった
翔子
翔ちゃんは口をパクパクと動かしてそう伝えた
傑
傑
悟
傑
傑さんが本当に可哀想になった
傑
翔子
悟
百合
悟
百合
悟
悟
傑
悟
翔子
傑
は?
百合
悟
傑
傑
翔子
翔子
傑
百合
私の初めての友達の会話に笑みが溢れた
でも、それと同時に「本当にここにいて良いのだろうか」
その言葉が浮かび上がった
あと私の命は数年
そんな私がこんなところにいて良いのだろうか
百番家にいた時のように私の事がいらなくなったりしないのだろうか
そう考えると体が震えた
翔ちゃんや、傑さんには余命の事は伝えていない
悟さんはあのように言ってくれたけれど
翔ちゃんや、傑さんはもしかしたら
病気の事で私を離れていくのかもしれない
それが怖かった
百合
悟
悟
百合
悟
悟
翔子
悟
翔子
翔子
傑
ガシャン
翔ちゃんと、傑さんは悟さんに言われ教室を出て行った
悟
悟
百合
悟
私はこれ以上悟さんに迷惑をかけるのは嫌だ
だから、我慢しながらも笑顔に笑った
だけど
やっぱり鈍感な彼には見破られたようだった
悟
彼は私の目を見て、真剣な顔でそう言った
そんな真剣な顔されたら言うしかないよね
私はゆっくりと喋りだした
百合
百合
悟
百合
百合
百合
悟
そうだよね
言いにくいこと言っちゃた
これは、全部私のせいなのに、
悟
百合
悟
百合
悟
悟
百合
今日って何回泣いたんだっけ
百葉家の人の前では泣いたことないのに
なぜか悟さんの前では安心して泣いてしまう
悟
彼は私の背中をさすりながら優しい声でそう言った
ああ、そうか
私、悟さんが
好きなんだ
今気づいた
最初から気づいていたのかもしれないけど
本当のことにするのが怖かったんだ
こんな私だから
自分の気持ちに正直になるのが怖かったんだ
でも、悟さんが言ってくれた言葉で自分の気持ちに気づいた
もう我慢しなくて良いんだ
私は、自分を閉じ込めていたおりのなかから
抜け出せれたような感覚がした
そう、続いて彼は口を開いた
悟
悟
百合
百合
百合
悟
百合
悟
百合
悟
悟
百合
百合
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