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冴が中1
私が小6
凛が小5の時
冴はサッカーのためスペインに飛び立った
花闇
凛
冴
正直、見送りには行きたくなかった
凛はこれからもどんどん成長していく
背だって私と同じくらい伸びた
花闇
周りの視線 取り残される感じ
焦りと不安が私を包んでいく
そんな感触が嫌だった。
花闇
十三歳のあの時から 二人に追いつけるように頑張って
今年、14歳になった
今も、勉強は毎日復習予習 たまに運動 習い事も音楽を始めるようになった
毎日が憂鬱だけどいつか認められるなら と頑張っている
勉強して、運動して、音楽弾いて そしたら 『すごいね、花闇!』 って言われる日が来るまで ずっと待ってる。
でも、凡人が何しても結局 ストレスが溜まり爆発してしまった。
凛
凛
花闇
凛
花闇
凛
凛
凛
何故だろう、この時無性に腹が立った
そんなんで大丈夫かよ? A.大丈夫なわけ無くない?
こうやって必死に生きてる中 凛はただサッカーしとけばいいんでしょ?
黙ってよ
今私は必死なの
“冴と同じとこに立つために”
花闇
花闇
花闇
花闇
花闇
花闇
花闇
凛
凛
凛
凛
花闇
花闇
花闇
図星だった。でも普通にしてたら きっとクラスメイトに 『兄弟の方はいいのに』 とかまた口挟まれるもうそんなのは 懲り懲りなんだよ
普通の家庭に生まれていれば… こんな努力する必要もなかったのに…
苦しい思いもせずに済んだのに…
こんな惨めになる必要性もなかったのに
私は言いたいことだけ吐き捨てて リビングを後にした。