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※閲覧注意※
💜🩷表現あり
ご本人様とは一切関係ありません
やっぱかわいい
友達と親しげに笑顔で話す彼を見て思う。
少し前____
高校生2年目、春____
断捨離___
自分の地位を確立しようと寄ってくる虫達 きっと今年も変わらない日々
教室の窓から見える満開の桜の木を見ながら、時計の秒針が動くのを眺めるような毎日を送るんだろうなと思う。
🩷
いきなり声をかけられ、声の主の方を見る。
途端、霧が晴れたようだった。
俺の頭についていた桜の花弁を手に持ち眺め、ゆっくり俺に移る視線。 俺は彼に釘付けになった。
🩷
その慈愛に満ちた笑顔で俺に微笑む君。 桜色の瞳に、前髪だけ桜色の珍妙な姿の君。 可愛らしい顔とは裏腹に少し低い声。
一目惚れ__
似合ってたよ、そう言う彼を見てそっくりそのまま返してやりたい。
🩷
名前まで可愛く思える
🩷
苦笑いで話す彼
自覚はあったのか
💜
🩷
どうやら本人は、あまり良くは思っていないらしい。
💜
実際、桜を持って笑う彼を見て、桜の妖精でも見ているのかと思ったのは事実だ。
彼は少し目を見開き、
🩷
と俺に笑いかける。 彼の笑顔を見ると自然と笑顔になる。
💜
🩷
少し揶揄ってやると、先程までの低い声とは打って変わって少し高くなる声。 さらに心臓を撃ち抜かれたようだった。
うん。かわいい。
それからは、無意識のうちに彼を探しては眺める日々。
友達に囲まれて笑う彼を見ては癒されて、どうして俺はそこにいないのかと無性に胸がざわざわする。
彼の日常を壊したくなかった。
だから眺めて、満足して、 そう自分に言い聞かせてきたはずだったのに、
心臓が抉れる程痛くて、喉からせり上がってくる何か、苦しくなる日々。
どんどん溢れてくる彼への想いが止まらなくなる。
好きだな
彼の言葉に俺は負けた。
💜
💜
彼の言葉が冗談でも、一緒にいれるなら、束の間の時間でもって、
満足できるからってまた自分に言い聞かせて、
それなのに、もっと近くにいきたい、もっと彼に触れたい、俺の想いは加速して、
この気持ちを伝えたいのに、変に格好つけて自分を守るから
ああ、泣かせてしまった。
涙を流す彼を真っ直ぐ見つめ、
こんなにも、君のことが
💜