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霧雨魔理沙

んー、

霧雨魔理沙

黒孤、か。

霧雨魔理沙

面白いやつだけど、

霧雨魔理沙

何だろうなぁ..

霧雨魔理沙

あの、

霧雨魔理沙

謎のオーラは。

霧雨魔理沙

少なくともただの人間とは思えないんだよな、

霧雨魔理沙

まあ何でも良いか!

霧雨魔理沙

面白い奴だし、

霧雨魔理沙

何よりこの魔理沙様が気に入った男なんだからな!

霧雨魔理沙

新しいキノコの解析でもするか。

博麗霊夢

ねえ黒孤。

黒孤

なに?

博麗霊夢

明日やりたい事はある?

黒孤

特に..ないかな。

博麗霊夢

そう。

博麗霊夢

なら明日、

博麗霊夢

あなたも少し戦えるように、

博麗霊夢

弾幕と言うものを教えたいのだけど、

博麗霊夢

付き合ってくれるかしら?

黒孤

もちろん!

黒孤

喜んで受けるよ!

博麗霊夢

ふふっ、ありがとう。

博麗霊夢

それじゃ、

博麗霊夢

おやすみなさい。

黒孤

うん。おやすみ。

黒孤

...

黒孤

(これから俺はどう生きれば良いんだろう。)

黒孤

(今日会った人は皆良い人だけど、)

黒孤

(他にどんな人が居るかも分からないし、)

黒孤

(その人が俺をどうしようとするかも分からない。)

黒孤

(というか...)

マジでここ幻想郷じゃん...!?

黒孤

(今日あった事大体受け入れてたけど、)

黒孤

(明らかに全部おかしいよね..?)

黒孤

(魔法や、お札。)

黒孤

(それに魔理沙..さんの言い方..)

黒孤

(魔法が当然にある事どころか、)

黒孤

(「能力」を使う人がそんなたくさん居るって事だろ..?)

黒孤

(ん?じゃあ..)

黒孤

(俺の知ってるキャラクター全員居るって事でしょ?)

黒孤

じゃあ、

黒孤

(「あの人」も居るのかな...!?)

黒孤

(あ、でもまず、)

黒孤

(基本的な弾幕覚えないとな..)

黒孤

(でも、)

黒孤

(人里で魔理沙が最初に見せてくれた魔法くらいなら多分使えるだろうし、)

黒孤

(でも厳しい..か)

黒孤

(俺は能力はともかく、)

黒孤

(どんな攻撃が出来るかも分からないんだもんな..)

黒孤

(考えるのはやめて、寝よう。)

人間。

黒孤

(...?)

あなたはどう足掻いてくれるのかしら..?

逃れる事のできない、

「紅い霧」の異変から。

黒孤

...!?

黒孤

(今、声が...?)

黒孤

(気のせいだとしても、)

黒孤

何故か胸騒ぎがする..

黒孤

(もう良い。寝よう。)

博麗霊夢

起きなさい、黒孤。朝よ。

黒孤

んッ..

黒孤

もう朝か..

博麗霊夢

寝起きで悪いけど、

博麗霊夢

早速「弾幕」を習うわよ。

黒孤

昨日話してたあれか..

博麗霊夢

まず基本から行くわよ。

黒孤

はい。

博麗霊夢

まず、そうね。あなたは経験がないから..

博麗霊夢

少し精神を集中させて見て。

黒孤

わかった。

黒孤

ふッッ

博麗霊夢

...!

博麗霊夢

(すごいわね。)

博麗霊夢

(初めてでここまで弾幕の素質を感じ取れるなんて..)

博麗霊夢

(かなりの逸材、かしら!)

黒孤

そ、それで?

博麗霊夢

そしたら、

博麗霊夢

集中して溜めた気を解き放つ感じで飛ばす!

黒孤

はッ!!

ギュイン..

ボンッ!

黒孤

す、すごい!

黒孤

本当に出た!

博麗霊夢

やはりね。

黒孤

えっ?

博麗霊夢

..黒孤。

博麗霊夢

あなたには素質があるわ。

黒孤

マジで?

博麗霊夢

ここまで早く習得するとは思わなかったからね..

博麗霊夢

でも、能力が分からないわね..

博麗霊夢

黒孤。あなたにどんな能力があるか見させてもらうわ。

黒孤

分かった。

博麗霊夢

..行くわよ。

フッ

博麗霊夢

...!!

黒孤

ど、どう?

博麗霊夢

この感じ..そうね、

博麗霊夢

まだ制御出来てないから使えてないと思っているようだけど、

博麗霊夢

あなたにはもう能力が身に付いているわよ。

黒孤

そうなのか?

黒孤

何も感じないけど..

博麗霊夢

...ちょっと未来を想像してみて。

黒孤

わ、分かった。

黒孤

...

博麗霊夢

どう?何か感じた?

黒孤

失礼だけど..

黒孤

魔理沙さんがほうきで飛んでくるけど、

黒孤

ほうきから落ちて転ぶ姿が見えた...

博麗霊夢

...!

博麗霊夢

バッ!

霧雨魔理沙

よー、霊夢と黒孤ー。

霧雨魔理沙

ってん?

霧雨魔理沙

あれ?

霧雨魔理沙

落ちる!うわぁぁぁぁ!!

ベシャッ

霧雨魔理沙

痛っててて..

霧雨魔理沙

まさか私ともあろう魔法使いがほうきから落ちるなんて...

博麗霊夢

...見たでしょ?黒孤!

黒孤

...も、もしかして、

霧雨魔理沙

ん、どうしたんだ2人とも?

黒孤

俺の持つ能力って...

博麗霊夢

恐らくだけど、

博麗霊夢

「未来が見える程度の能力」、ね

黒孤

て、程度?

博麗霊夢

あ、ごめん言ってなかったわね。

博麗霊夢

程度って言うのは、

博麗霊夢

現時点での能力がそれだけど、

博麗霊夢

それ以上に進化する可能性があるから、

博麗霊夢

「程度」なのよ。

黒孤

なるほど。

霧雨魔理沙

え?まさか黒孤..

霧雨魔理沙

もう能力使えるのか!?

黒孤

そう..らしい。

霧雨魔理沙

ほえー、こりゃびっくりだな。

霧雨魔理沙

薄々勘付いてはいたが、

霧雨魔理沙

まさかこんな早く開花するとはな!

博麗霊夢

そうね。

黒孤

じゃ、じゃあ、

黒孤

能力はもう使えるって事?

博麗霊夢

そう言うことになるわね。

霧雨魔理沙

とりあえず霊夢。

霧雨魔理沙

試しにこいつに何か試してもらうか?

博麗霊夢

そう..ね。

霧雨魔理沙

なあ黒孤!

黒孤

な、何?

霧雨魔理沙

ちょっとおつかいを頼みたいんだが...

黒孤

いいよ。

霧雨魔理沙

じゃあ人里まで頼むな。

霧雨魔理沙

買うものは...

黒孤

分かった。

黒孤

行ってきます!

博麗霊夢

あ、それと黒孤。

黒孤

ん?

博麗霊夢

このお札を渡すから、

博麗霊夢

少しでも未来が見えたら、

博麗霊夢

テレパシーで伝えてくれないかしら?

黒孤

分かった。

黒孤

んじゃ行ってきます!

黒孤

綺麗な桜...

黒孤

春を思い出すな..

黒孤

...ちょっとやってみるか。

黒孤

...

黒孤

博麗霊夢「何か感じ取れた?」

黒孤

えーと、

黒孤

謎の妖精?みたいなのが、

黒孤

浮きながらこっちに近づいて来る..

霧雨魔理沙「それは多分、春の妖精、リリーホワイトだな!」

博麗霊夢「弾幕は使って来るけど、あなたなら大したことないでしょう。頑張って。」

黒孤

え?え?

フワフワ

リリー・ホワイト

春ですよー!

黒孤

え?え?

リリー・ホワイト

あれ?そこのあなたは春らしくないですねー。

リリー・ホワイト

あなたも春にしちゃいます!

黒孤

え?

リリー・ホワイト

春符!

リリー・ホワイト

サプライズスプリング!

黒孤

うわぁ!?

黒孤

避けねえと!

黒孤

くっこっちもくらえ!

ボンッ!

リリー・ホワイト

春じゃ無いです...サァー

黒孤

き、消えた?

霧雨魔理沙「早かったな!勝ったみたいだぞ!」

博麗霊夢「初めての戦いでここまでとは..やるわね。」

黒孤

あ、ありがとう。

霧雨魔理沙「霊夢、お前もすぐ抜かされちゃうんじゃないか?」

博麗霊夢「人の心配より先に、自分の心配をしたらどう?」

霧雨魔理沙「言ったなぁー!?」

黒孤

と、とりあえず先に進むよ。

???

なるほど。そこそこやるようね。

???

その様ですね。

???

とは言えこの程度なら能力を出すまでも無いわね。

???

いえ、お言葉ですがお嬢様。

???

なあに?咲夜

???

彼はまだ能力が発現したばかり。

???

つまり、これからもまだまだ強くなる可能性が考えられます。

???

そう。

???

でも関係ないわ。

???

私が居る限りは。

???

能力の発現程度で喜ぶと言うなら、

???

能力を使いこなす私にいつか蹴落とされる日も近いでしょうね。

???

その通りです。

???

ですが、お嬢様?

???

何故彼にそこまでの執着を持つのですか?

???

お恥ずかしながら私の様な凡人には分かりません。

???

...別に彼自体に執着している訳じゃないのよ。

???

、というと?

???

彼の持つ能力。

???

それが私と少し似ていると言うのもあるけども、

???

彼からは謎の力、を感じるの。

???

その力は本人は気付いていない様だけど、

???

幻想郷を全て飲み込むかの様な..

???

それほどの力を感じるのよ。

???

考えすぎかも知れないけどね。

???

なるほど。彼には予想外のポテンシャルが秘められている、と。

???

そうよ。

???

その力は何処まで伸びるのでしょうか...

???

さあね。

???

まあこの話はここまでにしましょう。

???

咲夜、お茶菓子を用意して頂戴。

???

もちろんいつもの紅茶もね。

???

承知致しました、お嬢様。

前触れの無さすぎる転生で幻想郷に来た。

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