白の可能性

場は、変わり ー ラルム城 ー

雪の吹雪と共に、城へと戻った

スノア達。

アマラ)お姉様、おかえりなさい！

ほの)おかえり

スノア)ただいま、クレルは？

アマラ)クレルは、散歩に行かれましたわ

スノア)りゅんぬも一緒かな？

ほの)うん

スノア)なら、そっちの説明は後でいっか

アイ)ですね

自身のお城につき、確認したいことを済ませ

スノアは、リーデルとしろに目線を向け

スノア)改めて、自己紹介するね

私は、スノア・フリーズ。そして、こっちが

グレイシアの アイ。

アイ)(ぺこり)

アマラ)わたくしは、アマラ・アマール。

こちらが、ブースターのほのですわ♪

ほの)よろしく

それぞれが、改めて自己紹介を行い

リーデル)え、えっと、リーデル・メークリです！

よろしくお願いします！！スノア姫に、アマラ姫！

スノア)アマラは、まだしも私は、姫付けなくていいから！！

リーデル)え、でも、

スノア)私が言い言うんだからいいの

アイ)スノアは、姫扱いされるのが嫌いなんですよ

リーデル)そ、そうなんですか、、

それでは、スノアさん！

スノア)うん、まぁ、それならいっか…

アイ)ですね… 後、貴方が しろ ですね？

スノアに対し、(やれやれ)と言うかのような顔を見せたあとに、しろに視線を移したアイ。

しろ)(頷く)

それぞれを確認して、一旦スノアは深呼吸をして落ち着き アマラに目線を送り

アマラ)はい♪ ほの、いきましょ

ほの)うん

2人は、その場から去っていった

リーデル)アマラさんは、どこへ？

スノア)アマラは、散歩に行っただけよ

それよりも、まずはその しろ について教えるね

リーデル)？ はい！

そして、スノアは、

しろ。が

色違いのイーブイという、特殊なポケモンであることを説明をした。

リーデル)ポケモンって、現実にいるんだ…

スノア)因みに、アイや、ほのもポケモンよ

リーデル)ふむ…それで、私はなんで呼ばれたのでしょうか？

スノア)その話をする前に、しろ？

しろ)？

スノアの説明を不安げに聞き、名を呼ばれ

スノアの顔を見ると

スノア)貴方のこと、リーデルに話してもいい？

しろ)……うん。

リーデル)？

スノア)えっとね

しろ。このイーブイは、他のイーブイの中でも特別なイーブイ。色違いであると言うこと

他とは違うことで中々トレーナーが見つからず悩んでいること。

その事についてを、リーデルに話した。

リーデル)(………)

スノア)それでね、私の知り合いにちょーと頭いい人…ｲﾔｶﾅﾘｱﾀﾏｲｲﾝﾀﾞｹﾄﾞ((ﾎﾞｿｯ…

その人が、この子を貴方のパートナーにしたらどうか？って言う相談をされてね

しろ)！？

リーデル)私！？てか、その人だれ！？

スノア)いやまぁ、そうなるよね

アイ)(頷く)

スノア)その人ね、未来と過去を見る力を持っているのだけど それで貴方のことをちょっと調べたみたいなの

リーデル)私のこと、？

スノア)その人曰く あなたにも、この しろと似た悩みを持つということがわかったと…

リーデル)…！！

しろ)え、？

リーデル)…そうなの、私は生まれつき

2つの、この2つの色をした目。オッドアイとして産まれた

けど、周りとは違うから

多くの人に怖がられ、邪険に扱われてきた。

しろ)！！！

リーデル)最初は、辛かったけど だんだんと慣れてきて、、そしてある事に気づいてからは…

スノア)そのある事は？

リーデル)相手と目を合わせたり、笑顔を見せるだけで相手を喜ばせたり助けたりできる。

そんな不思議な力があると

しろ)(それでさっき…)

リーデル)少しでも相手を助けれたり、喜ばせれる

そんな自分がいるなら そうしたいと思った

でも、やっぱり心が折れるときがあって、

スノア)それであの湖に…？

リーデル)そう、あそこは何となく落ち着くから

スノア)(美希の道具で、アマラの力を湖に与えたからなんだよね…)

しろ)……

リーデル)もし、、しろが良ければ

私、パートナーになりたい！！

しろ)…！！！！

リーデルは、自分について話し少し暗い表情だったが再びいつもの明るい笑顔になり

しろと向き合った

リーデル)貴方の色、私は好きだよ

私も自分を好きになる…だから

今は、無理でも一緒に自分の色を好きになろ？

しろ)………

リーデルのその言葉に、しろは困惑顔と共に

涙を浮かべ

しろ)わたし…も…リーデルのパートナーになりたい…泣

リーデル)！！！

スノア)決まりだね

しろ)今まで、わたしのこの色を好きと褒めてくれた人は沢山いたけど……

リーデルの言葉が一番、嬉しかった。

リーデル)しろ…！！

しろ)ほんとうに、、わたしのトレーナーになってくれるの？

リーデル)もちろん！！！

アイ)スノア、これを

アイは、2人の言葉を聞き

スノアに、ボールを受け渡した

スノア)ありがとう、アイ。

リーデル、ポケモンはこのボールに入れることで

正式にパートナーとなるの

リーデル)ありがとうございます！スノアさん！！

スノア)お礼は、いいから 早くパートナーにしてあげて？

リーデル)はい！

スノアから、”プレミアボール” を受け取り

しろ と向き直る。

リーデル)いくよ！しろ！

しろ)待って！

リーデル)？

しろ)しろは、育て屋さんにいた時

他のイーブイと分かりやすくする為に付けられた名前なの

リーデル)( ¯꒳¯ )ﾌﾑﾌﾑ

しろ)だから、、リーデルに名前を考えて貰いたい

リーデル)名前かー！！

うーーーん、、

リーデルは、数分悩み

「よしっ！」と言葉を発して

リーデル)白くて小さい、妖精の様に可愛く

不思議な出会いを意味として…

“ エルフ ” でどう？！

そう問いかけボールを向ける

その言葉に涙と笑顔を向け ボールに駆け寄り

ボールに入った。

3回の揺れと共に ゲット。

スノア)これで正式にパートナーへとなった、と

リーデル)名前、気に入ってくれたのかな、？

アイ)そうじゃなきゃ ボールに入りませんよ

リーデル)そっか、！！

少し不安げな表情で、呟き

アイの言葉で不安から喜びの顔を見せ

元気よく 上に ボールを投げ こう叫ぶ

“ 出てきて ！ エルフ！ “

白の可能性 ー 完 ー